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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!

1241.第2王子派閥と第3王子派閥の学生を束ねる最年少学生の公爵子息は、ローバウル公爵家のグルリダ・ローバウルと敵対し、ボクに?

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最年少学生の公爵子息の側近候補は、まだ心の整理に時間を必要としているの。

「私達は、何を見せられているのでしょうか?」
と側近候補の一人。

まだ呆然としている最年少学生の公爵子息に、ボクは言ったの。

「これ以上、待つ気はないの。

今すぐ、話し合いができないなら、後日、キミ達以外と話をするの、ボク。」

すると、最年少学生の公爵子息は、あさってから戻ってきたの。

「貴族学校では、これから、私達、第2王子派閥と第3王子派閥と行動を共にしてもらいたいのです。」
と最年少学生の公爵子息。

「ボクにその要求をしてくる理由は、何かしら?」

「フィリス。
さっきの部屋には第2王子派閥と第3王子派閥の学生が集合していました。

全員ではありません。
8割方は、あの部屋にいたと言えます。

フィリスに確認したいことがあります。」
と最年少学生の公爵子息。

「どうぞなの。」

「あの部屋にいた学生が、派閥としての役割を果たす日は来ないと私は考えています。

近衛別働隊総司令として、フィリス、この認識は合っていますか?」
と最年少学生の公爵子息。

最年少学生の公爵子息は、近衛別働隊総司令としてのボクと話をしたいようなの。

ボクの仕事ぶりを見たから、秘密を打ち明ける決心をした、ということかしら。

「あの部屋にいた学生は、男女も年齢も問わず、派閥と家からは、関係を断つの。

学生達が、卒業まで学生生活が送れるかどうかは、今後の状況次第なの。」

「フィリス。
私達は、第2王子派閥と第3王子派閥の立て直しに動いていました。

近衛別働隊が貴族学校に来る機会を逃してはならない、と焦るあまりに、礼を失した行いをしたことをお詫びします。」
と最年少学生の公爵子息。

謝罪をしてきたの。

「二度はないの。

キミの謝罪は受け入れるの。

さっきの部屋にいた第2王子派閥と第3王子派閥の貴族学校の学生の現状は、惨状と言っていいの。

あの部屋にいた学生は、上から下まで、コーハ王国の貴族として、外に出せない出来だったの。

あの部屋にいた学生は、処罰されなければ、全員、人造人間の製造に関わったローバウル公爵家の仕事に就くの。」

「処罰ですか?」
と最年少学生の公爵子息。

「調査して、コーハ王国の貴族として許されないことをしていたと判明したら、処罰なの。

あの部屋にいた学生の親兄弟、場合によっては、親戚も調査対象になるの。

シンプルに言うと、第2王子派閥と第3王子派閥は、調査対象になるの。」

「分かりました。
その上で、第2王子派閥と第3王子派閥の学生は、近衛別働隊と行動を共にします。

第2王子派閥と第3王子派閥の乱れの原因は、ローバウル公爵家のグルリダ・ローバウルが引っ掻き回したせいだと、私達はにらんでいます。

私達だけでは、悔しいことに、グルリダ・ローバウルに対処しきれませんでした。

フィリスは、グルリダ・ローバウルと敵対しています。

貴族学校に通い第2王子派閥と第3王子派閥の学生は、フィリスにつきます。」
と最年少学生の公爵子息。

「グルリダ・ローバウルと敵対する意思を見せて、第2王子派閥と第3王子派閥は、グルリダ・ローバウルから距離をおく、ということかしら?」
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