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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!
1239.アランとバージニが、ユージュアルに落としにかかる宣言をしたの。
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「始める。」
とアラン。
何が始まるのかしら?
ボクとサブリーは、ユージュアルに注目したの。
ユージュアルは、うん、始めるか、と平坦な返事なの。
ユージュアルは、ボクの隣で椅子に座っているの。
ユージュアルは、何もしなくていいと言われているから、何もしていないの。
バージニが、ユージュアルの座っている椅子の背もたれに手をかけたの。
ユージュアルは、体をひねって、バージニの手の動きを見ているの。
バージニは、ユージュアルが座っている椅子を後ろにひいたの。
「へ?」
ユージュアルの体が、椅子の動きに合わせて揺れたの。
そうしたら。
ユージュアルの椅子の横に来たアランが、ユージュアルを抱き上げたの。
椅子から。
「「「え?」」」
ボク、サブリー、ユージュアルの3人とも、目が点になったの。
ユージュアルを抱き上げたアランは、バージニがひいた椅子に座り、抱き上げたユージュアルを、ボクに背中が見えるような横向きにして、膝の上に座らせたの。
「はい?どういうこと?」
とユージュアル。
「ユージュアルは、ボクに背中を向ける形で、外側を向いて、アランの膝に座っているの。」
「フィリス、解説ありがとう。
俺は、アランとバージニに状況を説明してほしい。」
とユージュアル。
「この体勢の方がいいから。」
とアラン。
「なにゆえ?」
とユージュアル。
バージニは、椅子の背もたれから手を離して、ユージュアルの顔側に立ったの。
「バージニ?」
とユージュアル。
バージニは、ユージュアルの顎の下に手を添えて、ユージュアルの顔を上げさせたの。
ユージュアルは、バージニにされるがまま、顔を上げて、バージニの顔を見上げたの。
ユージュアルと目があったバージニは、ふっと笑いながら、ユージュアルと視線を合わせたの。
「ユージュアルとの距離が近くなるだろう?」
とバージニ。
「なに、なに、なに!
何が起こった?
怖い、強すぎるんだけど。」
とユージュアルは、バージニの顔を見つめながら、アランの膝の上で固まっているの。
ユージュアルは、状況が怖すぎて、バージニから目が離せないみたいなの。
「いきなり過ぎたか?
俺達は、ユージュアルを怖がらせたいわけじゃないから、優しくする。」
とアラン。
「俺達?
俺達って言った?
今、俺達って言ったよなあ?」
とユージュアルは、顎に添えられたバージニの手の上で、椅子の背もたれ側に、ギリギリギリと顔を90度、向けたの。
ユージュアルは、アランの膝の上で、アランと見つめ合っているの。
「アラン。俺達って言うのは。」
とユージュアル。
「俺とバージニだよ。2人がかりだから、勿論手加減はするけれど、ユージュアルも落とされる覚悟はしておいて。」
とアラン。
ユージュアルは、アランとバージニの顔を交互に見たの。
アランとバージニは、ユージュアルにニコニコと微笑んでいるの。
ユージュアルは、呆気にとられた後、ぐったりと力を抜いて、アランとは反対側の、机側に体をひねって、机に突っ伏したの。
「男はいらない。男はいらない。
俺に男はいらないんだ!」
とユージュアルは、突っ伏したまま、机に向かって話しているの。
「俺達は、急がないから。安心していい。」
とバージニは、ユージュアルの背中を撫でたの。
「ユージュアルを慣らしながら、進めていくから、怖がらなくていい。
ユージュアル、起き上がれるか?」
とアラン。
とアラン。
何が始まるのかしら?
ボクとサブリーは、ユージュアルに注目したの。
ユージュアルは、うん、始めるか、と平坦な返事なの。
ユージュアルは、ボクの隣で椅子に座っているの。
ユージュアルは、何もしなくていいと言われているから、何もしていないの。
バージニが、ユージュアルの座っている椅子の背もたれに手をかけたの。
ユージュアルは、体をひねって、バージニの手の動きを見ているの。
バージニは、ユージュアルが座っている椅子を後ろにひいたの。
「へ?」
ユージュアルの体が、椅子の動きに合わせて揺れたの。
そうしたら。
ユージュアルの椅子の横に来たアランが、ユージュアルを抱き上げたの。
椅子から。
「「「え?」」」
ボク、サブリー、ユージュアルの3人とも、目が点になったの。
ユージュアルを抱き上げたアランは、バージニがひいた椅子に座り、抱き上げたユージュアルを、ボクに背中が見えるような横向きにして、膝の上に座らせたの。
「はい?どういうこと?」
とユージュアル。
「ユージュアルは、ボクに背中を向ける形で、外側を向いて、アランの膝に座っているの。」
「フィリス、解説ありがとう。
俺は、アランとバージニに状況を説明してほしい。」
とユージュアル。
「この体勢の方がいいから。」
とアラン。
「なにゆえ?」
とユージュアル。
バージニは、椅子の背もたれから手を離して、ユージュアルの顔側に立ったの。
「バージニ?」
とユージュアル。
バージニは、ユージュアルの顎の下に手を添えて、ユージュアルの顔を上げさせたの。
ユージュアルは、バージニにされるがまま、顔を上げて、バージニの顔を見上げたの。
ユージュアルと目があったバージニは、ふっと笑いながら、ユージュアルと視線を合わせたの。
「ユージュアルとの距離が近くなるだろう?」
とバージニ。
「なに、なに、なに!
何が起こった?
怖い、強すぎるんだけど。」
とユージュアルは、バージニの顔を見つめながら、アランの膝の上で固まっているの。
ユージュアルは、状況が怖すぎて、バージニから目が離せないみたいなの。
「いきなり過ぎたか?
俺達は、ユージュアルを怖がらせたいわけじゃないから、優しくする。」
とアラン。
「俺達?
俺達って言った?
今、俺達って言ったよなあ?」
とユージュアルは、顎に添えられたバージニの手の上で、椅子の背もたれ側に、ギリギリギリと顔を90度、向けたの。
ユージュアルは、アランの膝の上で、アランと見つめ合っているの。
「アラン。俺達って言うのは。」
とユージュアル。
「俺とバージニだよ。2人がかりだから、勿論手加減はするけれど、ユージュアルも落とされる覚悟はしておいて。」
とアラン。
ユージュアルは、アランとバージニの顔を交互に見たの。
アランとバージニは、ユージュアルにニコニコと微笑んでいるの。
ユージュアルは、呆気にとられた後、ぐったりと力を抜いて、アランとは反対側の、机側に体をひねって、机に突っ伏したの。
「男はいらない。男はいらない。
俺に男はいらないんだ!」
とユージュアルは、突っ伏したまま、机に向かって話しているの。
「俺達は、急がないから。安心していい。」
とバージニは、ユージュアルの背中を撫でたの。
「ユージュアルを慣らしながら、進めていくから、怖がらなくていい。
ユージュアル、起き上がれるか?」
とアラン。
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