フィリス・ガランの近衛生活

第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が！

1147.第2王子派閥と第3王子派閥に所属しない女子学生は、ローバウル公爵家の嫡女と同じ言葉選びなの。地味平凡、逆ハーレム解散。

サブリーの準備が整ったの。

第2王子派閥と第3王子派閥に所属しない女子学生に話を続けさせるの。

女子学生の話を聞いて、全員、一蓮托生になるの。

学生は、ボクに鍛え直されなさいなの。

女性担当者にも、ボクはお仕事を用意するの。
女性担当者は、お仕事にあぶれる心配をしなくていいの。

男性担当者には、女子学生の知らないことを供述させるの。

「キミの生物学上の両親は、男女の関係にならなかったけれど、キミは、母親から生まれた、という理解でいいのかしら？」

「へえ。私の話を理解できる人なんだ。

体で男を渡り歩いて、引き留めているという話はきいていたけど。

体だけじゃなく頭も使えるんだったら、体を使うのも計画的？
意外と賢かったりする？」
と第2王子派閥と第3王子派閥に所属しない女子学生は驚いているの。

第2王子派閥と第3王子派閥に所属しない女子学生は、ボクに対する先入観を持ちすぎじゃないかしら。

「キミ、ボクが体を使っているという噂は、誰から聞いたのかしら。
キミは、誰が話しているのを聞いたのかしら？」

「誰っていうか、皆？
話していない人の方が少ない。
地味平凡が最強逆ハーレムを作っているのは、事実なんだから。
色々言われるのが気に入らないなら、逆ハーレムをやめれば？
逆ハーレム解散！解散！」
と第2王子派閥と第3王子派閥に所属しない女子学生は、ローバウル公爵家の嫡女と同じ主張をするの。

ローバウル公爵家の嫡女と接触済みかしら。

第2王子派閥と第3王子派閥に所属しない女子学生が、異世界転生する前の世界での感覚で、ボクをとらえていて、ローバウル公爵家の嫡女との接触がなかったというなら。

ローバウル公爵家の嫡女とこの女子学生は、同じ価値観がある異世界から異世界転生した、ということになるの。

元ビーイット公爵家の次男、ローバウル公爵家の嫡女と、第2王子派閥と第3王子派閥に所属しない女子学生。

3人は、同じ異世界からの異世界転生者ということになるの。

「キミが言う皆について、一人ずつ、名前をあげていくの。姓名どちらも、なの。」

「名前を知らない人もいるけれど。」
と第2王子派閥と第3王子派閥に所属しない女子学生。

「名前と一緒に、身体的特徴、髪の色や長さ、瞳の色、身長、性別、声の高低も、あわせて話すの。」

「私が、名前を言う人に手を挙げさせたら？」
と第2王子派閥と第3王子派閥に所属しない女子学生。

「この部屋にいる誰かなら、キミが、どの位置にいるか、まで話すの。」

「手を挙げさせるとか、冗談に決まっている。
本気にとられても。

噂しているのは誰か知りたいときは、内緒で教えて、と頼まないと。」
と第2王子派閥と第3王子派閥に所属しない女子学生。

「取り調べなの。内緒じゃないの。」

「内緒じゃないなら、言わない。」
と第2王子派閥と第3王子派閥に所属しない女子学生。

ボクに、話を聞いてもらえて、喜んでいるのかしら。

未だに、取り調べであることを理解しないままなの。

世間から隔離して育てたのかしら。