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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!

1213.19年前、【神々の子ども達】の土地とその非武装中立地帯で起きた無差別襲撃の真相と動機を語る実行犯の2人、ホーマリーのヒーロー。

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ボクは、ゆっくりと言葉を繋ぐの。

ボクは、取り調べをしているのだもの。

取り乱さないの。

何を聞いても、情報として処理するの。

ボクは、聞くの。

「ホーマリーは、誰に、誰が正しいかを分からせてやることにしたのかしら?」

「【神々の子ども達】と【神々の子ども達】を崇めるやつら全部。」
と後ろに隠れていた男子学生。

【神々の子ども達】を大切にするのは、この世界の住人なら当然なの。

ホーマリーのヒーローは、この世界の住人の在り方を変えようとした、ということかしら。

ボクは、何でもないような顔と声を維持したの。

「どのようにして?」

「空爆。と言っても理解できない?

この世界に住んでいるやつの賢さなんか、たかが知れている。

平民国家だと甘く見たホーマリーに手も足も出なかったやつらしかいない。

ホーマリーのヒーローだった私達の足元にも及ばないやつらばっか。」
と後ろに隠れていた女子学生は、鼻で笑う。

「キミの言う空爆は、異世界の何かしら?」

ボクは、当時のことを思い出して、記憶と照らし合わせながら、話を聞くことにしたの。

足りない点に気づいたら、すぐに聞けるように。

後ろに隠れていた男女の学生は、顔を合わせて、笑ったの。

「剣と魔法の世界のやつらに、ホーマリーの最新兵器には勝てっこないと思い知らせることにした。」
と後ろに隠れていた男子学生。

「具体的に、何をしたのかしら?」

「私達は、ホーマリーにいたまま、ボタン一つで爆撃機を飛ばして、大量に爆弾を落としてやった。

この世界にいるやつらは、爆弾とか、ミサイルとか、言われても分からないから、説明するだけ無駄?」
と、後ろに隠れていた女子学生は、半笑いで小首をかしげるの。

「無駄じゃないの。」

19年前の実行犯は、ホーマリーにいたの。

遠隔攻撃だったの。

「人感センサー付きのミサイルは、もったいないから、爆撃機に人感センサーを搭載してやった。

人感センサー付きだから、どこまでも追いかけて、生きているやつは、1人も逃さない。」
と後ろに隠れていた女子学生。

「どうして、そんなに人を殺そうとしたのかしら?」

「この世界のやつらは、軒並み、根性も頭も悪い。

ホーマリーのヒーローとホーマリーを馬鹿にした報いを受けないと、何が悪かったのか分からないやつらしかいなかった。

根性と頭が悪いやつらは、少ない方がいいんだ。」
と後ろに隠れていた男子学生。

「剣と魔法の遅れた世界をもっと便利に変えるという崇高な目的を持って、世界に飛び出そうとしたヒーローをホーマリー人だからと、二度と蔑ませないために必要なこと。

二度とホーマリー人を締め出すことができないように。

こてんぱんにして、私達、ホーマリーのヒーローの実力を分からせてやった。」
と後ろに隠れていた女子学生。
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