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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!
910.キューブ傭兵団との会話に貴族が加わった。
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ボクは、ハーマルお兄様と力を合わせて、無礼者に分からせる所存。
ボクの本気を見せつけてやるの。
キューブ傭兵団に団員の派遣先の情報を調べていないのかと、キューブ傭兵団に尋ねてみたの、ボク。
すると。
「キューブ傭兵団に依頼する場合、派遣先を調査して情報提供するのは依頼主責務だ。キューブ傭兵団の主な依頼主は、コーハ王国の貴族だ。」
とお客様が教えてくださったの。
キューブ傭兵団じゃないお客様。
つまり、コーハ王国の貴族。
「キューブ傭兵団は、情報の裏取りはしないで、依頼主からの仕事を受けるということかしら?」
チャレンジャーなの。
ボクは、依頼が来てから、引き受ける返事をする前に提供された情報の信頼性とか、調べてから、返事をしたいと思うの。
ボク、近衛別働隊の総司令だもの。
参加、不参加の決定権が、近衛別働隊にある場合は、近衛別働隊が調査した情報と照らし合わせて、近衛別働隊で決めたことを通すもの。
条件つきで、参加すると決めたら、条件を飲んでもらうための交渉を要求して、担当部署に交渉してもらう。
ボクの近衛別働隊総司令という肩書きが、国王陛下と対等な位置づけになっているから、出来ることなの。
ボクは、近衛別働隊総司令の肩書きを形骸化させないために、誰かの言うがままに動いたりはしない。
近衛別働隊は、ボクのために作られた組織。
ボクについてきてくれて、ボクと一緒に組織を盛り立ててくれる人に肩身の狭い思いをさせないためにも、ボクは、近衛別働隊総司令が飾りじゃないと周りに示し続けるの。
ボクは、ボクの経験から、考えてしまうんだけど。
依頼主にとって、たいしたことじゃない情報が、仕事を引き受ける側にとっても、たいしたことがないとは限らないの。
常識なんて、立ち位置が違えば、変わってくるもの。
キューブ傭兵団は、安全を犠牲にするようなチャレンジ精神を発揮する組織なのかしら?
「依頼主の情報に偽りがあった場合は、依頼主にペナルティーが課される。」
と貴族が、ボクの疑問に答えてくれたの。
「偽りを証明することは、難しくないのかしら。証明するのは、派遣された団員でしょ?
既に、現地入りしている状態なら、偽りを証明するために、情報に偽りあり、と認識して、偽りに惑わされずに問題を解決してから、証拠を持ち帰らないといけないんじゃないかしら?」
ボクが、情報を整理しながら、話していると。
「その通りだ!このヤローが。全部台無しにしやがって。依頼主が偽りありの情報を寄越したんなら、証拠をそろえりゃこっちのもんだったのによお。」
とキューブ傭兵団。
キューブ傭兵団は、楽観的過ぎるの。
「団員が証拠を揃えることは出来ても、解決出来ない上に、証拠を持ち帰れない場合は、どうするのかしら?」
今回のケースが、どんぴしゃりで当てはまるのだけど。
キューブ傭兵団の団員が派遣されたビーイット公爵領にいるのは、キューブ傭兵団の団員だけではなかったの。
ビーイット公爵家の嫡子イリダ殿が直接送り込んだ、ビーイット公爵家の家臣やビーイット公爵家の分家とその執事と護衛がいた。
依頼内容は、ビーイット公爵家の手勢と協力して、ビーイット公爵領を取り返し、送り込まれたうちの1人、公爵家の分家の人間を頭に据えて、統治できるようにすること。
依頼達成のために、ビーイット公爵家の嫡子イリダ殿の息のかかった人間と協力しながら、証拠集め?
出来ると本気で思っているのかしら?
キューブ傭兵団の団員が、依頼内容の相違点の証拠を見つけてきた場合、どうなるか?なんて、手にとるように分かるの。
未来は1つしかないの。
証拠を見つけてきた時点で、息の根を止められるのが、定石じゃないかしら。
公爵家の人間が、公爵家が不利になりそうな証拠をつかまれて、何もしないわけがないの。
キューブ傭兵団へ団員が証拠を持ち帰ろうとしても、公爵家相手の仕事では、不可能なの。
家臣の質や、厚み。
傭兵団では、公爵家に敵わないの。
キューブ傭兵団の本拠地の人間は、現場を知らないのかしら。
「はあ?傭兵団を馬鹿にしてんのか、このヤロー。うちの団員にそんな軟弱なやつはいねえよ。」
キューブ傭兵団が、強気のままだから、ボクは思わず言ってしまったの。
「団員が軟弱じゃなくても、司令塔が軟弱なら、団体では軟弱になるの。」
ボクの本気を見せつけてやるの。
キューブ傭兵団に団員の派遣先の情報を調べていないのかと、キューブ傭兵団に尋ねてみたの、ボク。
すると。
「キューブ傭兵団に依頼する場合、派遣先を調査して情報提供するのは依頼主責務だ。キューブ傭兵団の主な依頼主は、コーハ王国の貴族だ。」
とお客様が教えてくださったの。
キューブ傭兵団じゃないお客様。
つまり、コーハ王国の貴族。
「キューブ傭兵団は、情報の裏取りはしないで、依頼主からの仕事を受けるということかしら?」
チャレンジャーなの。
ボクは、依頼が来てから、引き受ける返事をする前に提供された情報の信頼性とか、調べてから、返事をしたいと思うの。
ボク、近衛別働隊の総司令だもの。
参加、不参加の決定権が、近衛別働隊にある場合は、近衛別働隊が調査した情報と照らし合わせて、近衛別働隊で決めたことを通すもの。
条件つきで、参加すると決めたら、条件を飲んでもらうための交渉を要求して、担当部署に交渉してもらう。
ボクの近衛別働隊総司令という肩書きが、国王陛下と対等な位置づけになっているから、出来ることなの。
ボクは、近衛別働隊総司令の肩書きを形骸化させないために、誰かの言うがままに動いたりはしない。
近衛別働隊は、ボクのために作られた組織。
ボクについてきてくれて、ボクと一緒に組織を盛り立ててくれる人に肩身の狭い思いをさせないためにも、ボクは、近衛別働隊総司令が飾りじゃないと周りに示し続けるの。
ボクは、ボクの経験から、考えてしまうんだけど。
依頼主にとって、たいしたことじゃない情報が、仕事を引き受ける側にとっても、たいしたことがないとは限らないの。
常識なんて、立ち位置が違えば、変わってくるもの。
キューブ傭兵団は、安全を犠牲にするようなチャレンジ精神を発揮する組織なのかしら?
「依頼主の情報に偽りがあった場合は、依頼主にペナルティーが課される。」
と貴族が、ボクの疑問に答えてくれたの。
「偽りを証明することは、難しくないのかしら。証明するのは、派遣された団員でしょ?
既に、現地入りしている状態なら、偽りを証明するために、情報に偽りあり、と認識して、偽りに惑わされずに問題を解決してから、証拠を持ち帰らないといけないんじゃないかしら?」
ボクが、情報を整理しながら、話していると。
「その通りだ!このヤローが。全部台無しにしやがって。依頼主が偽りありの情報を寄越したんなら、証拠をそろえりゃこっちのもんだったのによお。」
とキューブ傭兵団。
キューブ傭兵団は、楽観的過ぎるの。
「団員が証拠を揃えることは出来ても、解決出来ない上に、証拠を持ち帰れない場合は、どうするのかしら?」
今回のケースが、どんぴしゃりで当てはまるのだけど。
キューブ傭兵団の団員が派遣されたビーイット公爵領にいるのは、キューブ傭兵団の団員だけではなかったの。
ビーイット公爵家の嫡子イリダ殿が直接送り込んだ、ビーイット公爵家の家臣やビーイット公爵家の分家とその執事と護衛がいた。
依頼内容は、ビーイット公爵家の手勢と協力して、ビーイット公爵領を取り返し、送り込まれたうちの1人、公爵家の分家の人間を頭に据えて、統治できるようにすること。
依頼達成のために、ビーイット公爵家の嫡子イリダ殿の息のかかった人間と協力しながら、証拠集め?
出来ると本気で思っているのかしら?
キューブ傭兵団の団員が、依頼内容の相違点の証拠を見つけてきた場合、どうなるか?なんて、手にとるように分かるの。
未来は1つしかないの。
証拠を見つけてきた時点で、息の根を止められるのが、定石じゃないかしら。
公爵家の人間が、公爵家が不利になりそうな証拠をつかまれて、何もしないわけがないの。
キューブ傭兵団へ団員が証拠を持ち帰ろうとしても、公爵家相手の仕事では、不可能なの。
家臣の質や、厚み。
傭兵団では、公爵家に敵わないの。
キューブ傭兵団の本拠地の人間は、現場を知らないのかしら。
「はあ?傭兵団を馬鹿にしてんのか、このヤロー。うちの団員にそんな軟弱なやつはいねえよ。」
キューブ傭兵団が、強気のままだから、ボクは思わず言ってしまったの。
「団員が軟弱じゃなくても、司令塔が軟弱なら、団体では軟弱になるの。」
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