72 / 257
第72話「きっぱりと言い切った美少女ふたり」
しおりを挟む
ジョルジエット様、アメリー様から外出における行動スケジュールのプランニングを頼まれた俺。
最初の立ち寄り先として、王都ネシュラの職人通りへやって来た。
その中で、とあるアクセサリー屋へ。
俺を先頭にし、店内へイン!
「いらっしゃいませ!」
「いらっしゃいませ!」
入店すると同時に、張りのある若い女子達の声がかかる。
見やれば、店内の職人さんは女子ばっかりだ。
そう、ここは女性職人さんの店。
一見したら、普通のアクセサリー屋さん。
だから、店内に入ったジョルジエット様、アメリー様は、ふうん……という感じ。
しかし……
良く見れば普通のアクセサリー屋さんとは少し違う。
商品台に陳列された、ひとつひとつの商品に、
パーツのバリエーションが数多用意されており、
それぞれが、個人の好みでチョイス出来るのだ。
指輪なら、
〇中石
リングのメインになる宝石。
〇脇石
中石の横や周囲にセットされた宝石。
〇石座
宝石をセットする台座部分。
部位の名称は他にもあるのだが、基本はこの中のバリエーションで選ぶ。
ペンダントならば、
〇ペンダントチェーン
ペンダントトップを取り付ける鎖。
〇ペンダントトップ
ペンダントの先端に吊り下げられている飾りの部分。
他にもアクセサリーは何種類もある。
俺の前世、現代世界ならばこういう店は数多るだろう。
しかし、中世西洋風ゲーム異世界、ステディ・リインカネーションの世界では、
このような店は殆どない。
既製品とは違うオーダーメイド品は、
貴族か、富裕な商人が特別に頼んで、作らせる。
当然ながら、とんでもなく高価で、それもひどく手間と時間がかかる。
しかし、この店はオーダーメイド品の数十分の一くらいの価格で、
自分好みの商品を作る事が出来るのだ。
今回は時間がないので、ペンダントを選んで貰う事にした。
ジョルジエット様、アメリー様が気に入ったら、
また来れば良い。
俺から話を振られ、更に女性職人さんから、説明を聞いた、
ジョルジエット様、アメリー様が嬉しそうに目をキラキラと輝かせる。
「アメリー! 宝石は自分の好きなモノを選びましょう!」
「はい! ジョルジエット様! いろいろなデザインのペンダントトップと組み合わせるのが、とっても楽しそうですわ!」
ふたりは顔を見合わせて、大きく頷くと、早速チョイスへ入った。
護衛役のアンヌさん、ジュリーさんも入れ、4人でわいわいがやがや、にぎやかに検討している。
たまに職人さんへ質問もする。
同性で、若い職人さんなので、話しやすいようだ。
熱いやりとりと、熟考の末……
最後は俺も意見を求められ……
ジョルジエット様は、シルバーのペンダントチェーンに、
ピンクダイヤモンドをあしらったシルバーペンダントトップ。
アメリー様は、シルバーのペンダントチェーンに、
パールをあしらったシルバーペンダントトップ。
ふたりとも派手ではない、可愛らしいペンダントを選んだ。
「おふたりとも、凄く似合いますよ」
と俺が褒めたら、大喜び。
最初からすっかり上機嫌となってしまった。
ちなみに支払いは俺が立て替えた。
……結局、職人通りの持ち時間1時間を、
このアクセサリー屋で使い切ってしまったのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
俺が支払いを済ませると、
ジョルジエット様、アメリー様は、購入したペンダントを早速、首から下げた。
ふたりの透き通るような肌に、シルバーのチェーン、
ペンダントトップにあしらわれたピンクダイヤモンド、パールが良く映える。
店内で調整し、ちょうど1時間後に出れば、アクセサリー屋の前には、
はかったように、リヴァロル公爵家専用の馬車が停まっていた。
少し後方には、リヴァロル公爵家専用の別の馬車が停まっていた。
つかず離れず作戦中の護衛の騎士さん達は、買い物中は店内には入らず、
馬車を降りて、周囲を警戒してくれたいたようだ。
タイムリミットになったので、再び馬車に乗り、一台は俺達を先導、
もう一台は、俺達を追尾するのだ。
こっちは護衛とはいえ、高嶺の花のおふたりと行動を共にするのに比べ、
あちらは、ただただ目立たぬよう、悟られぬよう黒子役に徹する。
本当に、お疲れ様です!
と、心の中から呼びかけてしまう。
そして、馬車に乗り込んだジョルジエット様、アメリー様は、
馬車の窓から、職人通りを眺め、「他の店にも行きたかった!」と残念がる。
「それはまた次回に」
となだめつつ、ここで、余計なお世話かもしれないが、念の為。
「普段、おふたりが身に着けていらっしゃるアクセサリーに比べて、だいぶお安いですが」
と、俺が尋ねれば、ジョルジエット様、アメリー様は、首をぶんぶん横へ振る。
「全然構いませんわ! 自分が気に入って選んだものですし、最後にはロイク様に決めて頂きましたから!」
「価格など! 全く関係ありません!」
きっぱりと言い切った美少女ふたりを乗せ、馬車は出発したのである。
最初の立ち寄り先として、王都ネシュラの職人通りへやって来た。
その中で、とあるアクセサリー屋へ。
俺を先頭にし、店内へイン!
「いらっしゃいませ!」
「いらっしゃいませ!」
入店すると同時に、張りのある若い女子達の声がかかる。
見やれば、店内の職人さんは女子ばっかりだ。
そう、ここは女性職人さんの店。
一見したら、普通のアクセサリー屋さん。
だから、店内に入ったジョルジエット様、アメリー様は、ふうん……という感じ。
しかし……
良く見れば普通のアクセサリー屋さんとは少し違う。
商品台に陳列された、ひとつひとつの商品に、
パーツのバリエーションが数多用意されており、
それぞれが、個人の好みでチョイス出来るのだ。
指輪なら、
〇中石
リングのメインになる宝石。
〇脇石
中石の横や周囲にセットされた宝石。
〇石座
宝石をセットする台座部分。
部位の名称は他にもあるのだが、基本はこの中のバリエーションで選ぶ。
ペンダントならば、
〇ペンダントチェーン
ペンダントトップを取り付ける鎖。
〇ペンダントトップ
ペンダントの先端に吊り下げられている飾りの部分。
他にもアクセサリーは何種類もある。
俺の前世、現代世界ならばこういう店は数多るだろう。
しかし、中世西洋風ゲーム異世界、ステディ・リインカネーションの世界では、
このような店は殆どない。
既製品とは違うオーダーメイド品は、
貴族か、富裕な商人が特別に頼んで、作らせる。
当然ながら、とんでもなく高価で、それもひどく手間と時間がかかる。
しかし、この店はオーダーメイド品の数十分の一くらいの価格で、
自分好みの商品を作る事が出来るのだ。
今回は時間がないので、ペンダントを選んで貰う事にした。
ジョルジエット様、アメリー様が気に入ったら、
また来れば良い。
俺から話を振られ、更に女性職人さんから、説明を聞いた、
ジョルジエット様、アメリー様が嬉しそうに目をキラキラと輝かせる。
「アメリー! 宝石は自分の好きなモノを選びましょう!」
「はい! ジョルジエット様! いろいろなデザインのペンダントトップと組み合わせるのが、とっても楽しそうですわ!」
ふたりは顔を見合わせて、大きく頷くと、早速チョイスへ入った。
護衛役のアンヌさん、ジュリーさんも入れ、4人でわいわいがやがや、にぎやかに検討している。
たまに職人さんへ質問もする。
同性で、若い職人さんなので、話しやすいようだ。
熱いやりとりと、熟考の末……
最後は俺も意見を求められ……
ジョルジエット様は、シルバーのペンダントチェーンに、
ピンクダイヤモンドをあしらったシルバーペンダントトップ。
アメリー様は、シルバーのペンダントチェーンに、
パールをあしらったシルバーペンダントトップ。
ふたりとも派手ではない、可愛らしいペンダントを選んだ。
「おふたりとも、凄く似合いますよ」
と俺が褒めたら、大喜び。
最初からすっかり上機嫌となってしまった。
ちなみに支払いは俺が立て替えた。
……結局、職人通りの持ち時間1時間を、
このアクセサリー屋で使い切ってしまったのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
俺が支払いを済ませると、
ジョルジエット様、アメリー様は、購入したペンダントを早速、首から下げた。
ふたりの透き通るような肌に、シルバーのチェーン、
ペンダントトップにあしらわれたピンクダイヤモンド、パールが良く映える。
店内で調整し、ちょうど1時間後に出れば、アクセサリー屋の前には、
はかったように、リヴァロル公爵家専用の馬車が停まっていた。
少し後方には、リヴァロル公爵家専用の別の馬車が停まっていた。
つかず離れず作戦中の護衛の騎士さん達は、買い物中は店内には入らず、
馬車を降りて、周囲を警戒してくれたいたようだ。
タイムリミットになったので、再び馬車に乗り、一台は俺達を先導、
もう一台は、俺達を追尾するのだ。
こっちは護衛とはいえ、高嶺の花のおふたりと行動を共にするのに比べ、
あちらは、ただただ目立たぬよう、悟られぬよう黒子役に徹する。
本当に、お疲れ様です!
と、心の中から呼びかけてしまう。
そして、馬車に乗り込んだジョルジエット様、アメリー様は、
馬車の窓から、職人通りを眺め、「他の店にも行きたかった!」と残念がる。
「それはまた次回に」
となだめつつ、ここで、余計なお世話かもしれないが、念の為。
「普段、おふたりが身に着けていらっしゃるアクセサリーに比べて、だいぶお安いですが」
と、俺が尋ねれば、ジョルジエット様、アメリー様は、首をぶんぶん横へ振る。
「全然構いませんわ! 自分が気に入って選んだものですし、最後にはロイク様に決めて頂きましたから!」
「価格など! 全く関係ありません!」
きっぱりと言い切った美少女ふたりを乗せ、馬車は出発したのである。
1
お気に入りに追加
954
あなたにおすすめの小説

【完結】投げる男〜異世界転移して石を投げ続けたら最強になってた話〜
心太
ファンタジー
【何故、石を投げてたら賢さと魅力も上がるんだ?!】
(大分前に書いたモノ。どこかのサイトの、何かのコンテストで最終選考まで残ったが、その後、日の目を見る事のなかった話)
雷に打たれた俺は異世界に転移した。
目の前に現れたステータスウインドウ。そこは古風なRPGの世界。その辺に転がっていた石を投げてモンスターを倒すと経験値とお金が貰えました。こんな楽しい世界はない。モンスターを倒しまくってレベル上げ&お金持ち目指します。
──あれ? 自分のステータスが見えるのは俺だけ?
──ステータスの魅力が上がり過ぎて、神話級のイケメンになってます。
細かい事は気にしない、勇者や魔王にも興味なし。自分の育成ゲームを楽しみます。
俺は今日も伝説の武器、石を投げる!

職業・遊び人となったら追放されたけれど、追放先で覚醒し無双しちゃいました!
よっしぃ
ファンタジー
この物語は、通常1つの職業を選定する所を、一つ目で遊び人を選定してしまい何とか別の職業を、と思い3つとも遊び人を選定してしまったデルクが、成長して無双する話。
10歳を過ぎると皆教会へ赴き、自身の職業を選定してもらうが、デルク・コーネインはここでまさかの遊び人になってしまう。最高3つの職業を選べるが、その分成長速度が遅くなるも、2つ目を選定。
ここでも前代未聞の遊び人。止められるも3度目の正直で挑むも結果は遊び人。
同年代の連中は皆良い職業を選定してもらい、どんどん成長していく。
皆に馬鹿にされ、蔑まれ、馬鹿にされ、それでも何とかレベル上げを行うデルク。
こんな中2年ほど経って、12歳になった頃、1歳年下の11歳の1人の少女セシル・ヴァウテルスと出会う。凄い職業を得たが、成長が遅すぎると見捨てられた彼女。そんな2人がダンジョンで出会い、脱出不可能といわれているダンジョン下層からの脱出を、2人で成長していく事で不可能を可能にしていく。
そんな中2人を馬鹿にし、死地に追い込んだ同年代の連中や年上の冒険者は、中層への攻略を急ぐあまり、成長速度の遅い上位職を得たデルクの幼馴染の2人をダンジョンの大穴に突き落とし排除してしまう。
しかし奇跡的にもデルクはこの2人の命を救う事ができ、セシルを含めた4人で辛うじてダンジョンを脱出。
その後自分達をこんな所に追い込んだ連中と対峙する事になるが、ダンジョン下層で成長した4人にかなう冒険者はおらず、自らの愚かな行為に自滅してしまう。
そして、成長した遊び人の職業、実は成長すればどんな職業へもジョブチェンジできる最高の職業でした!
更に未だかつて同じ職業を3つ引いた人物がいなかったために、その結果がどうなるかわかっていなかった事もあり、その結果がとんでもない事になる。
これはのちに伝説となる4人を中心とする成長物語。
ダンジョン脱出までは辛抱の連続ですが、その後はざまぁな展開が待っています。

無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す
紅月シン
ファンタジー
七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。
才能限界0。
それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。
レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。
つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。
だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。
その結果として実家の公爵家を追放されたことも。
同日に前世の記憶を思い出したことも。
一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。
その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。
スキル。
そして、自らのスキルである限界突破。
やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。
※小説家になろう様にも投稿しています

スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜
東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。
ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。
「おい雑魚、これを持っていけ」
ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。
ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。
怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。
いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。
だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。
ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。
勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。
自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。
今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。
だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。
その時だった。
目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。
その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。
ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。
そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。
これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。
※小説家になろうにて掲載中

外れスキル?だが最強だ ~不人気な土属性でも地球の知識で無双する~
海道一人
ファンタジー
俺は地球という異世界に転移し、六年後に元の世界へと戻ってきた。
地球は魔法が使えないかわりに科学という知識が発展していた。
俺が元の世界に戻ってきた時に身につけた特殊スキルはよりにもよって一番不人気の土属性だった。
だけど悔しくはない。
何故なら地球にいた六年間の間に身につけた知識がある。
そしてあらゆる物質を操れる土属性こそが最強だと知っているからだ。
ひょんなことから小さな村を襲ってきた山賊を土属性の力と地球の知識で討伐した俺はフィルド王国の調査隊長をしているアマーリアという女騎士と知り合うことになった。
アマーリアの協力もあってフィルド王国の首都ゴルドで暮らせるようになった俺は王国の陰で蠢く陰謀に巻き込まれていく。
フィルド王国を守るための俺の戦いが始まろうとしていた。
※この小説は小説家になろうとカクヨムにも投稿しています

転生者は力を隠して荷役をしていたが、勇者パーティーに裏切られて生贄にされる。
克全
ファンタジー
第6回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門日間ランキング51位
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門週間ランキング52位
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……

雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!!
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる