フィリス・ガランの近衛生活

第4章 異世界転生した少年少女がガラン領を永久追放されて王都に移送後、何があった？

338.俺スゲー、してくるけど、男娼専門の売春宿にいるの忘れていないよね？見ず知らずのオジサンのお尻の括約筋を褒め称えればいいの？

「うわー。呼びつけておいて、恫喝してきた。」
とユージュアル。

「構ってやらないと、逆ギレする38歳。綺麗なお姉様でもイタいのに、オジサンはなー。」
とサブリー。

「誰でもいいけど、ボク達に迷惑かけたんだから、お詫びに、ボクの言うことを聞いたら？」
とフィリス。

「てめーら、コーハの近衛ごときで、偉そうだなあ？」
と先住者。

「オジサンには、関係なくない？」
とサブリー。

「ここがどこだか分かっている？売春宿で、俺スゲー、と言われてもさ。」
とユージュアル。

「褒めるとしたら。中折れしなくて、最後まで頑張りましたね、と褒めるの？」
とフィリス。

「ついに勃起した、おめでとう、かもしれない。」
とサブリー。

「違うぞ、2人とも。忘れたのか？お尻の括約筋が元気になりましたね！だろ？」
とユージュアル。

「お尻の穴を鍛えたんだね。」
とフィリス。

「呼ばれた理由は、尻の具合を確かめさせたかった、なのか？」
とサブリー。

「俺は、見ず知らずのオジサンの尻穴を見たり触ったりしない。」
とユージュアル。

「ボク達は、しないから、そのうち、自分で確かめるよ。ボク達の関係ないところで。」
とフィリス。

「悪ふざけは、終わりだ。ガキが。」
先住者は口でキレるだけでは足りなくなったようだ。
足をひねるように蹴り込んできた。

「オジサン、ケンカに慣れているんだね。」
とサブリー。

「因縁をつけて、ケンカを吹っ掛けるのに慣れているのか？」
とユージュアル。

「それ、ゴロツキと大差なくね？」
とサブリー。

「ボク、お行儀が悪い子とはお話しないの。」
とフィリス。