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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!

1027.ボクとサブリーとユージュアル。3人で輪になって手を繋ぐ。

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サブリーとユージュアルとボクは、部屋を移動したの。
部屋の中には、ボク達だけ。
幹部には、幹部と副官のための部屋があるの。
第1王子から第4王子の派閥が揃っているから、派閥内で、話をする部屋があるの。

ボクは、ガランだから、サブリーとユージュアルと一緒なの。

ボク達は、3人で輪になって手を繋ぐ。

サブリーとユージュアルは、ガランの右と左と言われている、ベイモンとノアの息子。

他の人とは違って、手を繋ぐだけでも、十分神気を流し込めるの。

神気を流し込んだら、車座になったの。

ボクは、待ち合わせがあるから、お着替えをしながら、話をするの。

「ボクの神気の話をラウルとセドリックに話して、戦い方を指導してもらうことにしたの。」

「あー。行き詰まった?」
とサブリー。

「魔法を使おうとして、ボクの眷属を作ったの、ボク。
今頃、ボクのお家で、タマキの指導をしているはずなの。」

「眷属は、小さい?」
とユージュアル。

「コワニは、2匹いて、どちらも片手で持てるサイズなの。
でも、連れ歩くには、お腹と背中にくっつけるか、両手で1匹ずつ持つか。

ハーマルお兄様のチャーチャみたいに、ポケットには入らないの。」

「ワニは、小鳥と違って、連れ歩けないなあ。」
とユージュアル。

「可愛くて、賢いの。」

「ワニの見た目だろ?職務質問の上に、取り上げられると思う。」
とユージュアル。

「嫌なの。ボクのだもの。」

「眷属のコワニには、フィリスのお家を守ってもらう。」
とサブリー。

「そうするの。それと、ハンティア王国から、ご招待があって、メンバーの指定はなかったから、ハーマルお兄様とボクとサブリーとユージュアルで行くの。
ハーマルお兄様によると、ボク達4人は、魅力持ちの王女様の好みから外れているの。」

「選抜理由が全く名誉じゃないぞ。」
とサブリー。

「後は、ボク達だけだと、ボクの神気を使えるの。他の人は、事情を話せないから、連れていかないの。」

「納得。」
とサブリー。

「魅力持ちの王女様は、異世界転生者の可能性が高いの。

コーハ王国の外交部の担当が、対策していたのに魅力にかかったから、ハーマルお兄様が切り上げて帰ってきたの。

魅力にかかった担当は、容姿が良い男性なの。

ハンティア王国は、魅力持ちの王女とフィリップ殿下の縁談を狙っているの。

ボクとコーハ王国の安泰のために、ハンティア王国内で、魅力持ちの王女の相手を決めてしまおうとハーマルお兄様は考えていらっしゃるの。」

「フィリスは?」
とサブリー。

「ボク?ボクは、魅力持ちの王女様には、出家して、尼寺で過ごすことをお勧めするの。」

「生かしておくのか?」
とユージュアル。

「向こうで決めるの。ボク達に危害を加えたら、アウト判定なの。
サブリーの魔導具効果で、カラカラナイトの影響が残っているそうなの。」

「見たい。時間経過で、どうなったか、興味ある。」
とサブリー。

「バレないように、観察したら?」
とユージュアル。

「する、する。」
とサブリー。

「ローバウル公爵家の嫡女対策に、マーゴットが加わるの。

お茶会に出ながら、まず侍女探し。
次に侍女の夫探しをするの。

侍女の候補者は、王太子殿下派閥からは公爵家のライラ嬢。

第4王子フィリップ殿下の派閥からは、ジーンの妹のフローレン嬢。

後は、第2王子派と第3王子派から、2人の下につく人を1人ずつ。

婿は、侍女が出せなかったら、なの。」

「戦闘準備しよう。敵地に乗り込む前に。」
とユージュアル。

「4人分の魔導具がいる。予備も。」
とサブリー。

「ボクは、神気を使って戦う訓練をするの。」

サブリーとユージュアルは、幹部とのすり合わせへ。

ボクは、ダンシェル達との待ち合わせに向かったの。
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