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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!
1011.アンドリュー。ボクは、アンドリューが関係を変えない選択をしても、アンドリューへの態度は変えないの。キミは、ボクの大切なものだから。
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アンドリューが来たの。
「フィリスに戦い方の指導する際、セドリックも交えて、指導方針を決めろ。」
とデヒルお兄様。
「2人で、ですか。」
とアンドリュー。
「実際の指導は、1人ずつで構わない。アンドリューだけの指導だと知られると、実戦前に、対策をとられる。」
とデヒルお兄様。
「手を読みにくくするためですか。」
とアンドリュー。
「アンドリューは、ガランの深みにハマる気はあるか?」
とデヒルお兄様。
「フィリスとのことでしたら、既に。」
とアンドリュー。
「婚約や、結婚は、フィリップ殿下がまだ。」
「違う。ガランの秘密を知ってズブズブになるか?」
とデヒルお兄様。
「秘密ですか?この時期だけに、フィリスのですか。」
とアンドリュー。
「否定はしない。ズブズブになったら、元には戻れない。アンドリューは、ガランに取り込まれる気があるか?」
とデヒルお兄様。
「取り込まれるんですか?」
とアンドリュー。
「派閥や、家、家族とは、距離をおき、ガランとフィリス側になる。
表向きは、変わらないが、何かのときは、ガランの人間として、フィリスと立つ。」
とデヒルお兄様。
「時間をいただけますか?」
とアンドリュー。
「構わない。この件は慎重に、自分自身が納得いくまで悩め。」
とデヒルお兄様。
「ありがとうございます。」
とアンドリュー。
「ズブズブにならなくても今の関係は、変えない。」
とデヒルお兄様。
ボクは、アンドリューと一緒に玄関ホールへ。
「フィリスは、どうしたい?」
とアンドリュー。
アンドリューが優しくて、泣きそうになるの、ボク。
「ボクは、アンドリューが大切なの。アンドリューを不幸せにしたくないの。」
「ありがとう。俺もだよ、フィリス。フィリスを幸せにしたい。」
とアンドリュー。
「ボクは、アンドリューと一緒にいられることが嬉しいの。
もっとボクを知ってもらえて、一緒に生きることができるなら、ボクは世界一幸せになるの。
でも、ボクのことに巻き込むことは、アンドリューをアンドリューたらしめてきた生活を激変させることになると思うの。
ボクは、アンドリューが、アンドリューとして生きていける場所を手放させたいとは思わないの。
ボクは、アンドリューが、アンドリューとして生きているものを手放さないで済むようにしたいの。
でも。
ボクに巻き込むと、アンドリューが、否応なしに手放す羽目になる日が来るかもしれない。
それが、怖いの、ボク。」
アンドリューは、ボクの心配を聞いたの。
「フィリス、話してくれてありがとう。」
とアンドリュー。
「ボク、アンドリューがボクと生きると決めたら、不幸せなんか、アンドリューに寄せ付けないの。
でも。
今のままでも、アンドリューは、ボクの大切なものだから、関係が変わらなくても、それは覚えていてほしいの。」
「ラウルは、決断しただろう?」
とアンドリュー。
「あ、あ、アンドリュー、どうして?」
ボク、動揺してしまったの。
「ラウルは、最初から、俺より、俺達より、かな、覚悟がちがっていた。
ラウルは、フィリスが最優先。
近衛別働隊の幹部として、顔を合わせる前から、変わらない。」
とアンドリュー。
「ボク、ボク、気づいていなかったの。
ラウルの覚悟、ラウルの気配り。
今日初めて知ったの。」
ボクは、胸がぎゅっとしたの。
「ボクは、ラウルはもう守ると決めたの。
絶対に守り抜くの。
誰にも傷つけさせないの。
ラウルをボクの人生に巻き込むんだもの。」
「フィリスは、1人で思い詰めるから。」
とアンドリュー。
「でも、ボクは、ボクに人生を預けてくれるラウルを幸せにしたいの。」
「フィリスが1人で頑張らなくても、ラウルも頑張るだろう? ラウルの人生だから。
ラウルの人生を手助けする、くらいで大丈夫だよ、フィリス。」
とアンドリュー。
「そうかしら。」
「フィリスとラウルの間に俺が入る場所、フィリスは作れる?」
とアンドリュー。
「アンドリュー。」
「フィリスが、ラウルにばかり構っていたら、俺は寂さのあまり、ラウルに妬くよ。」
とアンドリュー。
「アンドリュー。ごめんなさい。ボク、アンドリューを蔑ろになんかしないの。今まで通りに。」
「今まで通りなんだよな?」
とアンドリュー。
「アンドリュー?」
「踏み込まなきゃ、フィリスとはもう一歩進めないんだよな。」
とアンドリュー。
「アンドリュー。ボク。」
ボク、どうしたら、いいのかしら?
「時間はもらった。俺が、考えて動く時間。」
とアンドリュー。
「結論は、先なの。」
「結論までの時間は、フィリスが苦しむ時間じゃない。
フィリス、結論を出す前に、訓練始めよう?」
とアンドリュー。
「ありがとうなの。」
アンドリューとボクは、唇に触れるだけの口づけをしてたの。
その後。
ボクは、アンドリューを見送ったの。
「フィリスに戦い方の指導する際、セドリックも交えて、指導方針を決めろ。」
とデヒルお兄様。
「2人で、ですか。」
とアンドリュー。
「実際の指導は、1人ずつで構わない。アンドリューだけの指導だと知られると、実戦前に、対策をとられる。」
とデヒルお兄様。
「手を読みにくくするためですか。」
とアンドリュー。
「アンドリューは、ガランの深みにハマる気はあるか?」
とデヒルお兄様。
「フィリスとのことでしたら、既に。」
とアンドリュー。
「婚約や、結婚は、フィリップ殿下がまだ。」
「違う。ガランの秘密を知ってズブズブになるか?」
とデヒルお兄様。
「秘密ですか?この時期だけに、フィリスのですか。」
とアンドリュー。
「否定はしない。ズブズブになったら、元には戻れない。アンドリューは、ガランに取り込まれる気があるか?」
とデヒルお兄様。
「取り込まれるんですか?」
とアンドリュー。
「派閥や、家、家族とは、距離をおき、ガランとフィリス側になる。
表向きは、変わらないが、何かのときは、ガランの人間として、フィリスと立つ。」
とデヒルお兄様。
「時間をいただけますか?」
とアンドリュー。
「構わない。この件は慎重に、自分自身が納得いくまで悩め。」
とデヒルお兄様。
「ありがとうございます。」
とアンドリュー。
「ズブズブにならなくても今の関係は、変えない。」
とデヒルお兄様。
ボクは、アンドリューと一緒に玄関ホールへ。
「フィリスは、どうしたい?」
とアンドリュー。
アンドリューが優しくて、泣きそうになるの、ボク。
「ボクは、アンドリューが大切なの。アンドリューを不幸せにしたくないの。」
「ありがとう。俺もだよ、フィリス。フィリスを幸せにしたい。」
とアンドリュー。
「ボクは、アンドリューと一緒にいられることが嬉しいの。
もっとボクを知ってもらえて、一緒に生きることができるなら、ボクは世界一幸せになるの。
でも、ボクのことに巻き込むことは、アンドリューをアンドリューたらしめてきた生活を激変させることになると思うの。
ボクは、アンドリューが、アンドリューとして生きていける場所を手放させたいとは思わないの。
ボクは、アンドリューが、アンドリューとして生きているものを手放さないで済むようにしたいの。
でも。
ボクに巻き込むと、アンドリューが、否応なしに手放す羽目になる日が来るかもしれない。
それが、怖いの、ボク。」
アンドリューは、ボクの心配を聞いたの。
「フィリス、話してくれてありがとう。」
とアンドリュー。
「ボク、アンドリューがボクと生きると決めたら、不幸せなんか、アンドリューに寄せ付けないの。
でも。
今のままでも、アンドリューは、ボクの大切なものだから、関係が変わらなくても、それは覚えていてほしいの。」
「ラウルは、決断しただろう?」
とアンドリュー。
「あ、あ、アンドリュー、どうして?」
ボク、動揺してしまったの。
「ラウルは、最初から、俺より、俺達より、かな、覚悟がちがっていた。
ラウルは、フィリスが最優先。
近衛別働隊の幹部として、顔を合わせる前から、変わらない。」
とアンドリュー。
「ボク、ボク、気づいていなかったの。
ラウルの覚悟、ラウルの気配り。
今日初めて知ったの。」
ボクは、胸がぎゅっとしたの。
「ボクは、ラウルはもう守ると決めたの。
絶対に守り抜くの。
誰にも傷つけさせないの。
ラウルをボクの人生に巻き込むんだもの。」
「フィリスは、1人で思い詰めるから。」
とアンドリュー。
「でも、ボクは、ボクに人生を預けてくれるラウルを幸せにしたいの。」
「フィリスが1人で頑張らなくても、ラウルも頑張るだろう? ラウルの人生だから。
ラウルの人生を手助けする、くらいで大丈夫だよ、フィリス。」
とアンドリュー。
「そうかしら。」
「フィリスとラウルの間に俺が入る場所、フィリスは作れる?」
とアンドリュー。
「アンドリュー。」
「フィリスが、ラウルにばかり構っていたら、俺は寂さのあまり、ラウルに妬くよ。」
とアンドリュー。
「アンドリュー。ごめんなさい。ボク、アンドリューを蔑ろになんかしないの。今まで通りに。」
「今まで通りなんだよな?」
とアンドリュー。
「アンドリュー?」
「踏み込まなきゃ、フィリスとはもう一歩進めないんだよな。」
とアンドリュー。
「アンドリュー。ボク。」
ボク、どうしたら、いいのかしら?
「時間はもらった。俺が、考えて動く時間。」
とアンドリュー。
「結論は、先なの。」
「結論までの時間は、フィリスが苦しむ時間じゃない。
フィリス、結論を出す前に、訓練始めよう?」
とアンドリュー。
「ありがとうなの。」
アンドリューとボクは、唇に触れるだけの口づけをしてたの。
その後。
ボクは、アンドリューを見送ったの。
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