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第5章 コーハ王国の近衛には、わがまま姫がいる。フィリス・ガランという子爵家子息。コーハ王国のイイ男を侍らせて、手玉にとっているらしいよ?
510.サブリーは、ラウルとエスターの様子を見ながら考える。分からないから、聞いてみよう。デキているの、いないの、どっち?
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「よし、置いて帰ろうぜ。」
とサブリー。
「いいのか?」
とラウル。
「大丈夫。アテがある。」
とサブリーは、心の中のハーマルにエールを送る。
ハーマルより先に、ガラン子爵家の最強の妹マーゴットが登場する未来があるなぞ、サブリーは夢にも思わない。
3人は、倒れ伏している人間だったものをいくつも避けて、丘をおりた。
「2人は、デキていると聞こえてきたけど、そうなん?」
とサブリー。
「自分の目で判断しろ。」
とラウル。
ラウルもエスターも疲れている。
刺激はやめよう。
2人は恋人説。
女性陣の願望だったようだ。
「これから、俺が仕切るから、言う通りにしろよー。」
とサブリー。
「分かった。」
とラウル。
「2人は?」
とエスター。
「ユージュアルは、ダンシェル達のとこ。フィリスは、セドリック達のとこに向かった。」
とサブリー。
「地響きがして、山がなくなったが、皆、無事か、分かるか?」
とラウル。
「俺達は、無事。相手は知らないよ。」
とサブリー。
山は、フィリスがしたんだろう。
邪魔だったのかもしれない。
もしかしたら、山が、フィリスの美的センスにそぐわなかったのかも。
多分、そういう理由なら、命は、取らない。
サブリー自身もユージュアルも突拍子のないところがあるが、フィリスもそういうところがある。
サブリーは、楽しそうだと思ったら、試さずにいられない性分である。
我慢は、体に悪いので、失敗しようが、挑戦することにしている。
それにしても。
ラウルとエスターの消耗が激しい。
潜んでいる人間を片付けながら、サブリーは考える。
休憩出来るところを探して、2人と助けを待つことにしよう。
「恋人説は、誰が?」
とサブリー。
「力づくで、どうにかしてこようとしたから。」
とエスター。
抗っているうちに、そういう展開になったらしい。
見た目が良い男2人だもんな。
無事で良かった。
ラウルとエスターがデキていても、サブリーには関係ないので、何にも気にならないが、本人達が否定するので、デキていない、という態度をとろう。
そんなことを考えていたら、見破られた。
「気遣いするところが、おかしいよ。」
とエスター。
「仲間に入れてやろう。」
とラウル。
謹んでお断りしながら、サブリーは、助けを待つ。
色んな備品が置いてある、小屋に入って、ラウルとエスターを横たわらせている。
サブリーは、魔導具をそっと起動する。
フィリス、ユージュアル、ハーマルなら、気づくだろう。
さて、一休み。
あ、ユージュアルも一休みするみたいだ。
魔導具の共鳴反応がある。
ユージュアル達も大変だったんだな。
お疲れ様。
しばらく休もうぜ。
とサブリー。
「いいのか?」
とラウル。
「大丈夫。アテがある。」
とサブリーは、心の中のハーマルにエールを送る。
ハーマルより先に、ガラン子爵家の最強の妹マーゴットが登場する未来があるなぞ、サブリーは夢にも思わない。
3人は、倒れ伏している人間だったものをいくつも避けて、丘をおりた。
「2人は、デキていると聞こえてきたけど、そうなん?」
とサブリー。
「自分の目で判断しろ。」
とラウル。
ラウルもエスターも疲れている。
刺激はやめよう。
2人は恋人説。
女性陣の願望だったようだ。
「これから、俺が仕切るから、言う通りにしろよー。」
とサブリー。
「分かった。」
とラウル。
「2人は?」
とエスター。
「ユージュアルは、ダンシェル達のとこ。フィリスは、セドリック達のとこに向かった。」
とサブリー。
「地響きがして、山がなくなったが、皆、無事か、分かるか?」
とラウル。
「俺達は、無事。相手は知らないよ。」
とサブリー。
山は、フィリスがしたんだろう。
邪魔だったのかもしれない。
もしかしたら、山が、フィリスの美的センスにそぐわなかったのかも。
多分、そういう理由なら、命は、取らない。
サブリー自身もユージュアルも突拍子のないところがあるが、フィリスもそういうところがある。
サブリーは、楽しそうだと思ったら、試さずにいられない性分である。
我慢は、体に悪いので、失敗しようが、挑戦することにしている。
それにしても。
ラウルとエスターの消耗が激しい。
潜んでいる人間を片付けながら、サブリーは考える。
休憩出来るところを探して、2人と助けを待つことにしよう。
「恋人説は、誰が?」
とサブリー。
「力づくで、どうにかしてこようとしたから。」
とエスター。
抗っているうちに、そういう展開になったらしい。
見た目が良い男2人だもんな。
無事で良かった。
ラウルとエスターがデキていても、サブリーには関係ないので、何にも気にならないが、本人達が否定するので、デキていない、という態度をとろう。
そんなことを考えていたら、見破られた。
「気遣いするところが、おかしいよ。」
とエスター。
「仲間に入れてやろう。」
とラウル。
謹んでお断りしながら、サブリーは、助けを待つ。
色んな備品が置いてある、小屋に入って、ラウルとエスターを横たわらせている。
サブリーは、魔導具をそっと起動する。
フィリス、ユージュアル、ハーマルなら、気づくだろう。
さて、一休み。
あ、ユージュアルも一休みするみたいだ。
魔導具の共鳴反応がある。
ユージュアル達も大変だったんだな。
お疲れ様。
しばらく休もうぜ。
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