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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!
889.アンドリューにお願い。ビーイット公爵家イリダ殿が派遣したキューブ傭兵団と当主の護衛を事情聴取。ビーイット公爵家の今後を思案するボク。
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事情聴取を始める前に、アンドリューの袖を引いて、呼び止める。
「アンドリュー。ボク、アンドリューに抱かれたいの。」
アンドリューの耳元にこそっと。
「できるだけ早く、ボクとアンドリューの外出届を出したいの。」
「俺も。事情聴取が一段落したら、仲良く外出届を出そう。」
アンドリューが、ボクの手を握っている。
ボクは、アンドリューと指を絡めて繋ぎ直した。
「一緒に行くの。」
アンドリューと2人っきりになると、ボクはドキドキが止まらないの。
視線も表情も声も仕草も。いつも、甘くて。
ボクは、溶けそうになっちゃうの。
ボクは、元フェンリルにメス扱いされたり、フェンリルの力を宿す子どもから体を使われたあと、龍に洗い清められた。
でも、洗い清めて体の汚泥は流したけれど、ボクの気持ちはめちゃくちゃに踏みにじられたままなの。
ボクは、大将だから、自分の機嫌は自分でとるの。
誰かに構ってもらうのを期待して受け身で待っていたりしないの。
だから。
アンドリューに抱いてほしいと、自分でアンドリューにお願いしたの、ボク。
擦り減ったボクをアンドリューの甘い愛で満たしてほしいの。
アンドリューが、すぐ応えてくれて嬉しいの。
一仕事を終わらせるのが、待ち遠しいの。
9番手、ビーイット公爵家の護衛の話と、キューブ傭兵団の話をまとめた。
ボクが、ビーイット公爵家に嫡子イリダ殿とマルビル殿に転移陣で、ビーイット公爵領へ放り込まれる前の出来事を時系列で並べてみる。
ビーイット公爵は、ビーイット公爵領の異常を嫡子イリダ殿に訴えられても、何もしなかった。
ビーイット公爵家の嫡子イリダ殿が、領地を危ぶみ、1人で動いた。
イリダ殿が動き出した時期は、ビーイット公爵家の嫡子イリダ殿が、アンタッチャブルな組織から情報を仕入れた後。
まず、ビーイット公爵家に繋がりがある2名を投入し、組織からの情報に齟齬がないか、確認。
次にキューブ傭兵団の団員が2名投入。
その後、キューブ傭兵団を1名ずつ追加。
キューブ傭兵団の6人投入後、ビーイット公爵家の分家の8番手とその執事と9番手を投入。
8番手が下手をうって、一番最初に投入された2人と8番手の執事が死亡。
最後に、1番手のフリーの傭兵を投入。
ここまてが、ボクが転移陣に放り込まれるまでの流れ。
ボクは、ビーイット公爵家の後始末を思案している。
ビーイット公爵家の嫡子イリダ殿が、全て1人で采配しているの。
ビーイット公爵家の当主とイリダ殿の妹は、ノータッチ。
イリダ殿が、マルビル殿に手伝わせて、ボクを転移陣で送り込んだことで、ボクのお父様が乗り込んできてくださった。
ビーイット公爵領の問題が解決したのは、ボクのお父様のおかげ。
ビーイット公爵家のイリダ殿が、ボクを拉致したのではなく、国に報告して、国の介入を受け入れた結果、問題が解決したのであれば、事後処理は簡単だったの。
でも、イリダ殿が実際にしたことは、ボクを拉致して、ボクの意思を無視し、問題だらけのビーイット公爵領に無理矢理放り込んだだけ。
ボクのお父様が、ビーイット公爵家の問題を解決することに至ったのは、拉致されたボクを迎えにきてくださったから。
ボクを拉致した咎で、イリダ殿とマルビル殿には、処罰が下る。
ビーイット公爵は、問題を国へ報告せずに、放置し、領主としての責任を果たさなかったことと、ビーイット公爵の息子2人がボクを拉致したから、ビーイット公爵家としての責任をとることになる。
ビーイット公爵家は、代替わりをして、何もしなかったイリダ殿の妹が当主になる。
ビーイット公爵領は、国に返還し、ビーイット公爵家は、領地なしの男爵。
ビーイット公爵家の臣下についての調査も必要なの。
土地の記憶によれば、ビーイット公爵家の存続のために、多数の忠臣が切り捨てられた経緯があるから。
いつ火がつくか分からない火種は、そこかしこに存在していると思うの。
「アンドリュー。ボク、アンドリューに抱かれたいの。」
アンドリューの耳元にこそっと。
「できるだけ早く、ボクとアンドリューの外出届を出したいの。」
「俺も。事情聴取が一段落したら、仲良く外出届を出そう。」
アンドリューが、ボクの手を握っている。
ボクは、アンドリューと指を絡めて繋ぎ直した。
「一緒に行くの。」
アンドリューと2人っきりになると、ボクはドキドキが止まらないの。
視線も表情も声も仕草も。いつも、甘くて。
ボクは、溶けそうになっちゃうの。
ボクは、元フェンリルにメス扱いされたり、フェンリルの力を宿す子どもから体を使われたあと、龍に洗い清められた。
でも、洗い清めて体の汚泥は流したけれど、ボクの気持ちはめちゃくちゃに踏みにじられたままなの。
ボクは、大将だから、自分の機嫌は自分でとるの。
誰かに構ってもらうのを期待して受け身で待っていたりしないの。
だから。
アンドリューに抱いてほしいと、自分でアンドリューにお願いしたの、ボク。
擦り減ったボクをアンドリューの甘い愛で満たしてほしいの。
アンドリューが、すぐ応えてくれて嬉しいの。
一仕事を終わらせるのが、待ち遠しいの。
9番手、ビーイット公爵家の護衛の話と、キューブ傭兵団の話をまとめた。
ボクが、ビーイット公爵家に嫡子イリダ殿とマルビル殿に転移陣で、ビーイット公爵領へ放り込まれる前の出来事を時系列で並べてみる。
ビーイット公爵は、ビーイット公爵領の異常を嫡子イリダ殿に訴えられても、何もしなかった。
ビーイット公爵家の嫡子イリダ殿が、領地を危ぶみ、1人で動いた。
イリダ殿が動き出した時期は、ビーイット公爵家の嫡子イリダ殿が、アンタッチャブルな組織から情報を仕入れた後。
まず、ビーイット公爵家に繋がりがある2名を投入し、組織からの情報に齟齬がないか、確認。
次にキューブ傭兵団の団員が2名投入。
その後、キューブ傭兵団を1名ずつ追加。
キューブ傭兵団の6人投入後、ビーイット公爵家の分家の8番手とその執事と9番手を投入。
8番手が下手をうって、一番最初に投入された2人と8番手の執事が死亡。
最後に、1番手のフリーの傭兵を投入。
ここまてが、ボクが転移陣に放り込まれるまでの流れ。
ボクは、ビーイット公爵家の後始末を思案している。
ビーイット公爵家の嫡子イリダ殿が、全て1人で采配しているの。
ビーイット公爵家の当主とイリダ殿の妹は、ノータッチ。
イリダ殿が、マルビル殿に手伝わせて、ボクを転移陣で送り込んだことで、ボクのお父様が乗り込んできてくださった。
ビーイット公爵領の問題が解決したのは、ボクのお父様のおかげ。
ビーイット公爵家のイリダ殿が、ボクを拉致したのではなく、国に報告して、国の介入を受け入れた結果、問題が解決したのであれば、事後処理は簡単だったの。
でも、イリダ殿が実際にしたことは、ボクを拉致して、ボクの意思を無視し、問題だらけのビーイット公爵領に無理矢理放り込んだだけ。
ボクのお父様が、ビーイット公爵家の問題を解決することに至ったのは、拉致されたボクを迎えにきてくださったから。
ボクを拉致した咎で、イリダ殿とマルビル殿には、処罰が下る。
ビーイット公爵は、問題を国へ報告せずに、放置し、領主としての責任を果たさなかったことと、ビーイット公爵の息子2人がボクを拉致したから、ビーイット公爵家としての責任をとることになる。
ビーイット公爵家は、代替わりをして、何もしなかったイリダ殿の妹が当主になる。
ビーイット公爵領は、国に返還し、ビーイット公爵家は、領地なしの男爵。
ビーイット公爵家の臣下についての調査も必要なの。
土地の記憶によれば、ビーイット公爵家の存続のために、多数の忠臣が切り捨てられた経緯があるから。
いつ火がつくか分からない火種は、そこかしこに存在していると思うの。
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