1,168 / 1,440
第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!
1169.人造人間の女子学生は、グルリダ・ローバウルが、婚約者を作っていない理由を暴露したの。女子学生自身の意図しない形で、衝撃を与えたの。
しおりを挟む
ボクが男性担当者にだした提案に真っ先に反応したのは、第2王子派閥と第3王子派閥に所属しない女子学生。
女子学生は、信じられない、頭が悪い、とボクに言ってきたの。
「何がかしら?」
「グルリダと結婚する?
グルリダが、そのへんの男と結婚なんてするわけがない。
グルリダは、一流の逆ハーレムが欲しいんだから。
婚約者を作ったら、婚約者以外とデートすることは浮気になる。
だから、グルリダは婚約者を作っていないと言っていた。
グルリダが婚約したいと言えば、簡単に婚約は整う。
グルリダは、公爵家の跡継ぎだから。
婚約者がいるなら、結婚するまで自由に過ごしてもいい風潮じゃないんだって。
婚約者以外と遊ぶと責められるんだって。
前は、婚約者が早くに出来て嫌な思いをしたんだって。
今回、婚約者はぎりぎりまで作らないし、結婚も急がない。
前に、謳歌できなかった青春を取り戻すって、グルリダは張り切っている。
結婚してから不倫するのは不誠実だから、結婚前に思いっきり、自由に羽根を伸ばすんだって。
結婚するのは、逆ハーレムの主役になってから。
結婚相手は、逆ハーレムの中から吟味して選ぶつもりだって言っていた。
結婚しても、グルリダは逆ハーレムを解散しないように頑張るって。
グルリダは、前に叶わなった夢を叶えるために、今回は、ずっと頑張ってきた。
私もグルリダがお母さんになるのは嫌。」
と女子学生。
女子学生は、本人が意図しないままに、グルリダ・ローバウルが、貴族社会で生きていくには致命的となる性癖を暴露したの。
女子学生の話した内容は、貴族令嬢としては、醜聞に該当するの。
男遊びに興じたいから、婚約者を作らないと、考えて、それを迂闊にも、誰かに話せるグルリダ・ローバウル。
貴族令嬢の役割や貴族社会の常識が、グルリダ・ローバウルにも備わっていないことを意味しているの。
人造人間の女子学生は、グルリダ・ローバウルがアウトではないと判定している判断基準をそのまま受け入れていると、ボクは思うの。
女子学生自身で、この世界について学んでいないから、女子学生は、自身の発言が、これからのグルリダ・ローバウルに不利に働くとは思っていないの。
女子学生は、グルリダ・ローバウルが男性担当者と結婚するという話が進んでほしくなかったから、グルリダ・ローバウルが結婚しない理由を、ボクや男性担当者に理解してもらいたくて喋っているもの。
グルリダ・ローバウルが、女子学生に話して聞かせたであろう、グルリダ・ローバウルが男性担当者と結婚しない理由は、グルリダ・ローバウルの武器となる極秘情報だったの。
この部屋にいる学生、女性担当者、男性担当者のうち、極秘情報だと気づいた面々は、暴露された情報を頭の中で、どう扱うのがいいか、考え始めたの。
「キミのお話では。
グルリダ・ローバウルは、この世界で生まれた前世があって、前世で逆ハーレムが叶わなったから、今世は逆ハーレムを叶えるために生きている、ということかしら?」
焦らず騒がず。
ボクは、もっと話を引き出すの。
この部屋にいる学生と担当者には、極秘どころか、機密情報の共有と一蓮托生が一生ついてまわるの。
逃げ出せない程の機密情報を与えて、逃げられないと自覚させるの、ボク。
女子学生は、信じられない、頭が悪い、とボクに言ってきたの。
「何がかしら?」
「グルリダと結婚する?
グルリダが、そのへんの男と結婚なんてするわけがない。
グルリダは、一流の逆ハーレムが欲しいんだから。
婚約者を作ったら、婚約者以外とデートすることは浮気になる。
だから、グルリダは婚約者を作っていないと言っていた。
グルリダが婚約したいと言えば、簡単に婚約は整う。
グルリダは、公爵家の跡継ぎだから。
婚約者がいるなら、結婚するまで自由に過ごしてもいい風潮じゃないんだって。
婚約者以外と遊ぶと責められるんだって。
前は、婚約者が早くに出来て嫌な思いをしたんだって。
今回、婚約者はぎりぎりまで作らないし、結婚も急がない。
前に、謳歌できなかった青春を取り戻すって、グルリダは張り切っている。
結婚してから不倫するのは不誠実だから、結婚前に思いっきり、自由に羽根を伸ばすんだって。
結婚するのは、逆ハーレムの主役になってから。
結婚相手は、逆ハーレムの中から吟味して選ぶつもりだって言っていた。
結婚しても、グルリダは逆ハーレムを解散しないように頑張るって。
グルリダは、前に叶わなった夢を叶えるために、今回は、ずっと頑張ってきた。
私もグルリダがお母さんになるのは嫌。」
と女子学生。
女子学生は、本人が意図しないままに、グルリダ・ローバウルが、貴族社会で生きていくには致命的となる性癖を暴露したの。
女子学生の話した内容は、貴族令嬢としては、醜聞に該当するの。
男遊びに興じたいから、婚約者を作らないと、考えて、それを迂闊にも、誰かに話せるグルリダ・ローバウル。
貴族令嬢の役割や貴族社会の常識が、グルリダ・ローバウルにも備わっていないことを意味しているの。
人造人間の女子学生は、グルリダ・ローバウルがアウトではないと判定している判断基準をそのまま受け入れていると、ボクは思うの。
女子学生自身で、この世界について学んでいないから、女子学生は、自身の発言が、これからのグルリダ・ローバウルに不利に働くとは思っていないの。
女子学生は、グルリダ・ローバウルが男性担当者と結婚するという話が進んでほしくなかったから、グルリダ・ローバウルが結婚しない理由を、ボクや男性担当者に理解してもらいたくて喋っているもの。
グルリダ・ローバウルが、女子学生に話して聞かせたであろう、グルリダ・ローバウルが男性担当者と結婚しない理由は、グルリダ・ローバウルの武器となる極秘情報だったの。
この部屋にいる学生、女性担当者、男性担当者のうち、極秘情報だと気づいた面々は、暴露された情報を頭の中で、どう扱うのがいいか、考え始めたの。
「キミのお話では。
グルリダ・ローバウルは、この世界で生まれた前世があって、前世で逆ハーレムが叶わなったから、今世は逆ハーレムを叶えるために生きている、ということかしら?」
焦らず騒がず。
ボクは、もっと話を引き出すの。
この部屋にいる学生と担当者には、極秘どころか、機密情報の共有と一蓮托生が一生ついてまわるの。
逃げ出せない程の機密情報を与えて、逃げられないと自覚させるの、ボク。
0
お気に入りに追加
350
あなたにおすすめの小説

囚われた元王は逃げ出せない
スノウ
BL
異世界からひょっこり召喚されてまさか国王!?でも人柄が良く周りに助けられながら10年もの間、国王に準じていた
そうあの日までは
忠誠を誓ったはずの仲間に王位を剥奪され次々と手篭めに
なんで俺にこんな事を
「国王でないならもう俺のものだ」
「僕をあなたの側にずっといさせて」
「君のいない人生は生きられない」
「私の国の王妃にならないか」
いやいや、みんな何いってんの?

実はαだった俺、逃げることにした。
るるらら
BL
俺はアルディウス。とある貴族の生まれだが今は冒険者として悠々自適に暮らす26歳!
実は俺には秘密があって、前世の記憶があるんだ。日本という島国で暮らす一般人(サラリーマン)だったよな。事故で死んでしまったけど、今は転生して自由気ままに生きている。
一人で生きるようになって数十年。過去の人間達とはすっかり縁も切れてこのまま独身を貫いて生きていくんだろうなと思っていた矢先、事件が起きたんだ!
前世持ち特級Sランク冒険者(α)とヤンデレストーカー化した幼馴染(α→Ω)の追いかけっ子ラブ?ストーリー。
!注意!
初のオメガバース作品。
ゆるゆる設定です。運命の番はおとぎ話のようなもので主人公が暮らす時代には存在しないとされています。
バースが突然変異した設定ですので、無理だと思われたらスッとページを閉じましょう。
!ごめんなさい!
幼馴染だった王子様の嘆き3 の前に
復活した俺に不穏な影1 を更新してしまいました!申し訳ありません。新たに更新しましたので確認してみてください!
【短編】乙女ゲームの攻略対象者に転生した俺の、意外な結末。
桜月夜
BL
前世で妹がハマってた乙女ゲームに転生したイリウスは、自分が前世の記憶を思い出したことを幼馴染みで専属騎士のディールに打ち明けた。そこから、なぜか婚約者に対する恋愛感情の有無を聞かれ……。
思い付いた話を一気に書いたので、不自然な箇所があるかもしれませんが、広い心でお読みください。
転生したけど赤ちゃんの頃から運命に囲われてて鬱陶しい
翡翠飾
BL
普通に高校生として学校に通っていたはずだが、気が付いたら雨の中道端で動けなくなっていた。寒くて死にかけていたら、通りかかった馬車から降りてきた12歳くらいの美少年に拾われ、何やら大きい屋敷に連れていかれる。
それから温かいご飯食べさせてもらったり、お風呂に入れてもらったり、柔らかいベッドで寝かせてもらったり、撫でてもらったり、ボールとかもらったり、それを投げてもらったり───ん?
「え、俺何か、犬になってない?」
豹獣人の番大好き大公子(12)×ポメラニアン獣人転生者(1)の話。
※どんどん年齢は上がっていきます。
※設定が多く感じたのでオメガバースを無くしました。

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

勘弁してください、僕はあなたの婚約者ではありません
りまり
BL
公爵家の5人いる兄弟の末っ子に生まれた私は、優秀で見目麗しい兄弟がいるので自由だった。
自由とは名ばかりの放置子だ。
兄弟たちのように見目が良ければいいがこれまた普通以下で高位貴族とは思えないような容姿だったためさらに放置に繋がったのだが……両親は兎も角兄弟たちは口が悪いだけでなんだかんだとかまってくれる。
色々あったが学園に通うようになるとやった覚えのないことで悪役呼ばわりされ孤立してしまった。
それでも勉強できるからと学園に通っていたが、上級生の卒業パーティーでいきなり断罪され婚約破棄されてしまい挙句に学園を退学させられるが、後から知ったのだけど僕には弟がいたんだってそれも僕そっくりな、その子は両親からも兄弟からもかわいがられ甘やかされて育ったので色々な所でやらかしたので顔がそっくりな僕にすべての罪をきせ追放したって、優しいと思っていた兄たちが笑いながら言っていたっけ、国外追放なので二度と合わない僕に最後の追い打ちをかけて去っていった。
隣国でも噂を聞いたと言っていわれのないことで暴行を受けるが頑張って生き抜く話です

前世である母国の召喚に巻き込まれた俺
るい
BL
国の為に戦い、親友と言える者の前で死んだ前世の記憶があった俺は今世で今日も可愛い女の子を口説いていた。しかし何故か気が付けば、前世の母国にその女の子と召喚される。久しぶりの母国に驚くもどうやら俺はお呼びでない者のようで扱いに困った国の者は騎士の方へ面倒を投げた。俺は思った。そう、前世の職場に俺は舞い戻っている。
公爵家の次男は北の辺境に帰りたい
あおい林檎
BL
北の辺境騎士団で田舎暮らしをしていた公爵家次男のジェイデン・ロンデナートは15歳になったある日、王都にいる父親から帰還命令を受ける。
8歳で王都から追い出された薄幸の美少年が、ハイスペイケメンになって出戻って来る話です。
序盤はBL要素薄め。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる