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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!
710.情報源が、話したがっているから、聞いてやる方式。魅了疑惑に関わる内情を暴露してくれた情報源って、ひょっとして?
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「魅了の被害者に会う前に、被害者の婚約者と元婚約者だった王女以下の話をまとめると。」
とフィリップ殿下。
「世間知らずの若い男子学生達が、1人の平民の女子学生に、次々と入れあげ、女の気を引こうと金をつぎ込む者が続出。」
「女が誰にもなびかないから、競い合うように金を出し、貢ぎ物合戦を繰り広げ、女の尻を追いかけるのに夢中になりすぎて、婚約者をすげなく追い払い、何組かは、婚約破棄からの婚約解消に至っている。」
「平民の女は、裕福な平民や下級貴族向けの大商会の娘。商会が、成り上がりのために娘を使ったのかと調査が入ったが、商会の関与した証拠は見つからず、商会も娘を放逐。」
「娘の単独犯ということで、現在まで、娘は国の監視下においている。」
「娘は、魔力がなく、頭脳も平均以下。見た目に対する評価の男女差が大きい。」
「男子学生は、目で追いたくなり、目が離せなくなる。女と話していると、天にものぼる気持ちになる。」
「女子学生から見た女は、取り付く島がない印象で、見た目は可愛いと思うが、仲良くなりたいという気持ちは起きないそうだ。」
「女の特殊能力を疑ったのは、男女の認識が違いすぎたので、専門家や研究者が、観察した結果、浮上した可能性の1つに過ぎなかったのだが、いつのまにか定説になった。」
「定説が、女が魅了持ちで魅了を使って誑かした、なの?」
「現状はな。」
「安易に結果に飛びつきすぎじゃないかしら?」
「女以外の原因が、他に見当たらないようだ。」
とフィリップ殿下。
「女が原因であることは確かだろうが、魅了かどうかの判断は、魅了にかかったとされる男子学生を見るまではしない。」
「「了解。」」
とアンドリューとクリストファー。
「引っかかったのは、金が自由に使えて、将来が保証されている男子学生。」
とフィリップ殿下。
「どこぞの間者の疑いもあったが、商会を放逐されて、市井に暮らす間、接触した者は、いなかったそうだ。」
「情報の集まり方が、エグいです。」
とクリストファー。
「私は、誰かが話したくて仕方がない話を聞いた。」
とフィリップ殿下。
誰か、は、ユズキリ王女、とその周辺かしら。
「ユズキリ王女の婚約は継続中。」
とフィリップ殿下。
「第2王女は国内で第1王子を支える目的のための婚約だから、第2王女と婚約者の婚姻が成りさえすれば、子どもがいなくても良い。」
「男は、魅了持ち疑惑の女を囲いながら、結婚生活を始める計画を立てていた。
王女側から抗議を受け、女が解放されても、接触しないこと、と決まった。」
はて?
「ユズキリ王女が、結婚に繋がらないのに、フィリップ殿下を誘っているのは、どうしてかしら?」
「王女は、外国の王子から申し入れをされて、愛人を囲う計画を立てた婚約者との婚約を穏便に解消したがっている。」
「王女の婚約者の家は、王女降嫁の実績がほしい。家格を上げるために。」
「家格が低いお家なのかしら?」
「地方で権勢をほこってきたが、中央での地位は高くない伯爵家。」
とフィリップ殿下。
「王女に子どもが生まれても、王女の子どもが跡取りになることはない。」
「どういうことかしら?」
「王女の婚約者が跡取りではない。」
とフィリップ殿下。
王女の結婚は、王家の血筋が魅力的だから、ではないのね。
王家から頼み込んだのかしら?
「第2王子は、婚約破棄を宣言した後、婚約者だったご令嬢側から、婚約を解消されている。」
とフィリップ殿下。
「第2王子の側近候補の男子学生も、第2王子と一緒になって婚約破棄を叫び、仲良く婚約を解消している。」
「王女以外に積極的な高位貴族子女は、婚約解消して、婚約者がいなくなったところに、適齢期の未婚の男を並べられて、早いもの勝ちの争奪戦をしている。」
「追加投入された子女は、それ以外。」
「高位貴族子女の婚約解消のあおりで、無事だった婚約者を高位貴族に召し上げられた中位貴族子女。」
「兄弟や親戚が婚約解消の原因となったあおりで、婚約解消になった子女。」
「貴族子女の勢力図も把握したんですね。」
とクリストファー。
「王女が1番必死だからな。」
とフィリップ殿下。
王女が、たくさん内情を暴露してくれたんですか、そうですか。
「アンドリューとクリストファーは、何かつかんだか?」
とフィリップ殿下。
とフィリップ殿下。
「世間知らずの若い男子学生達が、1人の平民の女子学生に、次々と入れあげ、女の気を引こうと金をつぎ込む者が続出。」
「女が誰にもなびかないから、競い合うように金を出し、貢ぎ物合戦を繰り広げ、女の尻を追いかけるのに夢中になりすぎて、婚約者をすげなく追い払い、何組かは、婚約破棄からの婚約解消に至っている。」
「平民の女は、裕福な平民や下級貴族向けの大商会の娘。商会が、成り上がりのために娘を使ったのかと調査が入ったが、商会の関与した証拠は見つからず、商会も娘を放逐。」
「娘の単独犯ということで、現在まで、娘は国の監視下においている。」
「娘は、魔力がなく、頭脳も平均以下。見た目に対する評価の男女差が大きい。」
「男子学生は、目で追いたくなり、目が離せなくなる。女と話していると、天にものぼる気持ちになる。」
「女子学生から見た女は、取り付く島がない印象で、見た目は可愛いと思うが、仲良くなりたいという気持ちは起きないそうだ。」
「女の特殊能力を疑ったのは、男女の認識が違いすぎたので、専門家や研究者が、観察した結果、浮上した可能性の1つに過ぎなかったのだが、いつのまにか定説になった。」
「定説が、女が魅了持ちで魅了を使って誑かした、なの?」
「現状はな。」
「安易に結果に飛びつきすぎじゃないかしら?」
「女以外の原因が、他に見当たらないようだ。」
とフィリップ殿下。
「女が原因であることは確かだろうが、魅了かどうかの判断は、魅了にかかったとされる男子学生を見るまではしない。」
「「了解。」」
とアンドリューとクリストファー。
「引っかかったのは、金が自由に使えて、将来が保証されている男子学生。」
とフィリップ殿下。
「どこぞの間者の疑いもあったが、商会を放逐されて、市井に暮らす間、接触した者は、いなかったそうだ。」
「情報の集まり方が、エグいです。」
とクリストファー。
「私は、誰かが話したくて仕方がない話を聞いた。」
とフィリップ殿下。
誰か、は、ユズキリ王女、とその周辺かしら。
「ユズキリ王女の婚約は継続中。」
とフィリップ殿下。
「第2王女は国内で第1王子を支える目的のための婚約だから、第2王女と婚約者の婚姻が成りさえすれば、子どもがいなくても良い。」
「男は、魅了持ち疑惑の女を囲いながら、結婚生活を始める計画を立てていた。
王女側から抗議を受け、女が解放されても、接触しないこと、と決まった。」
はて?
「ユズキリ王女が、結婚に繋がらないのに、フィリップ殿下を誘っているのは、どうしてかしら?」
「王女は、外国の王子から申し入れをされて、愛人を囲う計画を立てた婚約者との婚約を穏便に解消したがっている。」
「王女の婚約者の家は、王女降嫁の実績がほしい。家格を上げるために。」
「家格が低いお家なのかしら?」
「地方で権勢をほこってきたが、中央での地位は高くない伯爵家。」
とフィリップ殿下。
「王女に子どもが生まれても、王女の子どもが跡取りになることはない。」
「どういうことかしら?」
「王女の婚約者が跡取りではない。」
とフィリップ殿下。
王女の結婚は、王家の血筋が魅力的だから、ではないのね。
王家から頼み込んだのかしら?
「第2王子は、婚約破棄を宣言した後、婚約者だったご令嬢側から、婚約を解消されている。」
とフィリップ殿下。
「第2王子の側近候補の男子学生も、第2王子と一緒になって婚約破棄を叫び、仲良く婚約を解消している。」
「王女以外に積極的な高位貴族子女は、婚約解消して、婚約者がいなくなったところに、適齢期の未婚の男を並べられて、早いもの勝ちの争奪戦をしている。」
「追加投入された子女は、それ以外。」
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「貴族子女の勢力図も把握したんですね。」
とクリストファー。
「王女が1番必死だからな。」
とフィリップ殿下。
王女が、たくさん内情を暴露してくれたんですか、そうですか。
「アンドリューとクリストファーは、何かつかんだか?」
とフィリップ殿下。
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