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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!

1223.ホーマリーのヒーローに、話を聞きたいと担当をホーマリーに派遣した国があったの。ホーマリーのヒーローは、説明する気があったの。

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「声明を出す本番前のリハーサルをしていたとき。

あんたの祖父さんを殺した下手人を捕まえて、公開処刑するという話が、ホーマリーに入ってきた。」
と後ろに隠れていた女子学生。

「俺達を公開処刑とか言い出したやつらは、ホーマリーに脅威を感じているんだから、ホーマリーが形勢を逆転するチャンスだという人と、世界中を一気に敵に回すのは良くない、という人がいて、声明を出すのは、意見がまとまってからにしようと決まった。」
と後ろに隠れていた男子学生。

「あんたの祖父さんが死んだせいで、意見はなかなかまとまらなかった。」
と後ろに隠れていた女子学生。

「国内の意見がまとまるまで、ホーマリーは声明を出せない。

毎日、話し合いをしても、決着はつかなかった。

ホーマリーは、皆で話し合って決める国だ。

話し合って意見をまとめないと実行に移せないのに、意見が割れていた。

俺達は、一刻も早く声明を出したかった。

ホーマリーの存在を世界に知らしめる、絶好のチャンスを逃したくなかった。

ある日。
ホーマリーのヒーローについて、国外から問い合わせがあった、と言われた。

ホーマリーのヒーローが非武装中立地帯で揉めていたことについて、ホーマリー側の説明を聞きたいという国がいくつもある、と。」
と後ろに隠れていた男子学生。

「私達は、説明してやる、と言った。

何度でも、何人でも、説明してやる、と。」
と後ろに隠れていた女子学生。

「俺達は、説明する気でいたが、説明しないで、のらりくらりと誤魔化す方がいい、という意見も出て、ここでも、意見がまとまらなかった。」
と後ろに隠れていた男子学生。

「ホーマリーが、回答を決めかねているうちに。

待ち切れないから、ホーマリーに担当を派遣して、説明を聞きにくる、という国があらわれた。

私達は、来るなら、来いと準備をしていた。

でも、私達が説明をする機会はなかった。

私達が説明する前に、外国から来た担当に説明したやつらがいた。

私達は、勝手に説明したやつを後でぶっ潰すことに決めて、外国から来た担当に説明しにいこうとした。」
と後ろに隠れていた女子学生。

「説明した記憶はないから、説明しにいくことはできなかったと思う。

俺達は、外国の担当に説明に行こうとして死んだんだ。」
と後ろに隠れていた男子学生。

「私達はまた転生した。今度は生まれたときから、意識があった。

よく分からないままに、ホーマリーがどうなったかを調べた。

私達は、ホーマリーのヒーローは、輝かしい経歴や貢献を全てなかったことにされていた。

ホーマリーの歴史に、ヒーローの痕跡は残っていなかった。」
と後ろに隠れていた女子学生。
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