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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!

1235.2度目まして?ユージュアルは、片手にチュッとされたの。サブリーは、2人の男子学生に迫られているの。最年少学生の公爵子息の側近候補?

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ボクは、気を取り直したの。

「ボクは、キミに惚れないの。

キミは、ボクが貴族学校でする予定だった授業の打ち合わせについて、どの程度、把握しているかしら?

ボクは、誰と打ち合わせをすることになっていたのか知っているかしら?」

「私がします。
私が信用できる学生を部屋に入れても構いませんか?」
と最年少学生の公爵子息。

最年少学生の公爵子息の側近候補かしら?

学生が増えるくらい、構わないの。

「打ち合わせに必要なら、入れるといいの。」

「入っていい。」
最年少学生の公爵子息が言うと。

部屋の扉が空いて、男子学生が3人入ってきたの。

「え!2度目?」
とユージュアル。

「うわ!また?」
とサブリー。

1人は、座っているユージュアルに歩み寄ると、上体を曲げて、ユージュアルの顔を真正面からみつめたの。

「2度目まして。」
と、男子学生はユージュアルの片手を取るなり、ユージュアルの手の甲に口づけたの。

「ぎゃああ。俺の手に何をする。」
とユージュアル。

ユージュアルは、すぐに、自分の手を引っこ抜いて、取り返したの。

「恥ずかしがり屋でも、いつかは。」
とユージュアルの手の甲に口づけた男子学生。

「俺は、恥ずかしがり屋じゃない。」
とユージュアル。

「恥ずかしくないのであれば、受け入れてもらわないと。

口づけは、ほんの挨拶。」
とユージュアルの手の甲に口づけた男子学生。

「恥ずかしがり屋じゃなくても、手の甲にチュッとされたら恥ずかしい!」
とユージュアル。

「慣れです。ユージュアルが慣れるまで続けます。」
とユージュアルの手の甲に口づけた男子学生は、真面目な顔して言ったの。

「やめろ。慣れたくない。」
とユージュアル。

サブリーは、2人の学生を見た途端、椅子から立ちあがったの。

大股でサブリーに歩み寄ってきた男子学生が、にっこりと笑いながら、サブリーの前で両腕を広げたの。

「抱きしめても?」
と男子学生。

「いいわけあるか。散れ。」
とサブリー。

「抱きしめる代わりに。」
と後からサブリーに近づいた男子学生は、サブリーの頬にかすめるように口づけたの。

「今、何をした。」
とサブリーは、口づけされた側の頬を押さえて、飛び退いたの。

「再会の挨拶を。」
とサブリーの頬に唇をかすめさせた男子学生は、にこり。

「いらない。二度とするな。」
とサブリー。

サブリーに向かって腕を広げていた男子学生は、もう一人の学生に威嚇しているサブリーに忍び寄ると、ぎゅっとサブリーを抱きしめたの。

「腕の中は、安全は保証します。」
ともう一人の男子学生。

「安全なわけあるか。」
とサブリー。

ボクは、楽しそうに見ている最年少学生の公爵子息の前で、机をとんとんして、注意をひきつけたの。

「キミ、お仕事に関係のない男子学生は、部屋の外に捨ててくるの。」
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