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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!
734.自分にだけ、聞こえる音声。どうせなら、世界の音色百選とか、美しいものを聞きたい。
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「ぎゃあああ。何これえええ。気持ち悪すぎるんですけどおおお。」
人外の叫びが聞こえるの。
人外の感覚と、ボクとでは、見える世界が違うのかしら。
それとも同じなのかしら?
「何これ、何これ、何これ。敷き詰めてるの?うげえ。コレクションなの?ねえ?うっそー。まだ増えるの?いやー。ぎゃー。キモいキモい。」
人外が賑やかなの。
人外に突撃されたら、嫌なの。
「ドロン公爵は、ミドリン・パーマーに自由に会えるのかしら?ボク、ミドリン・パーマー本人に気づかれないように見てみたいの、安全に。」
ミドリン・パーマーにどうしても会いたいわけではない。
人外の接近に備えて、今日はスムーズに退席しつつ、話の通じる若い公爵との繋ぎは残しておきたいの。
「安全に、か。」
「安全は、大事。今日は引き上げるから、明日お返事くださるかしら?明日なら、まだ王城にいると思うの。」
「今日は、色々あり過ぎたから、外交団に合流するの。ドロン公爵はまともな方だと思うの。公爵の使者と判別できる方を連絡係にしてくださる?」
ドロン公爵が執事を紹介してくれて、ボク達は、ドロン公爵の手配でお屋敷を出た。
「あー、やっと近づける。ねえ?あれ、なあに?なんだったの。何があったの?何をしていたの?」
ドロン公爵のお屋敷を出てから、ボクの目の前に乗り込んできた人外が、ボクに張り付いている。
何、何、言いたいのは、ボクの方。
フィリップ殿下に聞こえないのは、人外が祠から出てしまったからかしら?
後にしなさい、後に。
人外を神気で押さえつける。
ハンティア王国の王城に戻ってきて、ドロン公爵がつけてくれた説明役が、第2王子とドロン公爵の従兄弟の目論見で、ドロン公爵の屋敷に押しかけることになり、イタズラに付き合わされて疲れたようだから、とボクとフィリップ殿下を解放してくれたので、ボク達は、外交団と合流した。
人外、どこかに行かないかと思ったけど、行かないの。
後にしなさいって言われたから、待っているんだからね。
人外に待たれても、嬉しくないの。
サブリーと、ユージュアルと、布妖怪オリベと、人外とボクで密談しないと。
「オリベ、これから、ボクとサブリー、ユージュアルのとこに来てほしいの。」
「はーい。」
オリベも向かってきているの。
人外を黙らせないと、うるさくて叫びたくなるの。
まーだー、まーだー、とずっと聞こえてくる。
「ボク達、おこもり、するの。」
と宣言して、一部屋占拠。
窓から、オリベが、風に乗って、ずいーんと入ってきた。
「今から情報共有、と新しい問題のお知らせのお時間なの。」
人外の叫びが聞こえるの。
人外の感覚と、ボクとでは、見える世界が違うのかしら。
それとも同じなのかしら?
「何これ、何これ、何これ。敷き詰めてるの?うげえ。コレクションなの?ねえ?うっそー。まだ増えるの?いやー。ぎゃー。キモいキモい。」
人外が賑やかなの。
人外に突撃されたら、嫌なの。
「ドロン公爵は、ミドリン・パーマーに自由に会えるのかしら?ボク、ミドリン・パーマー本人に気づかれないように見てみたいの、安全に。」
ミドリン・パーマーにどうしても会いたいわけではない。
人外の接近に備えて、今日はスムーズに退席しつつ、話の通じる若い公爵との繋ぎは残しておきたいの。
「安全に、か。」
「安全は、大事。今日は引き上げるから、明日お返事くださるかしら?明日なら、まだ王城にいると思うの。」
「今日は、色々あり過ぎたから、外交団に合流するの。ドロン公爵はまともな方だと思うの。公爵の使者と判別できる方を連絡係にしてくださる?」
ドロン公爵が執事を紹介してくれて、ボク達は、ドロン公爵の手配でお屋敷を出た。
「あー、やっと近づける。ねえ?あれ、なあに?なんだったの。何があったの?何をしていたの?」
ドロン公爵のお屋敷を出てから、ボクの目の前に乗り込んできた人外が、ボクに張り付いている。
何、何、言いたいのは、ボクの方。
フィリップ殿下に聞こえないのは、人外が祠から出てしまったからかしら?
後にしなさい、後に。
人外を神気で押さえつける。
ハンティア王国の王城に戻ってきて、ドロン公爵がつけてくれた説明役が、第2王子とドロン公爵の従兄弟の目論見で、ドロン公爵の屋敷に押しかけることになり、イタズラに付き合わされて疲れたようだから、とボクとフィリップ殿下を解放してくれたので、ボク達は、外交団と合流した。
人外、どこかに行かないかと思ったけど、行かないの。
後にしなさいって言われたから、待っているんだからね。
人外に待たれても、嬉しくないの。
サブリーと、ユージュアルと、布妖怪オリベと、人外とボクで密談しないと。
「オリベ、これから、ボクとサブリー、ユージュアルのとこに来てほしいの。」
「はーい。」
オリベも向かってきているの。
人外を黙らせないと、うるさくて叫びたくなるの。
まーだー、まーだー、とずっと聞こえてくる。
「ボク達、おこもり、するの。」
と宣言して、一部屋占拠。
窓から、オリベが、風に乗って、ずいーんと入ってきた。
「今から情報共有、と新しい問題のお知らせのお時間なの。」
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