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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!
989.ボク、議題になるのかしら?
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デヒルお兄様は、イリダ殿が利用したアンタッチャブルな組織について話を掘り下げる前に、ふわっと話して、様子を見ることにされたの。
「イリダ殿は、ビーイット公爵領の実態を知るために、外部に調査を依頼している。」
とデヒルお兄様。
「外部に?お抱えの組織を使っていない?
コーハ王国の秘密が漏れてしまったわ。
外部だなんて、信用ならない。
秘密が漏れないような対策はしているの?」
とローバウル公爵。
ここで、ローバウル公爵が『外部』に反応したの。
公爵家だもの。
調査機関くらい、持っていてもおかしくないの。
でも。
ビーイット公爵家は、ボロボロになっていました、というお話。
デヒルお兄様がされていたのに、聞いていなかったのかしら?
デヒルお兄様のお話を聞き流すなんて。
人生の喜びが半減じゃないかしら。
ボク、デヒルお兄様のお話なら、いつまでも聞いていられるの。
「秘密は、漏れない。こうして、会議の議題になるほどだ。既に秘密ではなくなっている。」
とデヒルお兄様。
「あら、そう。でも、外部なんて、不安じゃない。その外部の。」
デヒルお兄様は、ローバウル公爵に、台詞を最後まで言わせない。
「『外部』の意味するところを確認しろ。愚問だ。」
とデヒルお兄様。
「この話の続きは、会議の出席者の認識が一致するまでは先延ばしにする。」
とデヒルお兄様。
賛成なの。デヒルお兄様。
自分の考えから、離れない人は、都合好く解釈しちゃうの。
イリダ殿以上に危険なニオイがするの。
でも、そうすると、会議はもうおしまいかしら。
入り口で、Uターンする流れなの。
デヒルお兄様が、王都にいらっしゃるなら、ボク、一緒にいたいの。
離れて暮らしているから、お会いしたいと思ったときに、すぐお会いできないの。
会議が終わったら、デヒルお兄様と一緒に、何をしようかしら。
ボクが、楽しく計画を立てようとしていると。
「他にも議題があります。そこの4男について。」
とローバウル公爵の嫡女。
「ボク?」
ボク、議題になるなんて聞いていないの。
「未婚の貴族男子を侍らせて喜んでいる子爵家の4男の近衛は、貴方ね?」
とローバウル公爵家の嫡女。
何が始まっているのかしら?
「イリダ殿は、ビーイット公爵領の実態を知るために、外部に調査を依頼している。」
とデヒルお兄様。
「外部に?お抱えの組織を使っていない?
コーハ王国の秘密が漏れてしまったわ。
外部だなんて、信用ならない。
秘密が漏れないような対策はしているの?」
とローバウル公爵。
ここで、ローバウル公爵が『外部』に反応したの。
公爵家だもの。
調査機関くらい、持っていてもおかしくないの。
でも。
ビーイット公爵家は、ボロボロになっていました、というお話。
デヒルお兄様がされていたのに、聞いていなかったのかしら?
デヒルお兄様のお話を聞き流すなんて。
人生の喜びが半減じゃないかしら。
ボク、デヒルお兄様のお話なら、いつまでも聞いていられるの。
「秘密は、漏れない。こうして、会議の議題になるほどだ。既に秘密ではなくなっている。」
とデヒルお兄様。
「あら、そう。でも、外部なんて、不安じゃない。その外部の。」
デヒルお兄様は、ローバウル公爵に、台詞を最後まで言わせない。
「『外部』の意味するところを確認しろ。愚問だ。」
とデヒルお兄様。
「この話の続きは、会議の出席者の認識が一致するまでは先延ばしにする。」
とデヒルお兄様。
賛成なの。デヒルお兄様。
自分の考えから、離れない人は、都合好く解釈しちゃうの。
イリダ殿以上に危険なニオイがするの。
でも、そうすると、会議はもうおしまいかしら。
入り口で、Uターンする流れなの。
デヒルお兄様が、王都にいらっしゃるなら、ボク、一緒にいたいの。
離れて暮らしているから、お会いしたいと思ったときに、すぐお会いできないの。
会議が終わったら、デヒルお兄様と一緒に、何をしようかしら。
ボクが、楽しく計画を立てようとしていると。
「他にも議題があります。そこの4男について。」
とローバウル公爵の嫡女。
「ボク?」
ボク、議題になるなんて聞いていないの。
「未婚の貴族男子を侍らせて喜んでいる子爵家の4男の近衛は、貴方ね?」
とローバウル公爵家の嫡女。
何が始まっているのかしら?
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