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第4章 異世界転生した少年少女がガラン領を永久追放されて王都に移送後、何があった?
264.王城には、面倒見が良いうぐいす色のワイバーン、固有種名パパランに乗って、空の旅!
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デヒルが率いるコーハ王国王城を目指す師団が、一斉に上空へ。
王城へは、空路を使う。 地上から判別しにくい高度まで上昇。最短距離で王城を目指す。
上空を移動の為に使っているのは、ガラン領の固有種。飛行、滞空、滑空、急降下、急上昇、旋回が出来、大人1人を乗せられる。
どの個体も帰巣本能があり、人が指示しなければ、勝手にガラン領内に戻る。
ガラン領内のそこかしこに生息しているが、乗るには人間側の訓練がいるため、一般人が乗ることはない。
固有種は、自分の飛び方に合わせない乗り手は容赦なく落とす。
固有種名、パパラン。
うぐいす色の体と茶色の目。
見た目は、ワイバーン。
性格は、
『オレに乗りたいか?オレの邪魔をしないなら、乗せてやってもいいぜ。』
と乗り手を選ぶが、乗せると決めたら、
『とっとと、乗りやがれ。』
技術不足で落ちたりして、怖気づく者には、
『練習するなら、付き合ってやる。』
と面倒見が良い。
途中で挫折して、パパランに乗るのを諦めようとすると、
『出来の悪い子には、マンツーマンレッスン。』
と乗れるまで、付き合ってくれる。
パパランには、ネットワークが存在し、乗り手が練習から逃げようとすると、近くにいる別のパパランが、
『ウェルカム。私とハイボルテージのレッスンしましょ。』
と誘ってくれる。
乗り手が乗れるようになるまで、全パパランが毎日応援してくれる。
1人前に乗れるようになると、パパランが木の実をくれる。
『1人前の証だ。今日から、お前もパパラン一味。さあ、お前も食うがいい。兄弟の盃を交わすぞ。』
ワイバーンだが、地上にいるときは飛ばないで歩く。
うぐいす色のワイバーンが重たくなさそうに、ひょいひょいと歩くので、見た目に反して、軽いのかと持ち上げようとすると、全体重をかけて、のっかってくる。
パパランは、ガラン領のお茶目な仲間達である。
気まぐれに、領民にちょっかいを出したり、出されたり。
好物は、ガラン領内に自生している固有種の瓜、ペロリン。
ペロリンは、緑色の瓜だが、じっとしていない。蔓を伸ばしながら地面をゴロゴロ移動している。
移動する瓜ペロリンは、生える場所も自在だ。
最初に根をはやした場所が生育条件に合わなくなると、根っこごと、風に乗って移動し、気にいった場所に落下して、根をはやす。
ガラン領内では、風の強い日、時々、緑色の移動瓜ペロリンが根っこと蔓ごと降ってくることがある。
お茶目なパパランは、見た目がワイバーンだが、動物の枠には入らない。
パパランは、幻獣や霊獣の1種に分類されている。
興味本位に解体したり、食べようとすると、むさぼり食われるので、要注意。
マーゴットの指示を受けた師団は陸路を使う。
襲撃地点の痕跡調査。
領民の発見と救出。
王都からガラン領までの通り道となった各領地に派遣される者は、一見すると、全く軍人に見えない。いかにも軍人らしい振る舞いもしない。
彼ら彼女らは、ふらりと訪れ、するりと入り込む。
誰かが気にする前に、何かをそろっと回収していく。
王城へは、空路を使う。 地上から判別しにくい高度まで上昇。最短距離で王城を目指す。
上空を移動の為に使っているのは、ガラン領の固有種。飛行、滞空、滑空、急降下、急上昇、旋回が出来、大人1人を乗せられる。
どの個体も帰巣本能があり、人が指示しなければ、勝手にガラン領内に戻る。
ガラン領内のそこかしこに生息しているが、乗るには人間側の訓練がいるため、一般人が乗ることはない。
固有種は、自分の飛び方に合わせない乗り手は容赦なく落とす。
固有種名、パパラン。
うぐいす色の体と茶色の目。
見た目は、ワイバーン。
性格は、
『オレに乗りたいか?オレの邪魔をしないなら、乗せてやってもいいぜ。』
と乗り手を選ぶが、乗せると決めたら、
『とっとと、乗りやがれ。』
技術不足で落ちたりして、怖気づく者には、
『練習するなら、付き合ってやる。』
と面倒見が良い。
途中で挫折して、パパランに乗るのを諦めようとすると、
『出来の悪い子には、マンツーマンレッスン。』
と乗れるまで、付き合ってくれる。
パパランには、ネットワークが存在し、乗り手が練習から逃げようとすると、近くにいる別のパパランが、
『ウェルカム。私とハイボルテージのレッスンしましょ。』
と誘ってくれる。
乗り手が乗れるようになるまで、全パパランが毎日応援してくれる。
1人前に乗れるようになると、パパランが木の実をくれる。
『1人前の証だ。今日から、お前もパパラン一味。さあ、お前も食うがいい。兄弟の盃を交わすぞ。』
ワイバーンだが、地上にいるときは飛ばないで歩く。
うぐいす色のワイバーンが重たくなさそうに、ひょいひょいと歩くので、見た目に反して、軽いのかと持ち上げようとすると、全体重をかけて、のっかってくる。
パパランは、ガラン領のお茶目な仲間達である。
気まぐれに、領民にちょっかいを出したり、出されたり。
好物は、ガラン領内に自生している固有種の瓜、ペロリン。
ペロリンは、緑色の瓜だが、じっとしていない。蔓を伸ばしながら地面をゴロゴロ移動している。
移動する瓜ペロリンは、生える場所も自在だ。
最初に根をはやした場所が生育条件に合わなくなると、根っこごと、風に乗って移動し、気にいった場所に落下して、根をはやす。
ガラン領内では、風の強い日、時々、緑色の移動瓜ペロリンが根っこと蔓ごと降ってくることがある。
お茶目なパパランは、見た目がワイバーンだが、動物の枠には入らない。
パパランは、幻獣や霊獣の1種に分類されている。
興味本位に解体したり、食べようとすると、むさぼり食われるので、要注意。
マーゴットの指示を受けた師団は陸路を使う。
襲撃地点の痕跡調査。
領民の発見と救出。
王都からガラン領までの通り道となった各領地に派遣される者は、一見すると、全く軍人に見えない。いかにも軍人らしい振る舞いもしない。
彼ら彼女らは、ふらりと訪れ、するりと入り込む。
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