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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!
1015.ボクの直属にしたダンシェル、ロウウェル、レイモンドは、どうしようか、なの。
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今日は、王都邸に4人揃うの。
デヒルお兄様、ハーマルお兄様、マーゴット、ボク。
ボク、今日は近衛棟に帰らないの。
1つ、ガランの打ち合わせ。
2つ、幹部に時間を作るため。
マーゴットは、ニンデリー王立学園に入学した当初、寮の部屋をニンデリーの公爵令嬢に取り上げられたの。
マーゴットが部屋を取り返すときに、コーハ王国から来た公爵令嬢のライラ嬢が、活躍してくれた縁があり、マーゴットは、今日、ライラ嬢に会いにいっていたの。
ライラ嬢は、ハーマルお兄様の上司の公爵家の嫡子の妹君。
ハーマルお兄様が、公爵家にマーゴットを迎えに行き、ハーマルお兄様とマーゴットは、公爵家から一緒に帰ってくることになったの。
それまでは、ボク、デヒルお兄様を独り占め。
「デヒルお兄様。ボク、お兄様と一緒にいられる時間が、幸せですの。」
デヒルお兄様は、お仕事をなさっている。
デヒルお兄様が座っていらっしゃる椅子の横に、もう1つ椅子を持ってきたの。
ボクのお尻は、椅子の上。
ボクの頭は、デヒルお兄様のお膝。
ボクは、デヒルお兄様のお邪魔にならない最短距離でデヒルお兄様といるの。
デヒルお兄様は、執務の合間、合間に、ボクを構ってくださる。
「フィリス、楽しいか?」
デヒルお兄様は、書類を持っていない方の手で、ボクの頭を撫でてくださる。
「はい。デヒルお兄様とご一緒なら、ボクはいつでも、どこでも、楽しく過ごせますの。」
「フィリス。可愛がっている男爵家のは、どうしたい?」
とデヒルお兄様。
「ダンシェルでございますね。」
ボクは、悩んでいるの。
「ダンシェルは、カッコよくて、強くて、ボク、いつもドキドキしますの。
でも。
ダンシェルのお家も、ダンシェル自身も、権力的には強いとは言えません。
ロウウェルとレイモンドとダンシェルは、ボクの直属にしました。
それは、フィリップ殿下対策ですの。」
「フィリスが、男爵家の3人を今後も側におくなら、3人に話せ。」
とデヒルお兄様。
「デヒルお兄様?」
「3人の家は関係ない。
フィリスが、直接、3人に介入する体制を整えろ。立ち位置から、狙われる。」
とデヒルお兄様。
「狙わせません。ボク、3人を守りますの。」
「話す時は、フィリスの私邸にするといい。」
とデヒルお兄様。
「ボクの私邸でございますか?」
「今、ガランに呼ぶと、フィリスの敵ばかりではなく、第2王子派と第3王子派が、干渉してくる。」
とデヒルお兄様。
「デヒルお兄様。ボク、ボクのものにちょっかいをかけられるのは、良しとしませんの。」
デヒルお兄様、ハーマルお兄様、マーゴット、ボク。
ボク、今日は近衛棟に帰らないの。
1つ、ガランの打ち合わせ。
2つ、幹部に時間を作るため。
マーゴットは、ニンデリー王立学園に入学した当初、寮の部屋をニンデリーの公爵令嬢に取り上げられたの。
マーゴットが部屋を取り返すときに、コーハ王国から来た公爵令嬢のライラ嬢が、活躍してくれた縁があり、マーゴットは、今日、ライラ嬢に会いにいっていたの。
ライラ嬢は、ハーマルお兄様の上司の公爵家の嫡子の妹君。
ハーマルお兄様が、公爵家にマーゴットを迎えに行き、ハーマルお兄様とマーゴットは、公爵家から一緒に帰ってくることになったの。
それまでは、ボク、デヒルお兄様を独り占め。
「デヒルお兄様。ボク、お兄様と一緒にいられる時間が、幸せですの。」
デヒルお兄様は、お仕事をなさっている。
デヒルお兄様が座っていらっしゃる椅子の横に、もう1つ椅子を持ってきたの。
ボクのお尻は、椅子の上。
ボクの頭は、デヒルお兄様のお膝。
ボクは、デヒルお兄様のお邪魔にならない最短距離でデヒルお兄様といるの。
デヒルお兄様は、執務の合間、合間に、ボクを構ってくださる。
「フィリス、楽しいか?」
デヒルお兄様は、書類を持っていない方の手で、ボクの頭を撫でてくださる。
「はい。デヒルお兄様とご一緒なら、ボクはいつでも、どこでも、楽しく過ごせますの。」
「フィリス。可愛がっている男爵家のは、どうしたい?」
とデヒルお兄様。
「ダンシェルでございますね。」
ボクは、悩んでいるの。
「ダンシェルは、カッコよくて、強くて、ボク、いつもドキドキしますの。
でも。
ダンシェルのお家も、ダンシェル自身も、権力的には強いとは言えません。
ロウウェルとレイモンドとダンシェルは、ボクの直属にしました。
それは、フィリップ殿下対策ですの。」
「フィリスが、男爵家の3人を今後も側におくなら、3人に話せ。」
とデヒルお兄様。
「デヒルお兄様?」
「3人の家は関係ない。
フィリスが、直接、3人に介入する体制を整えろ。立ち位置から、狙われる。」
とデヒルお兄様。
「狙わせません。ボク、3人を守りますの。」
「話す時は、フィリスの私邸にするといい。」
とデヒルお兄様。
「ボクの私邸でございますか?」
「今、ガランに呼ぶと、フィリスの敵ばかりではなく、第2王子派と第3王子派が、干渉してくる。」
とデヒルお兄様。
「デヒルお兄様。ボク、ボクのものにちょっかいをかけられるのは、良しとしませんの。」
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