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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!
1242.第2王子派閥と第3王子派閥の学生の指導に、ボク、サブリー、ユージュアルは携わらないの。なぜなら、近衛別働隊の隊員ではないからなの。
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悪くない話なの。
「ボク達、近衛別働隊が貴族学校にいる時間に限定し、第2王子派閥と第3王子派閥の学生が、ボク達近衛別働隊の隊員の指示に従う限り、ボク達近衛別働隊と行動を共にすることを許可するの。」
「急に形式張りましたね?」
と最年少学生の側近候補の1人の男子学生。
「お仕事だもの。」
「そういうものですか。」
側近候補の1人の男子学生は、今ひとつ、納得できない様子なの。
他の側近候補の男子学生も、もっとフランクでいいのに、と考えているのが、透けて見えるの。
最年少学生の公爵子息が態度を切り替えたのは、ボクの仕事ぶりを見たからだと思うの。
「キミ達に、ボク達の仕事に支障をきたすような言動は慎むように、と言いたいところだけど。
キミ達には、正しく教えてくれる保護者がいるようには見えないの。
キミ達は、アラン、バージニ、リッチェル、ワイズから受け答えや、行動を学ぶこと。
指摘を受けたら、直す。
分からなければ、聞く。」
「フィリス、サブリー、ユージュアルは、どうして、教えないんですか?」
と最年少学生の側近候補の男子学生の1人。
ボク、サブリー、ユージュアルを呼び捨てにしているの。
教育が行き届いていないことは、明白なの。
「ボク達は、近衛別働隊の隊員には教えても、キミ達には教えないの。」
「どうしてですか?」
と側近候補の1人の男子学生。
「どうして、という質問が出てくること自体が、不勉強なの。
アラン、バージニ、リッチェル、ワイズだって、本来、キミ達に教育することは、業務に含まれていないの。」
「業務ですか?」
と最年少学生の側近候補の1人の男子学生は、不服そうなの。
「ボク達近衛別働隊が、今のままのキミ達と行動を共にすることは、リスクしかないの。
キミ達と行動することで、ボク達、近衛別働隊の仕事に支障が出るの。」
「なぜ、そんなことを言われなくてはいけないんですか?」
と最年少学生の公爵子息の側近候補の男子学生の1人。
「キミ達と同じ派閥の4人が、キミ達の指導をするのは、キミ達が不出来だからなの。
貴族学校に通う年齢になっても、キミ達が不出来なのは、キミ達の家が、キミ達の教育を投げているということ。」
「よろしく頼む。」
と最年少学生の公爵子息。
最年少学生の公爵子息の側近候補の3人の男子学生は、何も発言しなかったけれど、ぎょっとしているの。
「第2王子派閥と第3王子派閥の近衛別働隊の幹部が、第2王子派閥と第3王子派閥の貴族学校に通う貴族子弟に指導する、というのが、ボクの中で、一番信用できる指導方法なの。」
「フィリスのお勧めにするのが一番安全だ。」
と最年少学生の公爵子息。
「グルリダ・ローバウルに対抗するために、かしら?」
最年少学生の公爵子息は、ボクの取り調べから学んだの。
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「急に形式張りましたね?」
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「お仕事だもの。」
「そういうものですか。」
側近候補の1人の男子学生は、今ひとつ、納得できない様子なの。
他の側近候補の男子学生も、もっとフランクでいいのに、と考えているのが、透けて見えるの。
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「キミ達に、ボク達の仕事に支障をきたすような言動は慎むように、と言いたいところだけど。
キミ達には、正しく教えてくれる保護者がいるようには見えないの。
キミ達は、アラン、バージニ、リッチェル、ワイズから受け答えや、行動を学ぶこと。
指摘を受けたら、直す。
分からなければ、聞く。」
「フィリス、サブリー、ユージュアルは、どうして、教えないんですか?」
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ボク、サブリー、ユージュアルを呼び捨てにしているの。
教育が行き届いていないことは、明白なの。
「ボク達は、近衛別働隊の隊員には教えても、キミ達には教えないの。」
「どうしてですか?」
と側近候補の1人の男子学生。
「どうして、という質問が出てくること自体が、不勉強なの。
アラン、バージニ、リッチェル、ワイズだって、本来、キミ達に教育することは、業務に含まれていないの。」
「業務ですか?」
と最年少学生の側近候補の1人の男子学生は、不服そうなの。
「ボク達近衛別働隊が、今のままのキミ達と行動を共にすることは、リスクしかないの。
キミ達と行動することで、ボク達、近衛別働隊の仕事に支障が出るの。」
「なぜ、そんなことを言われなくてはいけないんですか?」
と最年少学生の公爵子息の側近候補の男子学生の1人。
「キミ達と同じ派閥の4人が、キミ達の指導をするのは、キミ達が不出来だからなの。
貴族学校に通う年齢になっても、キミ達が不出来なのは、キミ達の家が、キミ達の教育を投げているということ。」
「よろしく頼む。」
と最年少学生の公爵子息。
最年少学生の公爵子息の側近候補の3人の男子学生は、何も発言しなかったけれど、ぎょっとしているの。
「第2王子派閥と第3王子派閥の近衛別働隊の幹部が、第2王子派閥と第3王子派閥の貴族学校に通う貴族子弟に指導する、というのが、ボクの中で、一番信用できる指導方法なの。」
「フィリスのお勧めにするのが一番安全だ。」
と最年少学生の公爵子息。
「グルリダ・ローバウルに対抗するために、かしら?」
最年少学生の公爵子息は、ボクの取り調べから学んだの。
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