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第4章 異世界転生した少年少女がガラン領を永久追放されて王都に移送後、何があった?
425.カップルにはカップルの歴史あり。コウノワタルとモルトル・ヨーリキは、恋人同士だったのに、どうして、そんなにイビツな関係だったの?
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「女が来るまで、話でもしてようかしら?」
とフィリス。
「守ってくれるんだろうな?」
とコウノワタル。
「守る価値があったらね。」
とフィリス。
「コウノワタルが話したかった話でも、したら?」
とフィリス。
「は?」
「話したくて話したくて、腹の中で渦巻いている話。」
とフィリス。
「モルトル・ヨーリキと離れて、したい話があった。違うかしら?」
とフィリス。
「違わないね。」
とコウノワタル。
「フィリスは、意外性のカタマリだなあ。」
「女がきたら、話す時間はなくなるよ?」
とフィリス。
コウノワタルは、転移前の生活を話し始めた。
「おれの仕事は、問題を抱えた家庭をいくつか、受け持ち、子どもが健全に育つように見守ることだった。」
「モルトル・ヨーリキの前世、モルトル・ヨーリキの家族は、おれが担当していた。」
「モルトル・ヨーリキには、2歳差の弟がいた。その弟は、1度火がつくと、癇癪が暴力衝動へ繋がる性質で、火がつくきっかけは、弟本人の基準だから、周りは予測不能。」
「乳飲み子の時期が過ぎて、家族以外と関わるようになると、毎日が問題になった。」
「同年代との集団生活が難しいなら、大人と向き合う形で、成長を促したかったが、弟は、大人より、同年代の子どもが好きで、探し出しては、勝手に絡んで、問題になっていた。」
「親は、弟につきっきりになり、2歳差の兄を突き放した。
『自分でやってよ、手が離せないの見てわかるわよね?親を困らせないで。』」
「2歳差の兄にとって、家庭は弟に振り回される親と弟の居場所になった。」
「かといって、同年代の集団の中に、兄の居場所はなかった。」
「兄弟の年齢差が10歳あれば、ましだったんだろう。
親は、2歳差の兄弟をひとまとめにする。
弟の被害者は、2歳差の兄の学年にも少なくなかった。」
「弟につきっきりの親から離れた兄は、弟とは違って、親を求めた。」
「子どもの遊び相手にならず、親の手を煩わせる子どもは、その親には歓迎されない。
子ども同士で遊ぶなら、子どもの輪に入れたが、兄は、子どもには興味を示さない。
兄は孤立した。」
「兄が孤立していると知った親は、子どもなのに、子どもと遊ばない変な子どもだから、とまた兄を突き放した。」
「兄は、家庭でも、学校でもない場所に、親のような存在を求めるようになった。」
「弟が事件を起こし、暴力沙汰の末、弟が死んだ。」
「弟が死んだことで、おれは、この家族の担当じゃなくなった。おれが担当になった理由は、弟の存在だったから。」
「おれは、弟と親を見ていたが、兄も気にかけた。
兄が弟を作ったわけじゃないからな。」
「兄と弟、子ども2人いるなら、兄にも愛情を向けられないかと親に働きかけた。」
「親は、弟を離さなかった。
弟に手をかけるのが当たり前になりすぎていたのかもしれない。
兄のことは、年上だから、自分で出来る、と顧みなかった。子どもは勝手に育つ、と。」
「弟が死ぬと、親は、生前の弟の世話がどれ程大変だったか、親として愛していたか、を声高に人々に語り始めた。」
「兄は、時々、親の元に顔を出した。」
「弟がいなくなって、親は残った兄を思い出して、大事にするかと思ったが、親にとって、親子の思い出は亡くなった弟とのものしかない。
『あの子の世話に忙しかったとき、兄がもっと協力してくれていたら、親は助かったのに、あの子がいなくなってから来るなんて。』」
「兄は、弟がいないなら愛情を向けてもらえると考えたが、親の愛情は、兄に向くことはなかった。」
「兄は親の愛を試した。弟と親に恨みのある人物に接触して、自分を人質に、親から金を引き出そうとした。親は、弟の関係で、金回りが良くなっていた。」
「兄は、親が、最終的に、金を出して助けるとふんでいた。」
「兄が人質に。親はどうする?
①助ける。②助けにこない。③助けるならどれくらいで助けにくる。
身代金にいくらまで出すかを当てる、というネットチャレンジ。」
「開始すると、ネット界隈は、嘘か本当か、と言いながら、盛り上がった。」
「しかし、親が全く反応しない。」
「しびれを切らして、ヒントを小出しにしても、反応なし。」
「親もネット社会の住人だけど、気付いていないかもしれない、というので、親子の実名公表。」
「親の反応は全くないまま。偵察隊によると、普段通りに生活している、と。」
「ネットチャレンジが、親が冷静なのか、冷たいのか分からないが、②助けに来ない。が正解、と発表。」
「その後、兄の他殺体が発見された。」
「兄の他殺体が発見されてから、ニュースとネットに流れた画像で、兄の最期が知れ渡った。」
「兄は、ネットチャレンジの後に、本当に人質になり、身代金が払われなくて殺されていた。」
「兄は、殺される前に、家族以上に、助けを求めていた相手がいる。」
「おれだ。おれの名前を叫びながら死んでいった。」
「『コウノワタル』を探せ、が始まって、おれが当時の弟の家庭を担当していたことなんて、すぐに広まった。」
「親は、掌を返して、兄は素晴らしく良い子だったが、担当のコウノワタルの影響を受けて、悪くなったと話を広めやがった。」
「子どもを失って悲しい、と。」
「おれは、あちこちで嫌がらせに遭った。仕事で一時期、担当していただけの家族だぞ?なんで、そんなことで、おれの人生を潰されなきゃならない。」
「だが、子どもを亡くした親の悲嘆は、働き盛りの男の苦労なんて、なかったことにしてきた。」
「人権だ、手厚いサポートだ、保護だ、介助だ、と騒ぐ連中は、働き盛りの成人男性であるおれには、それを認めなかった。
兄を見殺しにして平気な親には認めてもな。」
「おれは体調を崩して休職中、気付いたら、この世界にいた。」
「おれが残りの人生の保障をモルトルに求めたのは、モルトルとその家族が潰したおれの人生を返させるためだ。」
「モルトルは1度死んでいるが、おれは死んでいない。おれの人生はリセットされていないのに、前世だなんだと過去話にして、美しい思い出として語りやがる。」
「モルトルが前世、死ぬ間際に、おれの名前を連呼したせいで、おれの人生にどれだけ、ケチがついたか、知らしめてやろうと思った。」
「結局、今世も、家族に恵まれなかったモルトルを見て、助けたり、助けられたり、恋人になったりした。」
「恋人になっても、おれの苦しみは変わらなかった。愛おしさを覚えても、憎しみ、恨みを忘れた日はない。」
「モルトルとの約10年にわたる共同生活は、愛と憎しみ、恨み、憐憫が入り混じっていたよ。」
とフィリス。
「守ってくれるんだろうな?」
とコウノワタル。
「守る価値があったらね。」
とフィリス。
「コウノワタルが話したかった話でも、したら?」
とフィリス。
「は?」
「話したくて話したくて、腹の中で渦巻いている話。」
とフィリス。
「モルトル・ヨーリキと離れて、したい話があった。違うかしら?」
とフィリス。
「違わないね。」
とコウノワタル。
「フィリスは、意外性のカタマリだなあ。」
「女がきたら、話す時間はなくなるよ?」
とフィリス。
コウノワタルは、転移前の生活を話し始めた。
「おれの仕事は、問題を抱えた家庭をいくつか、受け持ち、子どもが健全に育つように見守ることだった。」
「モルトル・ヨーリキの前世、モルトル・ヨーリキの家族は、おれが担当していた。」
「モルトル・ヨーリキには、2歳差の弟がいた。その弟は、1度火がつくと、癇癪が暴力衝動へ繋がる性質で、火がつくきっかけは、弟本人の基準だから、周りは予測不能。」
「乳飲み子の時期が過ぎて、家族以外と関わるようになると、毎日が問題になった。」
「同年代との集団生活が難しいなら、大人と向き合う形で、成長を促したかったが、弟は、大人より、同年代の子どもが好きで、探し出しては、勝手に絡んで、問題になっていた。」
「親は、弟につきっきりになり、2歳差の兄を突き放した。
『自分でやってよ、手が離せないの見てわかるわよね?親を困らせないで。』」
「2歳差の兄にとって、家庭は弟に振り回される親と弟の居場所になった。」
「かといって、同年代の集団の中に、兄の居場所はなかった。」
「兄弟の年齢差が10歳あれば、ましだったんだろう。
親は、2歳差の兄弟をひとまとめにする。
弟の被害者は、2歳差の兄の学年にも少なくなかった。」
「弟につきっきりの親から離れた兄は、弟とは違って、親を求めた。」
「子どもの遊び相手にならず、親の手を煩わせる子どもは、その親には歓迎されない。
子ども同士で遊ぶなら、子どもの輪に入れたが、兄は、子どもには興味を示さない。
兄は孤立した。」
「兄が孤立していると知った親は、子どもなのに、子どもと遊ばない変な子どもだから、とまた兄を突き放した。」
「兄は、家庭でも、学校でもない場所に、親のような存在を求めるようになった。」
「弟が事件を起こし、暴力沙汰の末、弟が死んだ。」
「弟が死んだことで、おれは、この家族の担当じゃなくなった。おれが担当になった理由は、弟の存在だったから。」
「おれは、弟と親を見ていたが、兄も気にかけた。
兄が弟を作ったわけじゃないからな。」
「兄と弟、子ども2人いるなら、兄にも愛情を向けられないかと親に働きかけた。」
「親は、弟を離さなかった。
弟に手をかけるのが当たり前になりすぎていたのかもしれない。
兄のことは、年上だから、自分で出来る、と顧みなかった。子どもは勝手に育つ、と。」
「弟が死ぬと、親は、生前の弟の世話がどれ程大変だったか、親として愛していたか、を声高に人々に語り始めた。」
「兄は、時々、親の元に顔を出した。」
「弟がいなくなって、親は残った兄を思い出して、大事にするかと思ったが、親にとって、親子の思い出は亡くなった弟とのものしかない。
『あの子の世話に忙しかったとき、兄がもっと協力してくれていたら、親は助かったのに、あの子がいなくなってから来るなんて。』」
「兄は、弟がいないなら愛情を向けてもらえると考えたが、親の愛情は、兄に向くことはなかった。」
「兄は親の愛を試した。弟と親に恨みのある人物に接触して、自分を人質に、親から金を引き出そうとした。親は、弟の関係で、金回りが良くなっていた。」
「兄は、親が、最終的に、金を出して助けるとふんでいた。」
「兄が人質に。親はどうする?
①助ける。②助けにこない。③助けるならどれくらいで助けにくる。
身代金にいくらまで出すかを当てる、というネットチャレンジ。」
「開始すると、ネット界隈は、嘘か本当か、と言いながら、盛り上がった。」
「しかし、親が全く反応しない。」
「しびれを切らして、ヒントを小出しにしても、反応なし。」
「親もネット社会の住人だけど、気付いていないかもしれない、というので、親子の実名公表。」
「親の反応は全くないまま。偵察隊によると、普段通りに生活している、と。」
「ネットチャレンジが、親が冷静なのか、冷たいのか分からないが、②助けに来ない。が正解、と発表。」
「その後、兄の他殺体が発見された。」
「兄の他殺体が発見されてから、ニュースとネットに流れた画像で、兄の最期が知れ渡った。」
「兄は、ネットチャレンジの後に、本当に人質になり、身代金が払われなくて殺されていた。」
「兄は、殺される前に、家族以上に、助けを求めていた相手がいる。」
「おれだ。おれの名前を叫びながら死んでいった。」
「『コウノワタル』を探せ、が始まって、おれが当時の弟の家庭を担当していたことなんて、すぐに広まった。」
「親は、掌を返して、兄は素晴らしく良い子だったが、担当のコウノワタルの影響を受けて、悪くなったと話を広めやがった。」
「子どもを失って悲しい、と。」
「おれは、あちこちで嫌がらせに遭った。仕事で一時期、担当していただけの家族だぞ?なんで、そんなことで、おれの人生を潰されなきゃならない。」
「だが、子どもを亡くした親の悲嘆は、働き盛りの男の苦労なんて、なかったことにしてきた。」
「人権だ、手厚いサポートだ、保護だ、介助だ、と騒ぐ連中は、働き盛りの成人男性であるおれには、それを認めなかった。
兄を見殺しにして平気な親には認めてもな。」
「おれは体調を崩して休職中、気付いたら、この世界にいた。」
「おれが残りの人生の保障をモルトルに求めたのは、モルトルとその家族が潰したおれの人生を返させるためだ。」
「モルトルは1度死んでいるが、おれは死んでいない。おれの人生はリセットされていないのに、前世だなんだと過去話にして、美しい思い出として語りやがる。」
「モルトルが前世、死ぬ間際に、おれの名前を連呼したせいで、おれの人生にどれだけ、ケチがついたか、知らしめてやろうと思った。」
「結局、今世も、家族に恵まれなかったモルトルを見て、助けたり、助けられたり、恋人になったりした。」
「恋人になっても、おれの苦しみは変わらなかった。愛おしさを覚えても、憎しみ、恨みを忘れた日はない。」
「モルトルとの約10年にわたる共同生活は、愛と憎しみ、恨み、憐憫が入り混じっていたよ。」
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