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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!
756.お兄ちゃんはご機嫌ナナメ。うちの弟達の手がかりを握っているのは、誰?
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ハーマルは、コーハ王国の第2王子に報告した。
今回の案件のボスが第2王子だからだ。
「ベリウンヘルツのシャリン王子は、何年も所在不明で、国際会議には代理が出席。」
ハーマルの話を聞いた第2王子は、唸った。
「生きているのか、死んでいるのか。狙われているから、シャリン王子の関係者が外に逃がしたのか、依頼を受けた傭兵団とは別の誰かが捕まえたのか。」
「ベリウンヘルツの国王夫妻がシャリン王子の現在を知っていて隠しているのか、知らなくて話すことがないのか。」
「傭兵団に依頼したやつは、シャリン王子の自然死を希望?
依頼者が国内でも、国外でも、ベリウンヘルツなら不思議はない。ベリウンヘルツの王位簒奪はお家芸の域だから。どこの家が王になっても、続かないしな。」
第2王子は、現在ベリウンヘルツに滞在しているのだが、ベリウンヘルツに配慮した発言はしない。
聞こえても構わないから、声に出している。
「ベリウンヘルツが中小国から脱却できないのは、1つの王家が長続きしないせいですが、ベリウンヘルツはどうでもいいんです。フィリスに転移陣を投げた人物は、シャリン王子に成りすました誰か。その誰かの特定が、手詰まりです。」
とハーマルは、もっと遠慮がない。
「うちに踏み込ませる状態をあえて作っていないか?とさえ疑えるな。」
と第2王子。
「ハンティア王国からの国際会議の提案を受け入れるメリットがベリウンヘルツにあるのか?という話だが。」
「本物のシャリン王子がハンティア王国にいるとか?」
とハーマル。
「シャリン王子よりも、もっとベリウンヘルツの国の根幹に関わる何かにハンティア王国がかんでいるか。」
と第2王子。
「コーハ王国と関係のない国と国のごちゃごちゃした事情は無視して、賠償と補償を確保するしかないな。」
「そうですね。とるなら即金がいいですよ。今の王朝の先行きがわかりませんから。」
とハーマル。
「フィリス達の手がかりがないままだから、機嫌が悪いな。」
と第2王子。
「当たり前です。うちの担当者は帰ってから、人生を見直してもらいます。」
とハーマル。
「見直しでいいのか?」
と第2王子。
ハーマルは、家族をとても大事にしている。
ハーマルが、弟のフィリスを可愛がっている様子は、ハーマルの同僚なら目にしたことがあるはず。
「担当者に色々、情報を吐かせてから、こき使わなくてはいけないので、息の根を止めるわけにはいかないんです。」
今回の案件のボスが第2王子だからだ。
「ベリウンヘルツのシャリン王子は、何年も所在不明で、国際会議には代理が出席。」
ハーマルの話を聞いた第2王子は、唸った。
「生きているのか、死んでいるのか。狙われているから、シャリン王子の関係者が外に逃がしたのか、依頼を受けた傭兵団とは別の誰かが捕まえたのか。」
「ベリウンヘルツの国王夫妻がシャリン王子の現在を知っていて隠しているのか、知らなくて話すことがないのか。」
「傭兵団に依頼したやつは、シャリン王子の自然死を希望?
依頼者が国内でも、国外でも、ベリウンヘルツなら不思議はない。ベリウンヘルツの王位簒奪はお家芸の域だから。どこの家が王になっても、続かないしな。」
第2王子は、現在ベリウンヘルツに滞在しているのだが、ベリウンヘルツに配慮した発言はしない。
聞こえても構わないから、声に出している。
「ベリウンヘルツが中小国から脱却できないのは、1つの王家が長続きしないせいですが、ベリウンヘルツはどうでもいいんです。フィリスに転移陣を投げた人物は、シャリン王子に成りすました誰か。その誰かの特定が、手詰まりです。」
とハーマルは、もっと遠慮がない。
「うちに踏み込ませる状態をあえて作っていないか?とさえ疑えるな。」
と第2王子。
「ハンティア王国からの国際会議の提案を受け入れるメリットがベリウンヘルツにあるのか?という話だが。」
「本物のシャリン王子がハンティア王国にいるとか?」
とハーマル。
「シャリン王子よりも、もっとベリウンヘルツの国の根幹に関わる何かにハンティア王国がかんでいるか。」
と第2王子。
「コーハ王国と関係のない国と国のごちゃごちゃした事情は無視して、賠償と補償を確保するしかないな。」
「そうですね。とるなら即金がいいですよ。今の王朝の先行きがわかりませんから。」
とハーマル。
「フィリス達の手がかりがないままだから、機嫌が悪いな。」
と第2王子。
「当たり前です。うちの担当者は帰ってから、人生を見直してもらいます。」
とハーマル。
「見直しでいいのか?」
と第2王子。
ハーマルは、家族をとても大事にしている。
ハーマルが、弟のフィリスを可愛がっている様子は、ハーマルの同僚なら目にしたことがあるはず。
「担当者に色々、情報を吐かせてから、こき使わなくてはいけないので、息の根を止めるわけにはいかないんです。」
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