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1コミュ障な僕がボッチになった話
テニス部を支える人
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隼人について行くとそこは昨日も来たテニスコートで早く来た部員が準備をしていた。
「先生と部長の先輩はまだ来てないし俺はちょっと着替えてくるからカミくんはその辺で待ってて」
そう言われた悠はテニスコート脇でボーっと準備中の部員やマネージャーの姿を眺めていた。
勿論そんな悠を不思議そうに見る人もいたが、大抵の人は昨日の隼人との試合を見ていたためあの時のやつかと納得して視線を外す。
そんな感じで10分も待つと隼人がもう1人先輩らしき人を連れてこちらに歩いてきた。
「あ....先輩あいつです。俺の友人のカミくんです。」
そんなふうに隼人が言うとも先輩と呼ばれた男は悠を見てから頷きつつ
「まさか本当に神樹くんがこの高校に来ているとはね.......」
そんな言葉に悠は首を傾げる。
勿論悠にこの先輩との面識はない、
そして隼人のことを友人とも思っていない。悠の中で隼人は尊敬する先輩というカテゴリなのだ。
「俺は先輩にあった覚えがないのですが?」
悠がそう言うと先輩は苦笑しつつ
「いやすまないね僕も中学で全国大会似せていてね君の試合を見た事があったんだよ」
悠はその言葉に納得した。
悠は当時勝ち負けには拘っておらずただ強い人と試合したいという思いだけで全国大会まで行ってしまったので、誰が強いのかなどは全く興味がなかったのだ。
「すみません」
それでもさすがに覚えていないと言うには失礼かと思い軽く謝るが先輩は首を振って
「いや実際に当たったことは無かったからね、それよりも君がテニス部に入ってくれるにならば歓迎しよう!」
「カミくんこの人が部長の御門 零斗さんだよ」
「先生と部長の先輩はまだ来てないし俺はちょっと着替えてくるからカミくんはその辺で待ってて」
そう言われた悠はテニスコート脇でボーっと準備中の部員やマネージャーの姿を眺めていた。
勿論そんな悠を不思議そうに見る人もいたが、大抵の人は昨日の隼人との試合を見ていたためあの時のやつかと納得して視線を外す。
そんな感じで10分も待つと隼人がもう1人先輩らしき人を連れてこちらに歩いてきた。
「あ....先輩あいつです。俺の友人のカミくんです。」
そんなふうに隼人が言うとも先輩と呼ばれた男は悠を見てから頷きつつ
「まさか本当に神樹くんがこの高校に来ているとはね.......」
そんな言葉に悠は首を傾げる。
勿論悠にこの先輩との面識はない、
そして隼人のことを友人とも思っていない。悠の中で隼人は尊敬する先輩というカテゴリなのだ。
「俺は先輩にあった覚えがないのですが?」
悠がそう言うと先輩は苦笑しつつ
「いやすまないね僕も中学で全国大会似せていてね君の試合を見た事があったんだよ」
悠はその言葉に納得した。
悠は当時勝ち負けには拘っておらずただ強い人と試合したいという思いだけで全国大会まで行ってしまったので、誰が強いのかなどは全く興味がなかったのだ。
「すみません」
それでもさすがに覚えていないと言うには失礼かと思い軽く謝るが先輩は首を振って
「いや実際に当たったことは無かったからね、それよりも君がテニス部に入ってくれるにならば歓迎しよう!」
「カミくんこの人が部長の御門 零斗さんだよ」
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