474 / 1,437
第5章 コーハ王国の近衛には、わがまま姫がいる。フィリス・ガランという子爵家子息。コーハ王国のイイ男を侍らせて、手玉にとっているらしいよ?
475.ボクのラウルが迫られている。でも、渡さない。ラウルと一緒に打ち合わせに向かっては、撃退している。
しおりを挟む
ラウルとずっと一緒にいて、幸せになっていたけど、ボク達がティリリ王国にいるのは、お仕事のため。
交流会に参加しなくていいのかラウルに確認したら、ミーアーニ王女殿下にうんざりしているから、参加しないと言っていた。
好きじゃない人にしつこくされたら、ゲンナリするよね。
ボク、経験あるからね。理解出来るよ。
ティリリ王国のミーアーニ王女殿下は、ラウルと仲良くしたいんだって。
ラウルが、断り続けたら、出国をたてにしてきた。
本隊と話し合って、顔合わせの機会を作ることになったの。
それ以上要求するようなら、
ボクが、ラウルを守る。
ボクの大好きなラウルに、何か出来ると思ったら、大間違いだから。
やっつけちゃうからね?
お父様や、デヒルお兄様にお願いしちゃうからね。
打ち合わせからボクはラウルと一緒。
ぴったりお隣をキープ。
この場所は譲らない。
エスターは、ボクの反対側にいる。
「無関係の部外者は、お帰り下さい。」
と言われたとき。
ラウルと手を繋いで帰ったよ。
「椅子のご用意が。」
と言われたとき。
ラウルの上に座って、ずっと、2人で話していた。
「高位貴族以外は参加出来ない。」
と断られたときは。
「ボク、コーハ王国の第4王子フィリップ殿下の護衛筆頭なの。
フィリップ殿下に今すぐ連絡するね。
必要な爵位は、何?侯爵?
ボクが侯爵になったら、キミ達、皆、ボクにひれ伏すのかしら?
早く決めて。
フィリップ殿下にお願いするから。
あと、手続きが終わるまで、打ち合わせはなし、よ?」
と話したら、打ち合わせがなくなっちゃった。
本隊のグループリーダーが言うには。
1回目と3回目は、ミーアーニ王女殿下が、部屋の中で、待ち構えていたんだって。
部屋の中に入る前に帰ったから、ボクは知らない。
2回目は、ボクも部屋の中にいたから、ミーアーニ王女殿下がいたことを知っている。
ミーアーニ王女殿下がラウルに話しかけてくる度に、ボク、邪魔したもの。
ミーアーニ王女殿下がラウルに目を向けたら、ラウルの顔をボクの方に向けて、2人で見つめ合って、ラウルの視界に入らないようにしたの。
ミーアーニ王女殿下が、ラウルに呼びかけたら、ラウルの耳を塞いで、声が聞こえないようにした。
「文句があるなら、お父様に言いに行ってみたら?」
と思ったけど口には出さなかったの。
お父様の隣の異界の祟り神様は、自分の楽しみを邪魔されると祟り始めることがあるそう。
お父様の仕事の邪魔をしたら、祟る気がしてきた。
お父様のお仕事を増やすのは良くないね。
自分で頑張ろう。
「ボクは、ボクのものを誰かと共有しないの。ボクのものを欲しがる身の程知らずは、一生指をくわえて、悔しがるしかないの。」
「ボクは、姫だから。
慈悲深いの。」
「ミーアーニ王女殿下が、己の不心得をボクとラウルとコーハ王国に正式に謝罪し、その内容を書面に残して国内外へ公示することを条件に、許しを乞うことを認めてもいいよ。」
「許しを乞うのは、今すぐのみ、有効とする。」
「許しを乞うてみる?さあ、どうぞ。」
と機会をあげたら、退室していった。
許しを乞う機会は必要なかったみたい。
交流会に参加しなくていいのかラウルに確認したら、ミーアーニ王女殿下にうんざりしているから、参加しないと言っていた。
好きじゃない人にしつこくされたら、ゲンナリするよね。
ボク、経験あるからね。理解出来るよ。
ティリリ王国のミーアーニ王女殿下は、ラウルと仲良くしたいんだって。
ラウルが、断り続けたら、出国をたてにしてきた。
本隊と話し合って、顔合わせの機会を作ることになったの。
それ以上要求するようなら、
ボクが、ラウルを守る。
ボクの大好きなラウルに、何か出来ると思ったら、大間違いだから。
やっつけちゃうからね?
お父様や、デヒルお兄様にお願いしちゃうからね。
打ち合わせからボクはラウルと一緒。
ぴったりお隣をキープ。
この場所は譲らない。
エスターは、ボクの反対側にいる。
「無関係の部外者は、お帰り下さい。」
と言われたとき。
ラウルと手を繋いで帰ったよ。
「椅子のご用意が。」
と言われたとき。
ラウルの上に座って、ずっと、2人で話していた。
「高位貴族以外は参加出来ない。」
と断られたときは。
「ボク、コーハ王国の第4王子フィリップ殿下の護衛筆頭なの。
フィリップ殿下に今すぐ連絡するね。
必要な爵位は、何?侯爵?
ボクが侯爵になったら、キミ達、皆、ボクにひれ伏すのかしら?
早く決めて。
フィリップ殿下にお願いするから。
あと、手続きが終わるまで、打ち合わせはなし、よ?」
と話したら、打ち合わせがなくなっちゃった。
本隊のグループリーダーが言うには。
1回目と3回目は、ミーアーニ王女殿下が、部屋の中で、待ち構えていたんだって。
部屋の中に入る前に帰ったから、ボクは知らない。
2回目は、ボクも部屋の中にいたから、ミーアーニ王女殿下がいたことを知っている。
ミーアーニ王女殿下がラウルに話しかけてくる度に、ボク、邪魔したもの。
ミーアーニ王女殿下がラウルに目を向けたら、ラウルの顔をボクの方に向けて、2人で見つめ合って、ラウルの視界に入らないようにしたの。
ミーアーニ王女殿下が、ラウルに呼びかけたら、ラウルの耳を塞いで、声が聞こえないようにした。
「文句があるなら、お父様に言いに行ってみたら?」
と思ったけど口には出さなかったの。
お父様の隣の異界の祟り神様は、自分の楽しみを邪魔されると祟り始めることがあるそう。
お父様の仕事の邪魔をしたら、祟る気がしてきた。
お父様のお仕事を増やすのは良くないね。
自分で頑張ろう。
「ボクは、ボクのものを誰かと共有しないの。ボクのものを欲しがる身の程知らずは、一生指をくわえて、悔しがるしかないの。」
「ボクは、姫だから。
慈悲深いの。」
「ミーアーニ王女殿下が、己の不心得をボクとラウルとコーハ王国に正式に謝罪し、その内容を書面に残して国内外へ公示することを条件に、許しを乞うことを認めてもいいよ。」
「許しを乞うのは、今すぐのみ、有効とする。」
「許しを乞うてみる?さあ、どうぞ。」
と機会をあげたら、退室していった。
許しを乞う機会は必要なかったみたい。
0
お気に入りに追加
349
あなたにおすすめの小説
【完結】『ルカ』
瀬川香夜子
BL
―――目が覚めた時、自分の中は空っぽだった。
倒れていたところを一人の老人に拾われ、目覚めた時には記憶を無くしていた。
クロと名付けられ、親切な老人―ソニーの家に置いて貰うことに。しかし、記憶は一向に戻る気配を見せない。
そんなある日、クロを知る青年が現れ……?
貴族の青年×記憶喪失の青年です。
※自サイトでも掲載しています。
2021年6月28日 本編完結
勇者召喚に巻き込まれて追放されたのに、どうして王子のお前がついてくる。
イコ
BL
魔族と戦争を繰り広げている王国は、人材不足のために勇者召喚を行なった。
力ある勇者たちは優遇され、巻き込まれた主人公は追放される。
だが、そんな主人公に優しく声をかけてくれたのは、召喚した側の第五王子様だった。
イケメンの王子様の領地で一緒に領地経営? えっ、男女どっちでも結婚ができる?
頼りになる俺を手放したくないから結婚してほしい?
俺、男と結婚するのか?
秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
めぐみ
BL
☆俺はお前を何度も抱き、俺なしではいられぬ淫らな身体にする。宿命という名の数奇な運命に翻弄される王子達☆
―俺はそなたを玩具だと思ったことはなかった。ただ、そなたの身体は俺のものだ。俺はそなたを何度でも抱き、俺なしではいられないような淫らな身体にする。抱き潰すくらいに抱けば、そなたもあの宦官のことなど思い出しもしなくなる。―
モンゴル大帝国の皇帝を祖父に持ちモンゴル帝国直系の皇女を生母として生まれた彼は、生まれながらの高麗の王太子だった。
だが、そんな王太子の運命を激変させる出来事が起こった。
そう、あの「秘密」が表に出るまでは。
今世はメシウマ召喚獣
片里 狛
BL
オーバーワークが原因でうっかり命を落としたはずの最上春伊25歳。召喚獣として呼び出された世界で、娼館の料理人として働くことになって!?的なBL小説です。
最終的に溺愛系娼館主人様×全般的にふつーの日本人青年。
※女の子もゴリゴリ出てきます。
※設定ふんわりとしか考えてないので穴があってもスルーしてください。お約束等には疎いので優しい気持ちで読んでくださると幸い。
※誤字脱字の報告は不要です。いつか直したい。
※なるべくさくさく更新したい。
某国の皇子、冒険者となる
くー
BL
俺が転生したのは、とある帝国という国の皇子だった。
転生してから10年、19歳になった俺は、兄の反対を無視して従者とともに城を抜け出すことにした。
俺の本当の望み、冒険者になる夢を叶えるために……
異世界転生主人公がみんなから愛され、冒険を繰り広げ、成長していく物語です。
主人公は魔法使いとして、仲間と力をあわせて魔物や敵と戦います。
※ BL要素は控えめです。
2020年1月30日(木)完結しました。

主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。
小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。
そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。
先輩×後輩
攻略キャラ×当て馬キャラ
総受けではありません。
嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。
ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。
だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。
え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。
でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!!
……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。
本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。
こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。
食堂の大聖女様〜転生大聖女は実家の食堂を手伝ってただけなのに、なぜか常連客たちが鬼神のような集団になってるんですが?〜
にゃん小春
ファンタジー
魔獣の影響で陸の孤島と化した村に住む少女、ティリスティアーナ・フリューネス。父は左遷された錬金術師で村の治療薬を作り、母は唯一の食堂を営んでいた。代わり映えのしない毎日だが、いずれこの寒村は終わりを迎えるだろう。そんな危機的状況の中、十五歳になったばかりのティリスティアーナはある不思議な夢を見る。それは、前世の記憶とも思える大聖女の処刑の場面だった。夢を見た後、村に奇跡的な現象が起き始める。ティリスティアーナが作る料理を食べた村の老人たちは若返り、強靭な肉体を取り戻していたのだ。
そして、鬼神のごとく強くなってしまった村人たちは狩られるものから狩るものへと代わり危機的状況を脱して行くことに!?
滅びかけた村は復活の兆しを見せ、ティリスティアーナも自らの正体を少しずつ思い出していく。
しかし、村で始まった異変はやがて自称常識人である今世は静かに暮らしたいと宣うティリスティアーナによって世界全体を巻き込む大きな波となって広がっていくのであった。
2025/1/25(土)HOTランキング1位ありがとうございます!
公爵家の次男は北の辺境に帰りたい
あおい林檎
BL
北の辺境騎士団で田舎暮らしをしていた公爵家次男のジェイデン・ロンデナートは15歳になったある日、王都にいる父親から帰還命令を受ける。
8歳で王都から追い出された薄幸の美少年が、ハイスペイケメンになって出戻って来る話です。
序盤はBL要素薄め。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる