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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!
1003.シエルとノーマの助言。『戦うんじゃなく、相手の戦闘力をゼロにして、戦いを回避してみては?』
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外部との打ち合わせのため、不在が多いシエルとノーマが、ひょっこり顔を見せてくれたの。
「幹部、勢揃いで戦闘訓練?怪我はしないでください。」
とノーマ。
「フィリスが、絶望して泣きそうになっていますが?」
とシエル。
「シエル、ノーマ。ボク、戦えないの。強くなれないの。困ったの。弱いボクは嫌なの。」
ボクの話を聞いたシエルとノーマは、分かりました、と言ってくれたの。
「戦えないなら、戦いそのものをなくしてしまえばいい。」
とノーマ。
「それは、とても有り難いの。」
「フィリスが弱いというなら、相手をフィリスより弱くしたらいい。」
とシエル。
「いないぞ。」
とセドリック。
「ボク、最弱なの。」
「違う。フィリスより弱い相手を探すんじゃなく、フィリスより強い相手を弱体化、無力化してしまえば、戦いになっても、フィリスは負けない。」
とノーマ。
「分かったの。」
ボクは、ラウルにガバっと抱きついたの。
両手で、ラウルの両腕も体も一緒に、抱きしめてしまうの。
「離さないの。ラウル。ボクの勝ちなの。」
勝利宣言して、ラウルを見上げたの。
ラウルは、ボクの額にチュッチュと口づけ始めたの。
「ラウル。合格なの?口づけは、合格のご褒美なの?」
あら?
ボクの腕から、ラウルが消えたの。
ボクがラウルに捕まっているの。
「俺が口づけたら、フィリスの腕の力が抜けた。」
とラウル。
「失敗なの。」
「フィリス、敗因はなんだ?」
とラウル。
「嬉しくて、もっとしてほしくなったの。」
「頑張れたらな。」
とラウル。
「頑張るの。」
「残念だか、なんだか、分からないグダグダですが、フィリスが自分の体を使うのじゃなく、道具などを使って、相手を拘束する方向性でいいと思う。」
とシエル。
「紐でぐるぐる巻きかしら?」
「フィリスが紐を持っていたら、取り上げられて、自分の紐で、ぐるぐる巻きにされる。」
とジーン。
「ボク、自分が、ぐるぐる巻きになるのは、嫌なの。痛いもの。」
「痛くないように、だな。オトナのプレイ用の縛り方と専用の道具にしておくか。」
とセドリック。
「最初は、フィリスが縛られてみて、どこを縛られると動きづらいとか、どこが緩むと抜け出せるとか、経験から学んでみるのがいいな。」
とセドリック。
「分かったの。」
「オトナの道具で、プレイするなら、紛らわしいんで、近衛棟では、しないように。」
とノーマ。
「幹部、勢揃いで戦闘訓練?怪我はしないでください。」
とノーマ。
「フィリスが、絶望して泣きそうになっていますが?」
とシエル。
「シエル、ノーマ。ボク、戦えないの。強くなれないの。困ったの。弱いボクは嫌なの。」
ボクの話を聞いたシエルとノーマは、分かりました、と言ってくれたの。
「戦えないなら、戦いそのものをなくしてしまえばいい。」
とノーマ。
「それは、とても有り難いの。」
「フィリスが弱いというなら、相手をフィリスより弱くしたらいい。」
とシエル。
「いないぞ。」
とセドリック。
「ボク、最弱なの。」
「違う。フィリスより弱い相手を探すんじゃなく、フィリスより強い相手を弱体化、無力化してしまえば、戦いになっても、フィリスは負けない。」
とノーマ。
「分かったの。」
ボクは、ラウルにガバっと抱きついたの。
両手で、ラウルの両腕も体も一緒に、抱きしめてしまうの。
「離さないの。ラウル。ボクの勝ちなの。」
勝利宣言して、ラウルを見上げたの。
ラウルは、ボクの額にチュッチュと口づけ始めたの。
「ラウル。合格なの?口づけは、合格のご褒美なの?」
あら?
ボクの腕から、ラウルが消えたの。
ボクがラウルに捕まっているの。
「俺が口づけたら、フィリスの腕の力が抜けた。」
とラウル。
「失敗なの。」
「フィリス、敗因はなんだ?」
とラウル。
「嬉しくて、もっとしてほしくなったの。」
「頑張れたらな。」
とラウル。
「頑張るの。」
「残念だか、なんだか、分からないグダグダですが、フィリスが自分の体を使うのじゃなく、道具などを使って、相手を拘束する方向性でいいと思う。」
とシエル。
「紐でぐるぐる巻きかしら?」
「フィリスが紐を持っていたら、取り上げられて、自分の紐で、ぐるぐる巻きにされる。」
とジーン。
「ボク、自分が、ぐるぐる巻きになるのは、嫌なの。痛いもの。」
「痛くないように、だな。オトナのプレイ用の縛り方と専用の道具にしておくか。」
とセドリック。
「最初は、フィリスが縛られてみて、どこを縛られると動きづらいとか、どこが緩むと抜け出せるとか、経験から学んでみるのがいいな。」
とセドリック。
「分かったの。」
「オトナの道具で、プレイするなら、紛らわしいんで、近衛棟では、しないように。」
とノーマ。
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