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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!
603.周りに黙って、カッコいい主役をするために、カッコいい言動を調べたメモの返却と、本番前の練習回避をさり気なく済ませたいの。
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「カッコいいところを書き出しているというが、アンドリュー、ジーン、クリストファー、俺の名前はないよな?フィリスから見て、カッコよくないのか。」
とシドニー。
4人共、カッコいいの。
本番は、国際会議の場。
本人がいるのに、本人の前で真似するわけにはいかないから、今回は調査対象にしていないの。
「4人共、カッコいいの。これはたまたま。」
「書いていない4人は、国際会議に行くメンバーだよね?」
とリッチェル。
リッチェル、どうして、今、鋭さを発揮したの。
気づかないで欲しかったの。
「フィリス?」
とリッチェル。
「そうかもしれないの。」
答えたくないから、曖昧にする。
「フィリスは、カッコよさに憧れているのか?」
とアラン。
アラン、いいパスなの。
「そう。カッコいいのは大事なの。」
「メモは全部、動作と言い回し。フィリス?」
とジーン。
「いつ、どこで、使おうとしている?」
具体的に聞かないでほしいの。
「そのうちに。」
「フィリス、俺の名前が入っていなかったのは寂しい。」
とアンドリュー。
「ごめんなさいなの。」
「練習しようか?フィリス。」
とアンドリュー。
「たまたま、俺のカッコいいところを書いてなかったなんて、残念だから、練習してカッコいいところを確認してくれないか?」
なんと恐ろしいことを。
「練習はしないの。」
練習したら、練習しているのに、練習通りじゃないと分かったジーンがとても怖いから。
「アンドリューがカッコいいことは、もう肌で感じているから、大丈夫なの。」
「言葉で知りたい。フィリスが俺のことをどう語るのか、聞きたい。」
とアンドリュー。
「練習は、いらないと思うの。本番までお楽しみにするのはいかがかしら。」
練習で、カッコいい主役をするわけにはいかないの。
「本番のためにも練習がいるんじゃないか?したことがないんだから。」
とアラン。
アラン、正論は困るの、ボクが。
「練習しない方が、上手に出来るから。」
「今から確かめてみるか。」
とラウル。
確かめる必要ないの、ラウル。
「確かめなくても。」
ボク、カッコいい主役になるの。
1人でもいいから、練習しない派になってほしいの、ボクのために。
ラウル、リッチェル、アラン、ジーン、アンドリュー、セドリック。
順番に見ていったけど、誰も味方をしてくれなさそう。
「メモは、没収。」
とラウル。
「どうしてなの?」
今、メモの話はしていなかったの。
「フィリス。カッコいい、は周りにいるから、メモはいらない。いいな?」
とラウル。
何を言い出すの。メモ、大事。
「良くないの。ボク、メモがないと困るの。メモを見て、会議までに出来るようになるの。」
「メモを見て、何を出来るようにするんだ?」
とセドリック。
しまったの。
焦って、少し漏れてしまった。
「忘れてほしいの。」
「フィリス?」
とジーン。
「忘れて下さい。お願いします。」
ボクのために。
とシドニー。
4人共、カッコいいの。
本番は、国際会議の場。
本人がいるのに、本人の前で真似するわけにはいかないから、今回は調査対象にしていないの。
「4人共、カッコいいの。これはたまたま。」
「書いていない4人は、国際会議に行くメンバーだよね?」
とリッチェル。
リッチェル、どうして、今、鋭さを発揮したの。
気づかないで欲しかったの。
「フィリス?」
とリッチェル。
「そうかもしれないの。」
答えたくないから、曖昧にする。
「フィリスは、カッコよさに憧れているのか?」
とアラン。
アラン、いいパスなの。
「そう。カッコいいのは大事なの。」
「メモは全部、動作と言い回し。フィリス?」
とジーン。
「いつ、どこで、使おうとしている?」
具体的に聞かないでほしいの。
「そのうちに。」
「フィリス、俺の名前が入っていなかったのは寂しい。」
とアンドリュー。
「ごめんなさいなの。」
「練習しようか?フィリス。」
とアンドリュー。
「たまたま、俺のカッコいいところを書いてなかったなんて、残念だから、練習してカッコいいところを確認してくれないか?」
なんと恐ろしいことを。
「練習はしないの。」
練習したら、練習しているのに、練習通りじゃないと分かったジーンがとても怖いから。
「アンドリューがカッコいいことは、もう肌で感じているから、大丈夫なの。」
「言葉で知りたい。フィリスが俺のことをどう語るのか、聞きたい。」
とアンドリュー。
「練習は、いらないと思うの。本番までお楽しみにするのはいかがかしら。」
練習で、カッコいい主役をするわけにはいかないの。
「本番のためにも練習がいるんじゃないか?したことがないんだから。」
とアラン。
アラン、正論は困るの、ボクが。
「練習しない方が、上手に出来るから。」
「今から確かめてみるか。」
とラウル。
確かめる必要ないの、ラウル。
「確かめなくても。」
ボク、カッコいい主役になるの。
1人でもいいから、練習しない派になってほしいの、ボクのために。
ラウル、リッチェル、アラン、ジーン、アンドリュー、セドリック。
順番に見ていったけど、誰も味方をしてくれなさそう。
「メモは、没収。」
とラウル。
「どうしてなの?」
今、メモの話はしていなかったの。
「フィリス。カッコいい、は周りにいるから、メモはいらない。いいな?」
とラウル。
何を言い出すの。メモ、大事。
「良くないの。ボク、メモがないと困るの。メモを見て、会議までに出来るようになるの。」
「メモを見て、何を出来るようにするんだ?」
とセドリック。
しまったの。
焦って、少し漏れてしまった。
「忘れてほしいの。」
「フィリス?」
とジーン。
「忘れて下さい。お願いします。」
ボクのために。
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