600 / 1,439
第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!
601.ダンシェル、ロウウェル、レイモンドをボクの直属の部下にしたの。逆ハーレム物語の演技では、アンドリューが王子のライバル役をするの。
しおりを挟む
逆ハーレムの主役と引き換えにしたお願い。
「ダンシェル、ロウウェル、レイモンドをボクの直属にするの。」
無事に通ったの。
3人とも、ボクが鍛えるから、期待してね。
ボクは、サブリーとユージュアルが笑い転げていたお話を読んで、台詞回しや話の流れを頭に入れなくては。
本当に、誰が、ボクを主役にしたの。
今回の別働隊は
ボク、サブリー、ユージュアル。
ジーン、シドニー。
アンドリュー、クリストファー。
ダンシェル、ロウウェル、レイモンド。
王子のライバルの高位貴族子弟役は、アンドリューが率先して引き受けてくれた。
「どろどろに甘やかす。」
って。
ドキドキしちゃう。
だって、恋人モードでするとき、いつも優しくて、情熱的で。
ボク、平常心を保てるかしら?
ジーンは全体を見るお仕事なので、お話をアレンジして、ジーンの役をダンシェルがすることに。
アレンジしてもいいなら、主役をアレンジして、誰か希望者を、と提案したら、誰も賛成してくれなかった。
なぜ?
無念なの。
フィリスの代わりはいないから、と言われてしまったの。
それならば、せめて、ボクの役をもっとかっこよくしたい、と言ったら、カッコ良さの限界にチャレンジしてみて、と手直しさせてもらえず。
わがまま姫とか、逆ハーレムじゃなく、ボクのカッコいい噂をマーゴットに聞いてほしいのに。
うん?
いいことを思いついたの。
ボクが主役なんだから、ボクはカッコいい役回りでも、いいんじゃないかしら?
打ち合わせだけで、事前の練習しなくて、本番に出るんだもの。
ボクが最初にカッコ良い役をしてしまえば、いいの。
ふふん。
カッコいい役は、どう演じたらいいのかしら?
閃いたの。
別働隊は、皆カッコいい。
今回行かないメンバーを観察して、いいとこ取りをしたら、カッコ良くなるかしら。
ボクは、閃きを軌道に乗せるために、こっそり皆を観察している。
誰にも内緒で。
皆の中にいたら、よくわからないから、外から客観的に見てみないと。
閃いた日から、休憩の度に、輪の中からさっと出て、離れた場所から観察しているの。
筆記用具も携帯して、書き出しているの。
後で見直すために。
今日は、部屋の中に入らないで、入口から観察。
ボクは、入口にくっついて一体化している。
誰にも、気づかれていないの。
観察を始めた最初は、気になっていたみたいだけど、ボクの観察技術が上達したから、今では誰にも気づかれずに、観察しているの。
ボクは、特技を見つけたみたい。
その時、ボクの後ろから、誰かが肩を叩いた。
びっくりして、思わず振り返ったの。
「何を書いている?」
背後から手が伸びてきた。ボクのメモとペンに。
「ボクの。」
持って行かれると困る。
今日は、たくさん書いたの。
「フィリスのだな?知っている。何を書いていた?」
とセドリック。
そんな簡単に閃きを話さないの、ボクは。
「秘密なの。」
「そうか。メモを貸せ。」
「セドリック、ボクの言ったこと聞いていないのね?秘密なの。」
秘密だから、メモは貸せないの。セドリック、ごめんね。
横からにゅっと手が伸びて、メモが。
「シュクナ。それ、ボクの。」
シュクナがメモを持って、部屋の中に入っていく。
待って。メモは返して。
「借りますね。」
貸さないの。
見ちゃだめ。
シュクナを追いかけようとしたら、セドリックの手が、ボクのお腹に回って動けない。
「何を思って、何をしていたか、全員の前で、白状するんだ。」
とセドリック。
セドリックに背後から押されて、ボクも部屋の中へ。
こんなの予定にないの。
「ダンシェル、ロウウェル、レイモンドをボクの直属にするの。」
無事に通ったの。
3人とも、ボクが鍛えるから、期待してね。
ボクは、サブリーとユージュアルが笑い転げていたお話を読んで、台詞回しや話の流れを頭に入れなくては。
本当に、誰が、ボクを主役にしたの。
今回の別働隊は
ボク、サブリー、ユージュアル。
ジーン、シドニー。
アンドリュー、クリストファー。
ダンシェル、ロウウェル、レイモンド。
王子のライバルの高位貴族子弟役は、アンドリューが率先して引き受けてくれた。
「どろどろに甘やかす。」
って。
ドキドキしちゃう。
だって、恋人モードでするとき、いつも優しくて、情熱的で。
ボク、平常心を保てるかしら?
ジーンは全体を見るお仕事なので、お話をアレンジして、ジーンの役をダンシェルがすることに。
アレンジしてもいいなら、主役をアレンジして、誰か希望者を、と提案したら、誰も賛成してくれなかった。
なぜ?
無念なの。
フィリスの代わりはいないから、と言われてしまったの。
それならば、せめて、ボクの役をもっとかっこよくしたい、と言ったら、カッコ良さの限界にチャレンジしてみて、と手直しさせてもらえず。
わがまま姫とか、逆ハーレムじゃなく、ボクのカッコいい噂をマーゴットに聞いてほしいのに。
うん?
いいことを思いついたの。
ボクが主役なんだから、ボクはカッコいい役回りでも、いいんじゃないかしら?
打ち合わせだけで、事前の練習しなくて、本番に出るんだもの。
ボクが最初にカッコ良い役をしてしまえば、いいの。
ふふん。
カッコいい役は、どう演じたらいいのかしら?
閃いたの。
別働隊は、皆カッコいい。
今回行かないメンバーを観察して、いいとこ取りをしたら、カッコ良くなるかしら。
ボクは、閃きを軌道に乗せるために、こっそり皆を観察している。
誰にも内緒で。
皆の中にいたら、よくわからないから、外から客観的に見てみないと。
閃いた日から、休憩の度に、輪の中からさっと出て、離れた場所から観察しているの。
筆記用具も携帯して、書き出しているの。
後で見直すために。
今日は、部屋の中に入らないで、入口から観察。
ボクは、入口にくっついて一体化している。
誰にも、気づかれていないの。
観察を始めた最初は、気になっていたみたいだけど、ボクの観察技術が上達したから、今では誰にも気づかれずに、観察しているの。
ボクは、特技を見つけたみたい。
その時、ボクの後ろから、誰かが肩を叩いた。
びっくりして、思わず振り返ったの。
「何を書いている?」
背後から手が伸びてきた。ボクのメモとペンに。
「ボクの。」
持って行かれると困る。
今日は、たくさん書いたの。
「フィリスのだな?知っている。何を書いていた?」
とセドリック。
そんな簡単に閃きを話さないの、ボクは。
「秘密なの。」
「そうか。メモを貸せ。」
「セドリック、ボクの言ったこと聞いていないのね?秘密なの。」
秘密だから、メモは貸せないの。セドリック、ごめんね。
横からにゅっと手が伸びて、メモが。
「シュクナ。それ、ボクの。」
シュクナがメモを持って、部屋の中に入っていく。
待って。メモは返して。
「借りますね。」
貸さないの。
見ちゃだめ。
シュクナを追いかけようとしたら、セドリックの手が、ボクのお腹に回って動けない。
「何を思って、何をしていたか、全員の前で、白状するんだ。」
とセドリック。
セドリックに背後から押されて、ボクも部屋の中へ。
こんなの予定にないの。
0
お気に入りに追加
349
あなたにおすすめの小説

出戻り勇者は自重しない ~異世界に行ったら帰って来てからが本番だよね~
TB
ファンタジー
中2の夏休み、異世界召喚に巻き込まれた俺は14年の歳月を費やして魔王を倒した。討伐報酬で元の世界に戻った俺は、異世界召喚をされた瞬間に戻れた。28歳の意識と異世界能力で、失われた青春を取り戻すぜ!
東京五輪応援します!
色々な国やスポーツ、競技会など登場しますが、どんなに似てる感じがしても、あくまでも架空の設定でご都合主義の塊です!だってファンタジーですから!!
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
【BL】どうやら精霊術師として召喚されたようですが5分でクビになりましたので、最高級クラスの精霊獣と駆け落ちしようと思います。
riy
BL
風呂でまったりしている時に突如異世界へ召喚された千颯(ちはや)。
召喚されたのはいいが、本物の聖女が現れたからもう必要ないと5分も経たない内にお役御免になってしまう。
しかも元の世界へも帰れず、あろう事か風呂のお湯で流されてしまった魔法陣を描ける人物を探して直せと無茶振りされる始末。
別邸へと通されたのはいいが、いかにも出そうな趣のありすぎる館であまりの待遇の悪さに愕然とする。
そんな時に一匹のホワイトタイガーが現れ?
最高級クラスの精霊獣(人型にもなれる)×精霊術師(本人は凡人だと思ってる)
※コメディよりのラブコメ。時にシリアス。

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
旦那様、前世の記憶を取り戻したので離縁させて頂きます
結城芙由奈@コミカライズ発売中
恋愛
【前世の記憶が戻ったので、貴方はもう用済みです】
ある日突然私は前世の記憶を取り戻し、今自分が置かれている結婚生活がとても理不尽な事に気が付いた。こんな夫ならもういらない。前世の知識を活用すれば、この世界でもきっと女1人で生きていけるはず。そして私はクズ夫に離婚届を突きつけた―。
私の容姿は中の下だと、婚約者が話していたのを小耳に挟んでしまいました
山田ランチ
恋愛
想い合う二人のすれ違いラブストーリー。
※以前掲載しておりましたものを、加筆の為再投稿致しました。お読み下さっていた方は重複しますので、ご注意下さいませ。
コレット・ロシニョール 侯爵家令嬢。ジャンの双子の姉。
ジャン・ロシニョール 侯爵家嫡男。コレットの双子の弟。
トリスタン・デュボワ 公爵家嫡男。コレットの婚約者。
クレマン・ルゥセーブル・ジハァーウ、王太子。
シモン・ノアイユ 辺境伯家嫡男。コレットの従兄。
ルネ ロシニョール家の侍女でコレット付き。
シルヴィー・ペレス 子爵令嬢。
〈あらすじ〉
コレットは愛しの婚約者が自分の容姿について話しているのを聞いてしまう。このまま大好きな婚約者のそばにいれば疎まれてしまうと思ったコレットは、親類の領地へ向かう事に。そこで新しい商売を始めたコレットは、知らない間に国の重要人物になってしまう。そしてトリスタンにも女性の影が見え隠れして……。
ジレジレ、すれ違いラブストーリー

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる