499 / 1,438
第5章 コーハ王国の近衛には、わがまま姫がいる。フィリス・ガランという子爵家子息。コーハ王国のイイ男を侍らせて、手玉にとっているらしいよ?
500.「わたし、後腐れなく暴れる場所がほしいのです。手下が増えましたもので。」
しおりを挟む
「なんでやねん。フィリスは、パパランの弟子やぞ。」
「わたし、後腐れなく暴れる場所がほしいのです。手下が増えましたもので。」
とマーゴット。
「暴れたいのか?本気か?やる気か?」
「マーゴットが暴れたら、被害甚大やぞ。ええんか?」
「ですから、後腐れなく。」
とマーゴット。
「後片付け、したくないんやな。」
マーゴットの新しい手下は、暴れん坊なのだ。
「後片付けは、ハーマルお兄様がしてくださります。まだ、お知らせしていませんが。」
とマーゴット。
出立と同時に、マーゴットは、ハーマルにぶん投げる予定だ。
フィリスは、受け入れてもらえる前提で、可愛くハーマルにお願いする。
マーゴットは、兄ハーマルを最初から計画に組み込んでいて、断らせない。
姫(フィリス)と女帝(マーゴット)の違いが顕著なところだ。
姫は、兄で、女帝は、妹だが。
「マーゴットの手下かあ。その辺で暴れたら、戦争やな。」
「皆さまの領域を侵したくはありませんので、遠慮しておりましたけれど、練習場所はずっと探しておりました。」
とマーゴット。
「よし、分かった。行ってこい。」
「パパランは、マーゴットに戦争を起こさせるのは嫌だからな。」
「譲ってやる。」
「皆さま、ありがとうございます。お礼に、ハチマキの気分に合うお神酒を献上します。どうぞ、お納めくださいませ。」
とマーゴット。
マーゴット付きの執事と侍女がお神酒の手配をしていた。
まもなく、到着するだろう。
マーゴットは、長兄デヒルに報告して、フィリスの居場所を突き止め、応援に駆けつけるのだ。
フィリスの神気がパパランに伝わったということは、他に察知している神獣がいてもおかしくない。
フィリスのしたことを誤魔化すために、よりインパクトのある存在を誇示する必要がある。
後始末は、ハーマルお兄様がうまくやってくれる。
ハーマルは、可愛い弟妹の頑張りを無にする兄ではない。
「デヒルお兄様に、報告後、出立する。」
とマーゴット。
「わたし、後腐れなく暴れる場所がほしいのです。手下が増えましたもので。」
とマーゴット。
「暴れたいのか?本気か?やる気か?」
「マーゴットが暴れたら、被害甚大やぞ。ええんか?」
「ですから、後腐れなく。」
とマーゴット。
「後片付け、したくないんやな。」
マーゴットの新しい手下は、暴れん坊なのだ。
「後片付けは、ハーマルお兄様がしてくださります。まだ、お知らせしていませんが。」
とマーゴット。
出立と同時に、マーゴットは、ハーマルにぶん投げる予定だ。
フィリスは、受け入れてもらえる前提で、可愛くハーマルにお願いする。
マーゴットは、兄ハーマルを最初から計画に組み込んでいて、断らせない。
姫(フィリス)と女帝(マーゴット)の違いが顕著なところだ。
姫は、兄で、女帝は、妹だが。
「マーゴットの手下かあ。その辺で暴れたら、戦争やな。」
「皆さまの領域を侵したくはありませんので、遠慮しておりましたけれど、練習場所はずっと探しておりました。」
とマーゴット。
「よし、分かった。行ってこい。」
「パパランは、マーゴットに戦争を起こさせるのは嫌だからな。」
「譲ってやる。」
「皆さま、ありがとうございます。お礼に、ハチマキの気分に合うお神酒を献上します。どうぞ、お納めくださいませ。」
とマーゴット。
マーゴット付きの執事と侍女がお神酒の手配をしていた。
まもなく、到着するだろう。
マーゴットは、長兄デヒルに報告して、フィリスの居場所を突き止め、応援に駆けつけるのだ。
フィリスの神気がパパランに伝わったということは、他に察知している神獣がいてもおかしくない。
フィリスのしたことを誤魔化すために、よりインパクトのある存在を誇示する必要がある。
後始末は、ハーマルお兄様がうまくやってくれる。
ハーマルは、可愛い弟妹の頑張りを無にする兄ではない。
「デヒルお兄様に、報告後、出立する。」
とマーゴット。
0
お気に入りに追加
349
あなたにおすすめの小説
【短編】乙女ゲームの攻略対象者に転生した俺の、意外な結末。
桜月夜
BL
前世で妹がハマってた乙女ゲームに転生したイリウスは、自分が前世の記憶を思い出したことを幼馴染みで専属騎士のディールに打ち明けた。そこから、なぜか婚約者に対する恋愛感情の有無を聞かれ……。
思い付いた話を一気に書いたので、不自然な箇所があるかもしれませんが、広い心でお読みください。
悪役令息の伴侶(予定)に転生しました
*
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、自らを反省しました。BLゲームの世界で推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑)
公爵家の次男は北の辺境に帰りたい
あおい林檎
BL
北の辺境騎士団で田舎暮らしをしていた公爵家次男のジェイデン・ロンデナートは15歳になったある日、王都にいる父親から帰還命令を受ける。
8歳で王都から追い出された薄幸の美少年が、ハイスペイケメンになって出戻って来る話です。
序盤はBL要素薄め。
私の容姿は中の下だと、婚約者が話していたのを小耳に挟んでしまいました
山田ランチ
恋愛
想い合う二人のすれ違いラブストーリー。
※以前掲載しておりましたものを、加筆の為再投稿致しました。お読み下さっていた方は重複しますので、ご注意下さいませ。
コレット・ロシニョール 侯爵家令嬢。ジャンの双子の姉。
ジャン・ロシニョール 侯爵家嫡男。コレットの双子の弟。
トリスタン・デュボワ 公爵家嫡男。コレットの婚約者。
クレマン・ルゥセーブル・ジハァーウ、王太子。
シモン・ノアイユ 辺境伯家嫡男。コレットの従兄。
ルネ ロシニョール家の侍女でコレット付き。
シルヴィー・ペレス 子爵令嬢。
〈あらすじ〉
コレットは愛しの婚約者が自分の容姿について話しているのを聞いてしまう。このまま大好きな婚約者のそばにいれば疎まれてしまうと思ったコレットは、親類の領地へ向かう事に。そこで新しい商売を始めたコレットは、知らない間に国の重要人物になってしまう。そしてトリスタンにも女性の影が見え隠れして……。
ジレジレ、すれ違いラブストーリー

例え何度戻ろうとも僕は悪役だ…
東間
BL
ゲームの世界に転生した留木原 夜は悪役の役目を全うした…愛した者の手によって殺害される事で……
だが、次目が覚めて鏡を見るとそこには悪役の幼い姿が…?!
ゲームの世界で再び悪役を演じる夜は最後に何を手に?
攻略者したいNO1の悪魔系王子と無自覚天使系悪役公爵のすれ違い小説!
勇者パーティを追放された聖女ですが、やっと解放されてむしろ感謝します。なのにパーティの人たちが続々と私に助けを求めてくる件。
八木愛里
ファンタジー
聖女のロザリーは戦闘中でも回復魔法が使用できるが、勇者が見目麗しいソニアを新しい聖女として迎え入れた。ソニアからの入れ知恵で、勇者パーティから『役立たず』と侮辱されて、ついに追放されてしまう。
パーティの人間関係に疲れたロザリーは、ソロ冒険者になることを決意。
攻撃魔法の魔道具を求めて魔道具屋に行ったら、店主から才能を認められる。
ロザリーの実力を知らず愚かにも追放した勇者一行は、これまで攻略できたはずの中級のダンジョンでさえ失敗を繰り返し、仲間割れし破滅へ向かっていく。
一方ロザリーは上級の魔物討伐に成功したり、大魔法使いさまと協力して王女を襲ってきた魔獣を倒したり、国の英雄と呼ばれる存在になっていく。
これは真の実力者であるロザリーが、ソロ冒険者としての地位を確立していきながら、残念ながら追いかけてきた魔法使いや女剣士を「虫が良すぎるわ!」と追っ払い、入り浸っている魔道具屋の店主が実は憧れの大魔法使いさまだが、どうしても本人が気づかない話。
※11話以降から勇者パーティの没落シーンがあります。
※40話に鬱展開あり。苦手な方は読み飛ばし推奨します。
※表紙はAIイラストを使用。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
龍の寵愛を受けし者達
樹木緑
BL
サンクホルム国の王子のジェイドは、
父王の護衛騎士であるダリルに憧れていたけど、
ある日偶然に自分の護衛にと推す父王に反する声を聞いてしまう。
それ以来ずっと嫌われていると思っていた王子だったが少しずつ打ち解けて
いつかはそれが愛に変わっていることに気付いた。
それと同時に何故父王が最強の自身の護衛を自分につけたのか理解す時が来る。
王家はある者に裏切りにより、
無惨にもその策に敗れてしまう。
剣が苦手でずっと魔法の研究をしていた王子は、
責めて騎士だけは助けようと、
刃にかかる寸前の所でとうの昔に失ったとされる
時戻しの術をかけるが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる