679 / 1,412
第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!
680.真打ち登場。
しおりを挟む
査定大会は、ご令嬢方の壁の崩壊とは違う理由により、中止。
真打ち登場。
「フィリップ殿下。」
観衆が花道を作っている。
「遅いの。」
ボクは、待ちくたびれたの。
「待たせて、悪かった。」
フィリップ殿下は、花道を通って、ボク達のところまで歩いてくる。
フィリップ殿下が来たので、ボクは両手を上げて、抱っこ待ちの体勢に。
フィリップ殿下は、何も言わず、ボクを抱っこする。
「フィリップ殿下が遅いから、ボク、たくさん嫌な思いしたの。」
フィリップ殿下のお姫様抱っこは、とても安定感がある。
ボクも、誰かをお姫様抱っこできるかしら?
「フィリップ殿下。ハンティア王国の方々が、ボクを捕まえて、ボクの健康診断をしたがっているの。迷惑なの。」
「アンドリューとクリストファーが、ボク達のお迎えに来たのに、ご令嬢方が帰らせてくれないの。お邪魔虫なの。」
「ユージュアルは、複数のご令嬢方に扇子で殴られて、ミミズ腫れになってしまったの。許すまじなの。」
フィリップ殿下の両頬に、ボクは両手を添える。
「フィリップ殿下が遅いから、ボクはご機嫌ななめよ?」
フィリップ殿下のお顔を上目遣いで見る。
「ボクのご機嫌、とって?」
フィリップ殿下は破顔した。
「フィリスが、して欲しいことはなんだ?」
「皆で、早くお家に帰るの。ハンティア王国は、ご令嬢も役人も、若い男を求めすぎで、怖いの。」
「ご令嬢は、見たら分かる。役人もか?」
とフィリップ殿下。
ボクは、ボク達の仮住まいになっていた、建物を指し示す。
「ボク達、この建物で過ごしていたの。」
フィリップ殿下も建物を見た。
「3人だけで、生活することをハンティア王国の役人に承諾させたのに、ハンティア王国の人が勝手入ってきたの。何度も。」
「食べ物に混ぜ物してきたり、寝ているボク達を運び出そうとしたり、入浴中に押し入ってきたり。」
フィリップ殿下の怒りの導火線に火がつく。
フィリップ殿下は、フィリップ殿下からボクを遠ざけようとする者に対して、不寛容なの。
「外交団の人が、体調不良だから、と、ボク達を別の建物に連れていこうとしたり。」
「毎日、怖い思いをしたの。」
「ボクに怖い思いをさせる人は、人として、ダメじゃないかしら。」
真打ち登場。
「フィリップ殿下。」
観衆が花道を作っている。
「遅いの。」
ボクは、待ちくたびれたの。
「待たせて、悪かった。」
フィリップ殿下は、花道を通って、ボク達のところまで歩いてくる。
フィリップ殿下が来たので、ボクは両手を上げて、抱っこ待ちの体勢に。
フィリップ殿下は、何も言わず、ボクを抱っこする。
「フィリップ殿下が遅いから、ボク、たくさん嫌な思いしたの。」
フィリップ殿下のお姫様抱っこは、とても安定感がある。
ボクも、誰かをお姫様抱っこできるかしら?
「フィリップ殿下。ハンティア王国の方々が、ボクを捕まえて、ボクの健康診断をしたがっているの。迷惑なの。」
「アンドリューとクリストファーが、ボク達のお迎えに来たのに、ご令嬢方が帰らせてくれないの。お邪魔虫なの。」
「ユージュアルは、複数のご令嬢方に扇子で殴られて、ミミズ腫れになってしまったの。許すまじなの。」
フィリップ殿下の両頬に、ボクは両手を添える。
「フィリップ殿下が遅いから、ボクはご機嫌ななめよ?」
フィリップ殿下のお顔を上目遣いで見る。
「ボクのご機嫌、とって?」
フィリップ殿下は破顔した。
「フィリスが、して欲しいことはなんだ?」
「皆で、早くお家に帰るの。ハンティア王国は、ご令嬢も役人も、若い男を求めすぎで、怖いの。」
「ご令嬢は、見たら分かる。役人もか?」
とフィリップ殿下。
ボクは、ボク達の仮住まいになっていた、建物を指し示す。
「ボク達、この建物で過ごしていたの。」
フィリップ殿下も建物を見た。
「3人だけで、生活することをハンティア王国の役人に承諾させたのに、ハンティア王国の人が勝手入ってきたの。何度も。」
「食べ物に混ぜ物してきたり、寝ているボク達を運び出そうとしたり、入浴中に押し入ってきたり。」
フィリップ殿下の怒りの導火線に火がつく。
フィリップ殿下は、フィリップ殿下からボクを遠ざけようとする者に対して、不寛容なの。
「外交団の人が、体調不良だから、と、ボク達を別の建物に連れていこうとしたり。」
「毎日、怖い思いをしたの。」
「ボクに怖い思いをさせる人は、人として、ダメじゃないかしら。」
10
お気に入りに追加
337
あなたにおすすめの小説
悪役令息に転生して絶望していたら王国至宝のエルフ様にヨシヨシしてもらえるので、頑張って生きたいと思います!
梻メギ
BL
「あ…もう、駄目だ」プツリと糸が切れるように限界を迎え死に至ったブラック企業に勤める主人公は、目覚めると悪役令息になっていた。どのルートを辿っても断罪確定な悪役令息に生まれ変わったことに絶望した主人公は、頑張る意欲そして生きる気力を失い床に伏してしまう。そんな、人生の何もかもに絶望した主人公の元へ王国お抱えのエルフ様がやってきて───!?
【王国至宝のエルフ様×元社畜のお疲れ悪役令息】
▼この作品と出会ってくださり、ありがとうございます!初投稿になります、どうか温かい目で見守っていただけますと幸いです。
▼こちらの作品はムーンライトノベルズ様にも投稿しております。
▼毎日18時投稿予定
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。
小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。
そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。
先輩×後輩
攻略キャラ×当て馬キャラ
総受けではありません。
嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。
ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。
だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。
え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。
でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!!
……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。
本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。
こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
もう人気者とは付き合っていられません
花果唯
BL
僕の恋人は頭も良くて、顔も良くておまけに優しい。
モテるのは当然だ。でも――。
『たまには二人だけで過ごしたい』
そう願うのは、贅沢なのだろうか。
いや、そんな人を好きになった僕の方が間違っていたのだ。
「好きなのは君だ」なんて言葉に縋って耐えてきたけど、それが間違いだったってことに、ようやく気がついた。さようなら。
ちょうど生徒会の補佐をしないかと誘われたし、そっちの方に専念します。
生徒会長が格好いいから見ていて癒やされるし、一石二鳥です。
※ライトBL学園モノ ※2024再公開・改稿中
願いの守護獣 チートなもふもふに転生したからには全力でペットになりたい
戌葉
ファンタジー
気付くと、もふもふに生まれ変わって、誰もいない森の雪の上に寝ていた。
人恋しさに森を出て、途中で魔物に間違われたりもしたけど、馬に助けられ騎士に保護してもらえた。正体はオレ自身でも分からないし、チートな魔法もまだ上手く使いこなせないけど、全力で可愛く頑張るのでペットとして飼ってください!
チートな魔法のせいで狙われたり、自分でも分かっていなかった正体のおかげでとんでもないことに巻き込まれちゃったりするけど、オレが目指すのはぐーたらペット生活だ!!
※「1-7」で正体が判明します。「精霊の愛し子編」や番外編、「美食の守護獣」ではすでに正体が分かっていますので、お気を付けください。
番外編「美食の守護獣 ~チートなもふもふに転生したからには全力で食い倒れたい」
「冒険者編」と「精霊の愛し子編」の間の食い倒れツアーのお話です。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/2227451/394680824
転生悪役令息、雌落ち回避で溺愛地獄!?義兄がラスボスです!
めがねあざらし
BL
人気BLゲーム『ノエル』の悪役令息リアムに転生した俺。
ゲームの中では「雌落ちエンド」しか用意されていない絶望的な未来が待っている。
兄の過剰な溺愛をかわしながらフラグを回避しようと奮闘する俺だが、いつしか兄の目に奇妙な影が──。
義兄の溺愛が執着へと変わり、ついには「ラスボス化」!?
このままじゃゲームオーバー確定!?俺は義兄を救い、ハッピーエンドを迎えられるのか……。
※タイトル変更(2024/11/27)
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる