999 / 1,415
第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!
1000.マーゴットの人心掌握術。
しおりを挟む
「わたしは、コーハ国内で、顔も名前も知られるほどの社交をしていません。どこの派閥の色もついていません。
内偵に最適です。」
とマーゴット。
「お仕事内容は?」
とレイモンド。
「おいおい、分かることもあるでしょう。
今は、何も知らない状態で、周囲を見てください。
知っているわたしと、知らない同行者が見えているもの、聞こえているもの、の情報を両方同時に集めます。」
とマーゴット。
「比較するのか」
とダンシェル。
「はい。情報は、速やかにわたしに。
フィリスお兄様が勇気を出すと、連れ去られる危険があります。
仕事中は、必ずフィリスお兄様の場所を確認してください。」
とマーゴット。
「フィリス、か弱いから。」
とネッキー。
マーゴットは、爆弾発言第二弾を投下する。
「わたしが、内偵することになったのは、内偵のターゲットが、女性だからです。」
「女?」
とダンシェル。
「はい。ターゲットは、人を動かします。
動かされる人は、動かされている自覚がないので、関係者の老若男女の特定はおろか、要注意人物の見極めが、できていません。」
とマーゴット。
「わりと、大事だった。」
とロウウェル。
「わたしが、夜会ではなく、お茶会のみの活動なのは、危険すぎるからです。」
とマーゴット。
「フィリスも危ないけれど、マーゴット嬢も危ないよ。フィリスより小さいしさ。」
とポール。
「はい。お茶会などの公式の場では、わたしの呼称は、名前の後ろに姫をつけてください。」
とマーゴット。
「え?そういう感じ?」
とネッキー。
「この内偵のためではありません。
ガランの当主の娘が、未婚のうちは、名前の後に嬢ではなく姫をつけます。
伯母達の輿入れ先で、予想してください。」
とマーゴット。
「うん。お姫様だな。お祖父様の代も、なんだろう?」
とポール。
「ガランの娘の輿入れ先は、代々、トップです。」
とマーゴット。
「どこかの国の王妃様とかになる予定のご令嬢を気軽に呼んでいたら、後が面倒って話ですね。」
とレイモンド。
「言葉遣いは、砕けてください。姫だけは、お忘れなく。」
とマーゴット。
「よく、内偵を引き受けたなあ。」
とロウウェル。
「政治的に染まっていないという意味では、フィリスお兄様とハーマルお兄様も対象ですが、ターゲットが女性ですから。」
「2人とも、目立つから、内偵は無理だ。」
とダンシェル。
「わたしも結婚前なので、細心の注意を払いますが、皆さんも、お気をつけてください。」
とマーゴット。
マーゴットは、周囲が協力体勢に入ったと確信した。
「このまま、軽く打ち合わせに入りましょう。」
とマーゴット。
フィリスは、ハーマルとお話している。
「ボク達は、ハンティア王国で、お茶会や夜会はあります?ハーマルお兄様。」
とフィリス。
「ないかな?私達は、王女様の好みじゃないから、予定されていても、中止されるよ。」
とハーマル。
内偵に最適です。」
とマーゴット。
「お仕事内容は?」
とレイモンド。
「おいおい、分かることもあるでしょう。
今は、何も知らない状態で、周囲を見てください。
知っているわたしと、知らない同行者が見えているもの、聞こえているもの、の情報を両方同時に集めます。」
とマーゴット。
「比較するのか」
とダンシェル。
「はい。情報は、速やかにわたしに。
フィリスお兄様が勇気を出すと、連れ去られる危険があります。
仕事中は、必ずフィリスお兄様の場所を確認してください。」
とマーゴット。
「フィリス、か弱いから。」
とネッキー。
マーゴットは、爆弾発言第二弾を投下する。
「わたしが、内偵することになったのは、内偵のターゲットが、女性だからです。」
「女?」
とダンシェル。
「はい。ターゲットは、人を動かします。
動かされる人は、動かされている自覚がないので、関係者の老若男女の特定はおろか、要注意人物の見極めが、できていません。」
とマーゴット。
「わりと、大事だった。」
とロウウェル。
「わたしが、夜会ではなく、お茶会のみの活動なのは、危険すぎるからです。」
とマーゴット。
「フィリスも危ないけれど、マーゴット嬢も危ないよ。フィリスより小さいしさ。」
とポール。
「はい。お茶会などの公式の場では、わたしの呼称は、名前の後ろに姫をつけてください。」
とマーゴット。
「え?そういう感じ?」
とネッキー。
「この内偵のためではありません。
ガランの当主の娘が、未婚のうちは、名前の後に嬢ではなく姫をつけます。
伯母達の輿入れ先で、予想してください。」
とマーゴット。
「うん。お姫様だな。お祖父様の代も、なんだろう?」
とポール。
「ガランの娘の輿入れ先は、代々、トップです。」
とマーゴット。
「どこかの国の王妃様とかになる予定のご令嬢を気軽に呼んでいたら、後が面倒って話ですね。」
とレイモンド。
「言葉遣いは、砕けてください。姫だけは、お忘れなく。」
とマーゴット。
「よく、内偵を引き受けたなあ。」
とロウウェル。
「政治的に染まっていないという意味では、フィリスお兄様とハーマルお兄様も対象ですが、ターゲットが女性ですから。」
「2人とも、目立つから、内偵は無理だ。」
とダンシェル。
「わたしも結婚前なので、細心の注意を払いますが、皆さんも、お気をつけてください。」
とマーゴット。
マーゴットは、周囲が協力体勢に入ったと確信した。
「このまま、軽く打ち合わせに入りましょう。」
とマーゴット。
フィリスは、ハーマルとお話している。
「ボク達は、ハンティア王国で、お茶会や夜会はあります?ハーマルお兄様。」
とフィリス。
「ないかな?私達は、王女様の好みじゃないから、予定されていても、中止されるよ。」
とハーマル。
0
お気に入りに追加
337
あなたにおすすめの小説
主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。
小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。
そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。
先輩×後輩
攻略キャラ×当て馬キャラ
総受けではありません。
嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。
ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。
だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。
え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。
でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!!
……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。
本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。
こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。
英雄様の取説は御抱えモブが一番理解していない
薗 蜩
BL
テオドア・オールデンはA級センチネルとして日々怪獣体と戦っていた。
彼を癒せるのは唯一のバティであるA級ガイドの五十嵐勇太だけだった。
しかし五十嵐はテオドアが苦手。
黙って立っていれば滅茶苦茶イケメンなセンチネルのテオドアと黒目黒髪純日本人の五十嵐君の、のんびりセンチネルなバースのお話です。
騎士に溺愛されました
あいえだ
BL
ある日死んだはずの俺。でも、魔導士ジョージの力によって呼ばれた異世界は選ばれし魔法騎士たちがモンスターと戦う世界だった。新人騎士として新しい生活を始めた俺、セアラには次々と魔法騎士の溺愛が待っていた。セアラが生まれた理由、セアラを愛する魔法騎士たち、モンスターとの戦い、そしてモンスターを統べる敵のボスの存在。
総受けです。なんでも許せる方向け。
囚われ王子の幸福な再婚
高菜あやめ
BL
【理知的美形宰相x不遇な異能持ち王子】ヒースダイン国の王子カシュアは、触れた人の痛みを感じられるが、自分の痛みは感じられない不思議な体質のせいで、幼いころから周囲に忌み嫌われてきた。それは側室として嫁いだウェストリン国でも変わらず虐げられる日々。しかしある日クーデターが起こり、結婚相手の国王が排除され、新国王の弟殿下・第二王子バージルと再婚すると状況が一変する……不幸な生い立ちの王子が、再婚によって少しずつ己を取り戻し、幸せになる話です
幽閉王子は最強皇子に包まれる
皇洵璃音
BL
魔法使いであるせいで幼少期に幽閉された第三王子のアレクセイ。それから年数が経過し、ある日祖国は滅ぼされてしまう。毛布に包まっていたら、敵の帝国第二皇子のレイナードにより連行されてしまう。処刑場にて皇帝から二つの選択肢を提示されたのだが、二つ目の内容は「レイナードの花嫁になること」だった。初めて人から求められたこともあり、花嫁になることを承諾する。素直で元気いっぱいなド直球第二皇子×愛されることに慣れていない治癒魔法使いの第三王子の恋愛物語。
表紙担当者:白す(しらす)様に描いて頂きました。
【R18+BL】ハデな彼に、躾けられた、地味な僕
hosimure
BL
僕、大祇(たいし)永河(えいが)は自分で自覚するほど、地味で平凡だ。
それは容姿にも性格にも表れていた。
なのに…そんな僕を傍に置いているのは、学校で強いカリスマ性を持つ新真(しんま)紗神(さがみ)。
一年前から強制的に同棲までさせて…彼は僕を躾ける。
僕は彼のことが好きだけど、彼のことを本気で思うのならば別れた方が良いんじゃないだろうか?
★BL&R18です。
キスから始まる主従契約
毒島らいおん
BL
異世界に召喚された挙げ句に、間違いだったと言われて見捨てられた葵。そんな葵を助けてくれたのは、美貌の公爵ローレルだった。
ローレルの優しげな雰囲気に葵は惹かれる。しかも向こうからキスをしてきて葵は有頂天になるが、それは魔法で主従契約を結ぶためだった。
しかも週に1回キスをしないと死んでしまう、とんでもないもので――。
◯
それでもなんとか彼に好かれようとがんばる葵と、実は腹黒いうえに秘密を抱えているローレルが、過去やら危機やらを乗り越えて、最後には最高の伴侶なるお話。
(全48話・毎日12時に更新)
R指定はないけれど、なんでかゲームの攻略対象者になってしまったのだが(しかもBL)
黒崎由希
BL
目覚めたら、姉にゴリ推しされたBLゲームの世界に転生してた。
しかも人気キャラの王子様って…どういうことっ?
✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻
…ええっと…
もう、アレです。 タイトル通りの内容ですので、ぬるっとご覧いただけましたら幸いです。m(_ _)m
.
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる