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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!
1075.騎士学校には、誰が行く?『フィリスお兄様がいく。わたしが行ったら、ぷちっとしたくなる。』
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「マーゴット様が、騎士学校に?」
とダンシェル。
「わたしは、下準備をする。
騎士学校には、フィリスお兄様と、三人が行きなさい。
増員するなら、上は、伯爵家まで。
場合によっては、タマキも同行させなさい。」
とマーゴット。
「やったー!」
と喜ぶタマキ。
尻尾を振って、ハイタッチする二匹のコワニ。
マーゴットは、ご機嫌なコワニに水を差す。
「コワニは、置いていきなさい。」
とマーゴット。
コワニの尻尾が、ぴたっと動きを止める。
目玉を細めたり、開いたりするコワニ。
「コワニが、一緒に行きたい、なんでダメか聞いて、と言っているっぽいんだけど。」
とタマキ。
「コワニを両手に持ったタマキを従えたフィリスお兄様が、平民の学校に行くとどういうことが起きる?」
とマーゴット。
「脅しにきた、ように見える。」
とタマキ。
「脅すためじゃなく、女子学生の心を折って、騎士学校にフィリスお兄様の味方を作るために行く。
騎士学校の学生に、フィリスお兄様に対する恐怖心や反感を持たせる目的ではない。
コワニは、待機。
学習させる相手は、女子学生じゃなく、ナーレーン伯爵家。
ナーレーン伯爵家には、貴族しかいない場所で、学習させる。
こちらは、フィリスお兄様でなくてもいい。」
とマーゴット。
「マーゴットさんは、色々考えながら、計画を立てられるんだ。」
と感心しているタマキ。
「わたしは、フィリスお兄様のように寛大で慈悲深い振る舞いはしない。
わたしは、騎士学校に行ったら、女子学生のみならず、ぷちっとしたくなる。
ぷちっとしてしまうと、困る人もいるから、わたしは行かない。」
とマーゴット。
「ぷち?響きは、可愛いけど?
なんで、マーゴットさんがぷちっとしたら、困る人が?
フィリスに良くない行いをしている人だから、マーゴットさんがぷちっとしても、兄の仇として納得されるんじゃ?」
とタマキ。
「ナーレーン伯爵家ゆかりの女子学生が在籍している間、ナーレーン伯爵家は、騎士学校に寄付しているから、伯爵家からの寄付が途中からなくなると困るだろうな、騎士学校は。」
とダンシェル。
「女子学生に問題があっても、ナーレーン伯爵家からの寄付が出てくる間は、女子学生は在籍するよ。
寄付をケチり出したら、退学かな。」
とロウウェル。
「金づるじゃん?」
とタマキ。
「貴族ゆかりのものが在籍している間は、騎士学校も金がかかる。」
とレイモンド。
「騎士学校の学生にすれば、貴族の一端に触れる貴重な機会。
貴族の類似品で貴族じゃないが。
金をかけてもらって学校にいる、貴族ゆかりの同級生は、貴族との付き合い方の予行練習。
貴族に馴れ馴れしくするのは危険だと学習することができる。」
とダンシェル。
「騎士学校にいる貴族ゆかりの学生は、ヤバい人しかいない?」
とタマキ。
「ナーレーン伯爵家の女子学生は、ヤバさが頭三つ分飛び出している。
平民の中で、平民でありながら貴族の恩恵を受けて生きている人間は、歪になるから、普通の枠からはみ出る。」
とレイモンド。
「貴族みたいな振る舞いをする平民には、平民も貴族も近寄らない。
平民の中には金づるとして、貴族ゆかりの人に接触する者もいるよ。」
とロウウェルの邪気のない補足。
「女子学生を窓口にして、ナーレーン伯爵家から金を引っ張ってくる計画?」
とタマキ。
「最終的に、ナーレーン伯爵家が、女子学生もろとも、まとめて始末もあり得るから、まともな思考回路の平民は、近づかない。」
とレイモンド。
「口封じ?」
とタマキ。
「女子学生は、ナーレーン伯爵家の名を汚し、ナーレーン伯爵家を裏切る行為で罰を受ける。
女子学生を利用しようとした平民は、問答無用。
間者が平民に扮していることもある。
掃除が終わると、すっきりした、となるよ。
ナーレーン伯爵家は、どうするのかな?」
とロウウェル。
とダンシェル。
「わたしは、下準備をする。
騎士学校には、フィリスお兄様と、三人が行きなさい。
増員するなら、上は、伯爵家まで。
場合によっては、タマキも同行させなさい。」
とマーゴット。
「やったー!」
と喜ぶタマキ。
尻尾を振って、ハイタッチする二匹のコワニ。
マーゴットは、ご機嫌なコワニに水を差す。
「コワニは、置いていきなさい。」
とマーゴット。
コワニの尻尾が、ぴたっと動きを止める。
目玉を細めたり、開いたりするコワニ。
「コワニが、一緒に行きたい、なんでダメか聞いて、と言っているっぽいんだけど。」
とタマキ。
「コワニを両手に持ったタマキを従えたフィリスお兄様が、平民の学校に行くとどういうことが起きる?」
とマーゴット。
「脅しにきた、ように見える。」
とタマキ。
「脅すためじゃなく、女子学生の心を折って、騎士学校にフィリスお兄様の味方を作るために行く。
騎士学校の学生に、フィリスお兄様に対する恐怖心や反感を持たせる目的ではない。
コワニは、待機。
学習させる相手は、女子学生じゃなく、ナーレーン伯爵家。
ナーレーン伯爵家には、貴族しかいない場所で、学習させる。
こちらは、フィリスお兄様でなくてもいい。」
とマーゴット。
「マーゴットさんは、色々考えながら、計画を立てられるんだ。」
と感心しているタマキ。
「わたしは、フィリスお兄様のように寛大で慈悲深い振る舞いはしない。
わたしは、騎士学校に行ったら、女子学生のみならず、ぷちっとしたくなる。
ぷちっとしてしまうと、困る人もいるから、わたしは行かない。」
とマーゴット。
「ぷち?響きは、可愛いけど?
なんで、マーゴットさんがぷちっとしたら、困る人が?
フィリスに良くない行いをしている人だから、マーゴットさんがぷちっとしても、兄の仇として納得されるんじゃ?」
とタマキ。
「ナーレーン伯爵家ゆかりの女子学生が在籍している間、ナーレーン伯爵家は、騎士学校に寄付しているから、伯爵家からの寄付が途中からなくなると困るだろうな、騎士学校は。」
とダンシェル。
「女子学生に問題があっても、ナーレーン伯爵家からの寄付が出てくる間は、女子学生は在籍するよ。
寄付をケチり出したら、退学かな。」
とロウウェル。
「金づるじゃん?」
とタマキ。
「貴族ゆかりのものが在籍している間は、騎士学校も金がかかる。」
とレイモンド。
「騎士学校の学生にすれば、貴族の一端に触れる貴重な機会。
貴族の類似品で貴族じゃないが。
金をかけてもらって学校にいる、貴族ゆかりの同級生は、貴族との付き合い方の予行練習。
貴族に馴れ馴れしくするのは危険だと学習することができる。」
とダンシェル。
「騎士学校にいる貴族ゆかりの学生は、ヤバい人しかいない?」
とタマキ。
「ナーレーン伯爵家の女子学生は、ヤバさが頭三つ分飛び出している。
平民の中で、平民でありながら貴族の恩恵を受けて生きている人間は、歪になるから、普通の枠からはみ出る。」
とレイモンド。
「貴族みたいな振る舞いをする平民には、平民も貴族も近寄らない。
平民の中には金づるとして、貴族ゆかりの人に接触する者もいるよ。」
とロウウェルの邪気のない補足。
「女子学生を窓口にして、ナーレーン伯爵家から金を引っ張ってくる計画?」
とタマキ。
「最終的に、ナーレーン伯爵家が、女子学生もろとも、まとめて始末もあり得るから、まともな思考回路の平民は、近づかない。」
とレイモンド。
「口封じ?」
とタマキ。
「女子学生は、ナーレーン伯爵家の名を汚し、ナーレーン伯爵家を裏切る行為で罰を受ける。
女子学生を利用しようとした平民は、問答無用。
間者が平民に扮していることもある。
掃除が終わると、すっきりした、となるよ。
ナーレーン伯爵家は、どうするのかな?」
とロウウェル。
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