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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!
625.王女方に発破かけてみた結果は?年頃のモテる王子に、構ってもらうのを待っていても、奇跡は起きない。王女方、自分から動いてみて。
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王女方は、国と本人の差はあれど、全員、フィリップ殿下の参加要請をしている。
「フィリップ殿下。ボク、王女方にフィリップ殿下の顔を見る機会を差し上げたのに、どなたもお喜びでないみたいなの。」
フィリップ殿下は、王女方に興味がないから、ボクが連れ歩いて、偶然にでも部屋に入ると決めなかったら、同じ部屋にいてくれないと思うの。
王女方が働きかけないと、同じ部屋にいても、フィリップ殿下は目もくれない。
自分に興味がない相手を待っていても、来てくれない。
優しくエスコートされたり、構ってもらえるのを夢見たい気持ちは通用しないの。
フィリップ殿下は、眼中にない王女方を、景色と一体化させている気がするもの。
フィリップ殿下の関心をひきたいなら、王女方に自分から動いていただかないと。
「どうしてかしら?」
フィリップ殿下を見ているのに、アプローチする動きは見せない。
テルミネ王女は、アンドリューをチラチラ見ているの。
「姫の憂いている様子も、可愛い。」
とフィリップ殿下は、ボクの顎を固定して、唇を乗せてきた。
本当に王女方に興味がないことが伝わってくるの。
「待って。フィリップ殿下。」
ボクの舌が疲れて話せなくなるでしょ。
王女方が消極的で、王女方の付き添いも消極的。
フィリップ殿下は、無関心。
この場で動くのは、ボクしかいない。
「せっかく、一同に介しているこの機会。お望みのフィリップ殿下に会えたお礼をしてくださる?」
「お話したいの。」
1人目が食いついた。
「変態に話すことなどない。」
とオランジェリン王女。
「承知の上で出席を求めてきたのでしょ?」
変態?
ボクが最初にコーハ王国の担当者から渡されたお話は、1番最初に上梓された全年齢型のご本。
一部で人気になって、お話の種類も増えた。
今や、年頃の女性の一部に大人気のジャンル。
オランジェリン王女は、同じ趣味のご令嬢と語り合う会を祖国で作っている。
性愛描写が、口づけだけでなく、最後までいっているらしいご本の愛読者なら、楽しんだかと思ったの。
ちがったのかしら?
それとも、変態に拘りがあるのかしら?
「本物の変態だとは知らなかった。」
とオランジェリン王女。
「変態の基準は人それぞれ。オランジェリン王女が、フィリップ殿下に出席を願った理由は何かしら?」
会話が成立したなら、進めましょ。
「フィリップ殿下。ボク、王女方にフィリップ殿下の顔を見る機会を差し上げたのに、どなたもお喜びでないみたいなの。」
フィリップ殿下は、王女方に興味がないから、ボクが連れ歩いて、偶然にでも部屋に入ると決めなかったら、同じ部屋にいてくれないと思うの。
王女方が働きかけないと、同じ部屋にいても、フィリップ殿下は目もくれない。
自分に興味がない相手を待っていても、来てくれない。
優しくエスコートされたり、構ってもらえるのを夢見たい気持ちは通用しないの。
フィリップ殿下は、眼中にない王女方を、景色と一体化させている気がするもの。
フィリップ殿下の関心をひきたいなら、王女方に自分から動いていただかないと。
「どうしてかしら?」
フィリップ殿下を見ているのに、アプローチする動きは見せない。
テルミネ王女は、アンドリューをチラチラ見ているの。
「姫の憂いている様子も、可愛い。」
とフィリップ殿下は、ボクの顎を固定して、唇を乗せてきた。
本当に王女方に興味がないことが伝わってくるの。
「待って。フィリップ殿下。」
ボクの舌が疲れて話せなくなるでしょ。
王女方が消極的で、王女方の付き添いも消極的。
フィリップ殿下は、無関心。
この場で動くのは、ボクしかいない。
「せっかく、一同に介しているこの機会。お望みのフィリップ殿下に会えたお礼をしてくださる?」
「お話したいの。」
1人目が食いついた。
「変態に話すことなどない。」
とオランジェリン王女。
「承知の上で出席を求めてきたのでしょ?」
変態?
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一部で人気になって、お話の種類も増えた。
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ちがったのかしら?
それとも、変態に拘りがあるのかしら?
「本物の変態だとは知らなかった。」
とオランジェリン王女。
「変態の基準は人それぞれ。オランジェリン王女が、フィリップ殿下に出席を願った理由は何かしら?」
会話が成立したなら、進めましょ。
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