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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!

1048.外交に行って、外交先の王女様の機嫌を損ねて良かったの?『うちの姫の方が姫だし?』『うちの姫の方が可愛いし?』『問題なし。』

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「えーと。外交に行って、外交先の王女様の影を薄くしてもいいのか?だめなんじゃ?」
とタマキ。

「王女様が、他の男に食指を伸ばしたせいだから、王女様が悪い。」
とロウウェル。

「王女様が悪いパターン?」
とタマキ。

「王女様の婚約者の公爵子息は、王女様のやらかしの後始末をするために選ばれたようなタイプ。」
とロウウェル。

「公爵子息が、可哀想すぎるんだけど?」
とタマキ。

「公爵子息は、王女様の見た目が好みだから、結婚がまとまったらしい。
王女様が容姿を保っている間は、公爵子息がなんとかするんだろう。」
とダンシェル。

「王女様は、見た目は、可愛い路線。好きな人は好きだと思う。」
とレイモンド。

「うん?王女様が、フィリスの逆ハーレムの男にちょっかいかけたのは、婚約者の見た目が、あんまり良くないから?」
とタマキ。

「醜男ではなかったよ。」
とレイモンド。

「ラウルは、カッコいいんだ?」
とタマキ。

「とてもカッコいいの。いつも、ボクを丸ごと受け止めてくれるの。」

「性格は、男前。見た目も?」
とタマキ。

「勿論なの。」

「フィリスがいるから、と王女様を断ったラウルも凄いよな。」
とタマキ。

「見た目も性格も、振る舞いも、フィリスが勝っていた。ラウルでなくても、断る。」
とダンシェル。

「王女様が地雷なのか?」
とタマキ。

「私は可愛いわよね?と圧をかけてきたら?」
とロウウェル。

「あー。並ぶとロウウェルの方が顔が可愛く見える女子は、多そう。」
と正直なタマキ。

「自己評価の基準を異性に求める女性は、一回限りか、全く手を出さないか。長く付き合うと、男の質が下がる。」
とレイモンド。

「レイモンドから、凄いぶっちゃけ、きたけど?

付き合った男の質を低下させる系の王女様?

次々に男を乗り換えていくタイプじゃん?」
とタマキ。

「その通り。」
とダンシェル。

「王女様は、誰かから、公爵子息に乗り換えた後だった?」
とタマキ。

「乗り換えに失敗した後だった。」
とロウウェル。

「失敗してんのかーい!」
とタマキ。

「そもそも、王女様の結婚式の盛り上げに、王女様の希望で招かれた。」
とダンシェル。

「独身最後の、と羽目外して、ついでに、婚約者をチェンジしたかったみたいだよ。」
とレイモンド。

「肉食が過ぎて、強欲じゃん?」
とタマキ。

「王女様は、公爵子息と結婚した?」
とタマキ。

「結婚はしている。円満かは、知らないけど。
俺達は、出番が終わったら、すぐに撤収したから。
貞操の危機を理由に。」
とロウウェル。

「貞操?」
とタマキ。

「王女に夜這いに来られる前に帰ったんだよ。」
とレイモンド。

「ガツガツいく王女様だったんだ。」
とタマキ。

「王女様と、フィリスを見比べたら、フィリスの姫っぷりに軍配が上がるのも、分かるだろ?」
とロウウェル。
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