722 / 1,439
第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!
723.ボクは、フィリップ殿下の護衛筆頭の近衛。訪問先の第2王子のハニートラップなんて目じゃないの。フィリップ殿下を守り抜くの。
しおりを挟む
ボクは、コーハ王国の近衛。フィリップ殿下の護衛筆頭なの。
ボクは、フィリップ殿下を守るの。
フィリップ殿下に、邪な思惑はいらないの。
「フィリップ殿下は、ボクが守るの。第2王子の好きにさせないの。ハンティア王国の好きにもさせない。」
第2王子を盾にしながら、宣言しておく。
「国の意向と僕の意向が違うと思うのかい?」
と第2王子。
「第2王子は、自分の生きやすさ重視だから、国の意向は、自分の次なの。」
「生意気だね。」
と第2王子。
「ボクは言いたいことを言うの。」
生意気でも、なんでも好きに言うがいいの。
「フィリスに、それが許されているのは、フィリップ殿下が許しているからだよ。」
と第2王子。
「フィリップ殿下。冷静に考えてください。僕を盾にしたところで、時間稼ぎにもならないことくらい、わかりますよね?」
第2王子、ボクと話すのを止めて、フィリップ殿下に交渉するとは、ボクを低く見積もりすぎじゃないかしら?
「本気で失礼なの。フィリップ殿下は、ボクが守るの。」
「国の用意している方は、僕みたいに理性的じゃありません。僕にしておけば、後腐れなくて、楽ですよ。」
と第2王子。
第2王子、ボクの頭越しに交渉しないの。
「どっちも嫌なの。」
「今まで、フィリスのわがままが通って、フィリップ殿下の行いに目くじらを立てる人がいなかったのは、なぜだと思う?」
と第2王子。
「ボクに嫌な思いをさせないため。」
ボク、嫌なことは、嫌なんだもの。
「本当にムカつく。可愛がられて当たり前?フザケてる。」
と第2王子。
第2王子のフレンドリーな一面が剥がれてきたの。
「ボクが可愛くて、可愛がられているのは、世の習いなの。逆らってもいいことはないの。」
ボクと争おうなんて、一生勝てない勝負をするのは、止めなさい。
「フィリップ殿下の恋人になりたい第2王子には、残念なお知らせがあるの。」
「第2王子は、ボクじゃないから相手にされないの。」
「悲しい現実に直面する前に、諦めることをおすすめするの。」
ボクは、フィリップ殿下を守るの。
フィリップ殿下に、邪な思惑はいらないの。
「フィリップ殿下は、ボクが守るの。第2王子の好きにさせないの。ハンティア王国の好きにもさせない。」
第2王子を盾にしながら、宣言しておく。
「国の意向と僕の意向が違うと思うのかい?」
と第2王子。
「第2王子は、自分の生きやすさ重視だから、国の意向は、自分の次なの。」
「生意気だね。」
と第2王子。
「ボクは言いたいことを言うの。」
生意気でも、なんでも好きに言うがいいの。
「フィリスに、それが許されているのは、フィリップ殿下が許しているからだよ。」
と第2王子。
「フィリップ殿下。冷静に考えてください。僕を盾にしたところで、時間稼ぎにもならないことくらい、わかりますよね?」
第2王子、ボクと話すのを止めて、フィリップ殿下に交渉するとは、ボクを低く見積もりすぎじゃないかしら?
「本気で失礼なの。フィリップ殿下は、ボクが守るの。」
「国の用意している方は、僕みたいに理性的じゃありません。僕にしておけば、後腐れなくて、楽ですよ。」
と第2王子。
第2王子、ボクの頭越しに交渉しないの。
「どっちも嫌なの。」
「今まで、フィリスのわがままが通って、フィリップ殿下の行いに目くじらを立てる人がいなかったのは、なぜだと思う?」
と第2王子。
「ボクに嫌な思いをさせないため。」
ボク、嫌なことは、嫌なんだもの。
「本当にムカつく。可愛がられて当たり前?フザケてる。」
と第2王子。
第2王子のフレンドリーな一面が剥がれてきたの。
「ボクが可愛くて、可愛がられているのは、世の習いなの。逆らってもいいことはないの。」
ボクと争おうなんて、一生勝てない勝負をするのは、止めなさい。
「フィリップ殿下の恋人になりたい第2王子には、残念なお知らせがあるの。」
「第2王子は、ボクじゃないから相手にされないの。」
「悲しい現実に直面する前に、諦めることをおすすめするの。」
0
お気に入りに追加
349
あなたにおすすめの小説

冤罪をかけられた上に婚約破棄されたので、こんな国出て行ってやります
真理亜
恋愛
「そうですか。では出て行きます」
婚約者である王太子のイーサンから謝罪を要求され、従わないなら国外追放だと脅された公爵令嬢のアイリスは、平然とこう言い放った。
そもそもが冤罪を着せられた上、婚約破棄までされた相手に敬意を表す必要など無いし、そんな王太子が治める国に未練などなかったからだ。
脅しが空振りに終わったイーサンは狼狽えるが、最早後の祭りだった。なんと娘可愛さに公爵自身もまた爵位を返上して国を出ると言い出したのだ。
王国のTOPに位置する公爵家が無くなるなどあってはならないことだ。イーサンは慌てて引き止めるがもう遅かった。

出戻り勇者は自重しない ~異世界に行ったら帰って来てからが本番だよね~
TB
ファンタジー
中2の夏休み、異世界召喚に巻き込まれた俺は14年の歳月を費やして魔王を倒した。討伐報酬で元の世界に戻った俺は、異世界召喚をされた瞬間に戻れた。28歳の意識と異世界能力で、失われた青春を取り戻すぜ!
東京五輪応援します!
色々な国やスポーツ、競技会など登場しますが、どんなに似てる感じがしても、あくまでも架空の設定でご都合主義の塊です!だってファンタジーですから!!
冷遇された第七皇子はいずれぎゃふんと言わせたい! 赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていました
taki210
ファンタジー
旧題:娼婦の子供と冷遇された第七皇子、赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていた件
『穢らわしい娼婦の子供』
『ロクに魔法も使えない出来損ない』
『皇帝になれない無能皇子』
皇帝ガレスと娼婦ソーニャの間に生まれた第七皇子ルクスは、魔力が少ないからという理由で無能皇子と呼ばれ冷遇されていた。
だが実はルクスの中身は転生者であり、自分と母親の身を守るために、ルクスは魔法を極めることに。
毎日人知れず死に物狂いの努力を続けた結果、ルクスの体内魔力量は拡張されていき、魔法の威力もどんどん向上していき……
『なんだあの威力の魔法は…?』
『モンスターの群れをたった一人で壊滅させただと…?』
『どうやってあの年齢であの強さを手に入れたんだ…?』
『あいつを無能皇子と呼んだ奴はとんだ大間抜けだ…』
そして気がつけば周囲を畏怖させてしまうほどの魔法使いの逸材へと成長していたのだった。
【完結】捨てられた双子のセカンドライフ
mazecco
ファンタジー
【第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞作】
王家の血を引きながらも、不吉の象徴とされる双子に生まれてしまったアーサーとモニカ。
父王から疎まれ、幼くして森に捨てられた二人だったが、身体能力が高いアーサーと魔法に適性のあるモニカは、力を合わせて厳しい環境を生き延びる。
やがて成長した二人は森を出て街で生活することを決意。
これはしあわせな第二の人生を送りたいと夢見た双子の物語。
冒険あり商売あり。
さまざまなことに挑戦しながら双子が日常生活?を楽しみます。
(話の流れは基本まったりしてますが、内容がハードな時もあります)
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!
聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい
金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。
私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。
勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。
なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。
※小説家になろうさんにも投稿しています。

魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる