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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!
695.見るからに異常。でも、検査をしても、検査結果では異常と出ず、異常だと認定されない場合。異常だという結果が出るまで検査してみる?
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「諦める理由などない。目の前に、フィリス・ガランがいるではないか。」
とハンティア王国。
サブリーとユージュアルは、ハンティア王国の偉い人を覚える努力を最初から放棄している。
今後の付き合いが、なさそうだから。
今の話し相手が、ハンティア王国の偉い人かどうか、話し相手に足るかどうか、だけ、分かればいい。
「なんでフィリスを調べたら、魅了が解決するんだよ?」
とサブリー。
「未解明の魅了を解明するには、イレギュラーを調べてもダメだ。オーソドックスなものを調べてみないと。」
とハンティア王国。
「ハンティア王国は、ハンティア王国の魅了持ちの疑いがある女が、イレギュラーな存在で、フィリスがオーソドックスという分類なんだな?」
とサブリー。
「なんで、ハンティア王国の女はイレギュラー認定された?」
「魅了持ちのくせに、魔力がない。」
とハンティア王国。
「魔力がなくて、魅了を使うなら、イレギュラーだな。」
とサブリー。
「フィリスが魅了持ちという結論になったのは、なんでだ?」
とユージュアル。
「逆ハーレムを築き上げているのだ。魅了の力なしで、できまい。」
とハンティア王国。
「逆ハーレムは、魅了がなくてもできるんじゃね?」
とサブリー。
「複数の男に、チヤホヤされている状態のことだろ?」
とユージュアル。
「女が特定の誰かと仲良くなっても、逆ハーレムは自然消滅しない。逆ハーレムの一員の男は、別の女に入れあげて離れていっても、逆ハーレムの女を心から追い出さない。」
とサブリー。
「よく理解しているなあ。」
とユージュアル。
「見たことあるからさ。」
とサブリー。
「別の女が、男に逆ハーレムの女と離れることを望んだら、別の女が別れ話をされることもある。」
「ハンティア王国の逆ハーレムは、魅了持ちと疑われている女が作っていたんだよな?」
とサブリー。
「女は、魔力なし。魅了も使っていない。男達とは、客と担当者の関係で、営業の賜物と主張しているんだろう?」
とユージュアル。
「ハンティア王国は、女を魅了持ちと断定しているけれど、女自身は、否定したんだよな。女の言葉通りに受け止めないのはなんで?」
とサブリー。
「男が、状態異常だからか?」
とユージュアル。
「状態異常なら、正常に戻せばいいんじゃね?」
とサブリー。
「どんな魔法や魔導具を使っても、時間をおいても、魅了持ちから引き離しても、状態異常から回復しない。」
とハンティア王国。
「被害者の元を知っていると、現在、正常ではないと分かるから、状態異常と判断できる。
しかし、検査をしても状態異常という結果は出ない。」
明らかにおかしく見えるが、検査では、感知出来ないのか。
「行き詰まってるな。」
とサブリー。
ハンティア王国に理解できるか分からないが、とユージュアルは続けた。
「フィリスは魅了を使わず、今の状態だぞ。」
「何を言う。あんな逆ハーレムを築いておいて。」
とハンティア王国の王女が会話に加わってきた。
肉壁査定の1人目。金髪碧眼のお方だ。
ここへきて、会話に入ってきたということは。
王女には、何やら言いたいことがあるのだろうか?
とハンティア王国。
サブリーとユージュアルは、ハンティア王国の偉い人を覚える努力を最初から放棄している。
今後の付き合いが、なさそうだから。
今の話し相手が、ハンティア王国の偉い人かどうか、話し相手に足るかどうか、だけ、分かればいい。
「なんでフィリスを調べたら、魅了が解決するんだよ?」
とサブリー。
「未解明の魅了を解明するには、イレギュラーを調べてもダメだ。オーソドックスなものを調べてみないと。」
とハンティア王国。
「ハンティア王国は、ハンティア王国の魅了持ちの疑いがある女が、イレギュラーな存在で、フィリスがオーソドックスという分類なんだな?」
とサブリー。
「なんで、ハンティア王国の女はイレギュラー認定された?」
「魅了持ちのくせに、魔力がない。」
とハンティア王国。
「魔力がなくて、魅了を使うなら、イレギュラーだな。」
とサブリー。
「フィリスが魅了持ちという結論になったのは、なんでだ?」
とユージュアル。
「逆ハーレムを築き上げているのだ。魅了の力なしで、できまい。」
とハンティア王国。
「逆ハーレムは、魅了がなくてもできるんじゃね?」
とサブリー。
「複数の男に、チヤホヤされている状態のことだろ?」
とユージュアル。
「女が特定の誰かと仲良くなっても、逆ハーレムは自然消滅しない。逆ハーレムの一員の男は、別の女に入れあげて離れていっても、逆ハーレムの女を心から追い出さない。」
とサブリー。
「よく理解しているなあ。」
とユージュアル。
「見たことあるからさ。」
とサブリー。
「別の女が、男に逆ハーレムの女と離れることを望んだら、別の女が別れ話をされることもある。」
「ハンティア王国の逆ハーレムは、魅了持ちと疑われている女が作っていたんだよな?」
とサブリー。
「女は、魔力なし。魅了も使っていない。男達とは、客と担当者の関係で、営業の賜物と主張しているんだろう?」
とユージュアル。
「ハンティア王国は、女を魅了持ちと断定しているけれど、女自身は、否定したんだよな。女の言葉通りに受け止めないのはなんで?」
とサブリー。
「男が、状態異常だからか?」
とユージュアル。
「状態異常なら、正常に戻せばいいんじゃね?」
とサブリー。
「どんな魔法や魔導具を使っても、時間をおいても、魅了持ちから引き離しても、状態異常から回復しない。」
とハンティア王国。
「被害者の元を知っていると、現在、正常ではないと分かるから、状態異常と判断できる。
しかし、検査をしても状態異常という結果は出ない。」
明らかにおかしく見えるが、検査では、感知出来ないのか。
「行き詰まってるな。」
とサブリー。
ハンティア王国に理解できるか分からないが、とユージュアルは続けた。
「フィリスは魅了を使わず、今の状態だぞ。」
「何を言う。あんな逆ハーレムを築いておいて。」
とハンティア王国の王女が会話に加わってきた。
肉壁査定の1人目。金髪碧眼のお方だ。
ここへきて、会話に入ってきたということは。
王女には、何やら言いたいことがあるのだろうか?
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