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第4章 異世界転生した少年少女がガラン領を永久追放されて王都に移送後、何があった?

176.ボクのお尻をグニグニしないでって言ってるでしょ?止めてって言ったら、止めて。フィリップ殿下は、ボクのお相手じゃないから。

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ぐにって、尻たぶを持ち上げるように横に引っ張られた。

「や、お尻に何するの?」

フィリスの臀部を撫でながら、フィリップ殿下は指導を受けている。

「穴に傷つけないように、穴のフチをオイルで優しく揉み込みます。」

お尻の穴?

フィリスのお尻の穴にヌルヌルした感触が広がったかと思うと、揉みほぐされる。

誰かの指が、ボクのお尻の穴をマッサージしてる。

「どうして、ボクのお尻の穴をモミモミするの?」

「柔らかく解さないと。切れたら痛いだろう?フィリスには痛い思いをしてほしくない。2人の初めての記憶は、幸せなものにしたい。」

「初めて。初めて?」
ま、まさか、ボクのお尻の準備なの?

「初めてじゃないのか。」
フィリップ殿下の機嫌が急降下した。
「このように美しく淡く、花開く前の花弁のようなフィリスのひだを私の前に見た者がいるのか?」

美しく淡いひだって?
フィリップ殿下がグニグニしているのは、ボクのお尻の穴。
ひだって、お尻の穴の皮膚のこと?

ボクは、お尻の穴を広げて誰かに見せたりしないよ?

池で泳いでいて、ツンツンされたなと思って振り返ると、頭から丸のみされそうになって、全速力で岸まで泳いだときも、下着は履いていたからね。

びしょ濡れのまま、服を着たら、服も濡れたんだよね。

「貴族子弟の場合、ご令嬢とは異なり、妊娠、出産の可能性がございませんから。」

「ボクは、妊娠も出産も、する方じゃないよ。男だからね、させる方だよ。1人じゃ出来ないから、お相手がいれば、だけど。」

「フィリップ殿下は、ボクのお相手じゃないからね。」
ちゃんと言ったよ。

これで分かったよね?止めてくれるよね?

「どうして、止めないの?ボクは違うよ?ボクじゃないよ?」

どうして、全然止めてくれないの?
お尻の穴をグニグニされるのは、ボクのお役目じゃないでしょ?

「ボクにしたらだめなの。やだ、止めてったら。」
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