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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!
681.詐欺師は、詐欺の腕前だけでなく、自分のやり方に合う獲物を探し出す嗅覚がいる。詐欺師と獲物の相性がよいと、ぴったりハマるものって本当?
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フィリップ殿下は、アンドリューとクリストファー、サブリーとユージュアルに、ついてこい、と言って、歩き出した。
ボクは、フィリップ殿下にお姫様抱っこのまま。
サブリーとユージュアルは、フィリップ殿下を挟むように、横に並ぶ。
アンドリューとクリストファーは、ご令嬢方の壁のから出てきて、サブリーとユージュアルの後ろを歩いている。
ボク、下りて歩いてもいいけれど抱っこの方が密談しやすいの。
「フィリップ殿下。ボク、ハンティア王国の方々に狙われているの。どうしてかしら?」
「フィリスは、魅了持ちの疑いをかけられている。」
とフィリップ殿下。
「魅了?ボクが?」
神気は魅了に含まれないよ?
「ああ。面白いことを思いつく。」
とフィリップ殿下は、何かを思い出して笑い出した。
「ボクが魅了持ちだと疑いをかけることと、ボクを捕まえようとすることの関連性は?」
ハンティア王国にとっては、ボクは外国人よ?赤の他人よ?
外国の貴族子弟、しかも現役の近衛が魅了持ちだからといって、捕まえたくなるもの?
国策で誘拐を推奨しているのかしら?
魅了持ちを捕まえたい思考回路が分からないの。
魅了されたいのかしら?
「フィリスの魅了におかされている私を救うため。」
とフィリップ殿下。
「ハンティア王国になんの利益が?」
「私の他にも、魅了にやられている貴族子弟を救い、2度と魅了にかからぬよう、両国間で縁談を進める計画。」
とフィリップ殿下。
「ボクの魅了疑惑いらないと思うの。」
王子と政略結婚させたいだけじゃないのかしら?
「ハンティア王国は、魅了疑惑のあるフィリスを私から引き離して、私を正常な状態に戻そうと努力を重ねていた。」
とフィリップ殿下。
「どんな努力なの?」
かかってもいない魅了をとくの?
ボクの脳裏に、ボクのうさぎさん、ゴウの言葉が蘇る。
『坊っちゃん。詐欺師は、詐欺の腕前だけじゃなく、獲物を見つける才覚がないと、続きません。』
『詐欺師は、自分のやり方にぴったりハマる獲物は逃さないんです。相性がいい間柄というのがあるんですよ。』
「魅力的な女性との出会いを通して、未知の刺激を感じてみては?と、女性がやってきて、魔導具や魔法を使ってくる。」
とフィリップ殿下。
「何に使うの?」
「ハンティア王国は、魅了を解除した女性が、私やアンドリュー達と結婚するという計画を立てて、張り切っていた。」
とフィリップ殿下。
魅了を解除すると言って、外国の王子に魔法かけたり、魔導具使ったの?
「かかっていない、魅了を解除したと言ったら、詐欺ではないかしら?」
「ハンティア王国の色々な魔導具や魔法を見るいい機会だった。」
とフィリップ殿下。
ハンティア王国の技術力と戦力を見る機会を堪能して、一通り把握したところかしら?
ハンティア王国にとって友好国ではないコーハ王国のフィリップ殿下が魅了にかかっていると思い込み、フィリップ殿下の魅了を解除すれば結婚出来るというエサに食いついて、魔法や魔導具をお披露目していくハンティア王国の女性。
かかっていない魅了を解除したという詐欺を働くつもりでいた女性は、魅了がとけない風を装ったフィリップ殿下の掌で転がされたということかしら。
詐欺師と獲物の相性ね。
獲物のはずのフィリップ殿下が、送り込まれた詐欺師より、上手だった、と。
「今、どんな状況なの?」
「私もアンドリューも魅了にかかったまま。ハンティア王国は、フィリスと引き合わせないようにすることで、魅了を軽減を狙ったが効果なし。ハンティア王国は苦戦中。」
とフィリップ殿下。
まだ、続けるの?
「もう帰らないのかしら?」
「ハンティア王国は、フィリスの魅了の解明と、魅了解除のために引き続き滞在を望んでいる。」
とフィリップ殿下。
「ハンティア王国は、ないものを解明したいの?ボク達は、世迷い言に付き合うのかしら?」
コーハ王国本国の狙いは、フィリップ殿下が魅了にかかっているというハンティア王国の国策を利用して、裏をかいてくるように、ということなの?
フィリップ殿下はとてもイキイキと言い切った。
「フィリスの逆ハーレムは、ハンティア王国で再始動。」
ボクは、フィリップ殿下にお姫様抱っこのまま。
サブリーとユージュアルは、フィリップ殿下を挟むように、横に並ぶ。
アンドリューとクリストファーは、ご令嬢方の壁のから出てきて、サブリーとユージュアルの後ろを歩いている。
ボク、下りて歩いてもいいけれど抱っこの方が密談しやすいの。
「フィリップ殿下。ボク、ハンティア王国の方々に狙われているの。どうしてかしら?」
「フィリスは、魅了持ちの疑いをかけられている。」
とフィリップ殿下。
「魅了?ボクが?」
神気は魅了に含まれないよ?
「ああ。面白いことを思いつく。」
とフィリップ殿下は、何かを思い出して笑い出した。
「ボクが魅了持ちだと疑いをかけることと、ボクを捕まえようとすることの関連性は?」
ハンティア王国にとっては、ボクは外国人よ?赤の他人よ?
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国策で誘拐を推奨しているのかしら?
魅了持ちを捕まえたい思考回路が分からないの。
魅了されたいのかしら?
「フィリスの魅了におかされている私を救うため。」
とフィリップ殿下。
「ハンティア王国になんの利益が?」
「私の他にも、魅了にやられている貴族子弟を救い、2度と魅了にかからぬよう、両国間で縁談を進める計画。」
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「ボクの魅了疑惑いらないと思うの。」
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「ハンティア王国は、魅了疑惑のあるフィリスを私から引き離して、私を正常な状態に戻そうと努力を重ねていた。」
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「どんな努力なの?」
かかってもいない魅了をとくの?
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『坊っちゃん。詐欺師は、詐欺の腕前だけじゃなく、獲物を見つける才覚がないと、続きません。』
『詐欺師は、自分のやり方にぴったりハマる獲物は逃さないんです。相性がいい間柄というのがあるんですよ。』
「魅力的な女性との出会いを通して、未知の刺激を感じてみては?と、女性がやってきて、魔導具や魔法を使ってくる。」
とフィリップ殿下。
「何に使うの?」
「ハンティア王国は、魅了を解除した女性が、私やアンドリュー達と結婚するという計画を立てて、張り切っていた。」
とフィリップ殿下。
魅了を解除すると言って、外国の王子に魔法かけたり、魔導具使ったの?
「かかっていない、魅了を解除したと言ったら、詐欺ではないかしら?」
「ハンティア王国の色々な魔導具や魔法を見るいい機会だった。」
とフィリップ殿下。
ハンティア王国の技術力と戦力を見る機会を堪能して、一通り把握したところかしら?
ハンティア王国にとって友好国ではないコーハ王国のフィリップ殿下が魅了にかかっていると思い込み、フィリップ殿下の魅了を解除すれば結婚出来るというエサに食いついて、魔法や魔導具をお披露目していくハンティア王国の女性。
かかっていない魅了を解除したという詐欺を働くつもりでいた女性は、魅了がとけない風を装ったフィリップ殿下の掌で転がされたということかしら。
詐欺師と獲物の相性ね。
獲物のはずのフィリップ殿下が、送り込まれた詐欺師より、上手だった、と。
「今、どんな状況なの?」
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まだ、続けるの?
「もう帰らないのかしら?」
「ハンティア王国は、フィリスの魅了の解明と、魅了解除のために引き続き滞在を望んでいる。」
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「ハンティア王国は、ないものを解明したいの?ボク達は、世迷い言に付き合うのかしら?」
コーハ王国本国の狙いは、フィリップ殿下が魅了にかかっているというハンティア王国の国策を利用して、裏をかいてくるように、ということなの?
フィリップ殿下はとてもイキイキと言い切った。
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