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2コミュ障な僕に友人ができる話
初部活1
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ー悠sideー
「おはようございます」
チーム会議の次の日悠は日曜の朝にもかかわらず学校に来ていた。
ついに今日から正式に部活が始まるからだ。
悠も昨日までは今日から開始ということは知らなかったので、オンライン大会に向けて準備を進めようと思っていたのだが、寝る直前に隼人から連絡が来て
〔明日から部活始まるから8時にはテニスコートに来てねー〕
という唐突にもほどのあるメッセージに悠も思わずスマホを握りつぶしそうになったが、
流石に初日からサボりはいけないと思ったためなんとか誘惑してくる布団からはい出て思い足を動かして学校に来ていたのであった。
「おはよう神樹君まだ7時過ぎなのに早いね」
そう言って悠に近づいてきたのは部長の御門だった。
周りを見渡すとどうやらまだ悠と御門の2人しか来ていないようだった。
「昨日いきなりハヤさんに今日部活だから来いって言われてどうすればいいかわからなかったので一応早めに来ただけですよ」
悠の言葉に御門は隼人は相変わらずだなとつぶやき、
「それなら準備を手伝ってくれないかな今日の当番は僕と隼人なんだけど隼人のバカは多分まだ寝てるから」
中学時代隼人に迷惑をかけられてきた身として同情の念が湧いたので承諾してコートの整備やボールの運び出しをしながら雑談することになった。
「御門先輩、今日は1年は何をするんですか?」
「まあまずはそれぞれ自己紹介を済ませてこれからもだけどまずはランニングと筋トレ、
それに体幹かな」
「なるほどしっかり基本からって感じですか....じゃあノルマ達成したら俺先に帰ってもいいですか?」
悠の聞きようによっては怒られそうな質問に対して御門は苦笑しつつ
「まあいいよ隼人から君は元々テニス部に入るつもりは無かったにを勝負で無理に入れたらしいって聞いてるし条件の事も聞いてる
何より君はもう基礎トレは十分積んでいるし技術もあるからノルマさえこなせば好きにしていいよ」
こうして悠は部長から正式にサボる権利を貰い内心満面の笑みを浮かべながら準備を進めるのだった。
「おはようございます」
チーム会議の次の日悠は日曜の朝にもかかわらず学校に来ていた。
ついに今日から正式に部活が始まるからだ。
悠も昨日までは今日から開始ということは知らなかったので、オンライン大会に向けて準備を進めようと思っていたのだが、寝る直前に隼人から連絡が来て
〔明日から部活始まるから8時にはテニスコートに来てねー〕
という唐突にもほどのあるメッセージに悠も思わずスマホを握りつぶしそうになったが、
流石に初日からサボりはいけないと思ったためなんとか誘惑してくる布団からはい出て思い足を動かして学校に来ていたのであった。
「おはよう神樹君まだ7時過ぎなのに早いね」
そう言って悠に近づいてきたのは部長の御門だった。
周りを見渡すとどうやらまだ悠と御門の2人しか来ていないようだった。
「昨日いきなりハヤさんに今日部活だから来いって言われてどうすればいいかわからなかったので一応早めに来ただけですよ」
悠の言葉に御門は隼人は相変わらずだなとつぶやき、
「それなら準備を手伝ってくれないかな今日の当番は僕と隼人なんだけど隼人のバカは多分まだ寝てるから」
中学時代隼人に迷惑をかけられてきた身として同情の念が湧いたので承諾してコートの整備やボールの運び出しをしながら雑談することになった。
「御門先輩、今日は1年は何をするんですか?」
「まあまずはそれぞれ自己紹介を済ませてこれからもだけどまずはランニングと筋トレ、
それに体幹かな」
「なるほどしっかり基本からって感じですか....じゃあノルマ達成したら俺先に帰ってもいいですか?」
悠の聞きようによっては怒られそうな質問に対して御門は苦笑しつつ
「まあいいよ隼人から君は元々テニス部に入るつもりは無かったにを勝負で無理に入れたらしいって聞いてるし条件の事も聞いてる
何より君はもう基礎トレは十分積んでいるし技術もあるからノルマさえこなせば好きにしていいよ」
こうして悠は部長から正式にサボる権利を貰い内心満面の笑みを浮かべながら準備を進めるのだった。
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