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第28話「もしかして、リア充ジェラシーか?と思ったが、違った」
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シャルロットさんは思い切り、俺の胸の中へ飛び込み、
顔をうずめ、すりすりと甘えまくった。
「エル君! エル君! エルく~ん♡ だいしゅき♡ だいしゅき♡ だいしゅき♡ 愛してるよおお!!」
まるでさみしがりな子猫のようである。
そうやって、15分ほど甘えていただろうか。
顔を上げたシャルロットさんは、にっこり笑い、
「うん! 栄養分補給完了! ありがと! これで頑張れる! またよろしく♡」
と言い、ぱっと離れた。
そして、せつなそうな眼差しで、寂しそうに微笑んでいた。
彼女いない歴イコール年齢。
恋愛経験値ゼロの俺だが、思わず「きゅん!」と来てしまった。
さっきより更にシャルロットさんが、どんどんどんどん、愛おしくなるぞ。
16歳!
俺、青春真っ只中!
を実感する。
イチャイチャしやがって!
いい加減にしろ!
もげろ!
リア充爆発しろ!
と、一方的にフルボッコされそうな状態だが、構わない。
ああ、愛する彼女といちゃするって、こんなに楽しかったんだなあと。
ひょんな事からこうなってしまったけど、
この気持ちは『初恋』かもしれないと思った。
よし!
この気持ちを励みにし、俺は必ずグランシャリオの本契約を締結してやる!
と心に誓う。
当然、シャルロットさんもグランシャリオと本契約が出来るよう、
彼氏として、全力でサポートする。
そう決めた。
さあ!
『散歩』再開だ。
しかし、こうやってイチャしてるの、見守り組のバスチアンさんとセレスさんには、
きっと全て見られているのは間違いない。
怯えたシャルロットさんをいたわり、元気づけるという趣旨だったんだが、
抱きしめて、くどいたと思われるだろう。
少し心が暗くなる。
評価は下がり、ふらちにシャルロットさんを口説いたと怒られるかもしれない。
ちょっち悩んだが、すぐ切り替えた。
まあ、良い。
既に過ぎた事、起こった事だと。
俺は間違った事をしていない。
こわもてのバスチアンさんへも、言い返せる。
何故なら、俺はやましい気持ちで、シャルロットさんをハグしたわけではない。
彼女を励まし、守り、一人前の冒険者として、第一歩を踏み出せる手助けをしただけだ。
そう、はっきり言おう。
いろいろ決意したら、やるぞ!と 心と身体に力がみなぎって来た。
気合が入った俺は声を張り上げる。
「シャルロット!」
「はい!」
「行くぞ! 散歩再開だ! お前は後方1mに位置しろ。警戒を絶対に怠るな!」
「はい!」
「よし! 俺について来い!」
「はい! 私! エル君に一生ついて行きます!」
はい~!?
シャルロットさん、貴女今、なんて言った!!??
嬉しい事言ってくれるじゃないか!
更に気合が入った俺は、シャルロットさんと息もぴったり。
オーク、ゴブリン、狼、熊も倒しながら、ふたりで無事にチェックポイントを通過。
時間は約3時間かかったが、無事、ロッジへ戻ったのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
……ロッジへ戻ったら、でかい熊が居た。
体長は2mほど。
グリズリーと呼ばれる種類だ。
ロッジに貯蔵してある食料品を狙って来たようだ。
フェルナンさんはといえば、戦わずロッジへ立てこもっているらしい。
おいおい、怖いのは分かるけど、評価、下がっちゃうぞ。
俺はさっき戦っているから、臆さない。
戦闘経験を積んだシャルロットさんも肝が据わって来たようで、
冷静に対処している。
熊はパワーがあって俊敏だが、当然本能の塊なので、
放つ波動で完全に行動が予測出来た。
襲いかかって来た熊を、シャルロットさんは魔法杖、風弾数発で威嚇し、
俺がこん棒で殴りふらふらにし、更にパンチと蹴りを入れ、追い払う。
もし倒したら、今夜の夕食が熊鍋になりそう。
それは避けたいので、敢えて逃がしてやった。
窓から俺とシャルロットさんが戦い、熊を追い払うのを見ていたらしい。
ここで、フェルナンさんが、恐る恐るという感じで外へ出て来た。
俺と、寄り添うシャルロットさんを見て、フェルナンさんは悔しそうな表情をした。
もしかして、リア充ジェラシーか?と思ったが、違った。
俺の『勘働き』はフェルナンさんの嫉妬の波動を全く感じず、
彼が持つ先行きへの不安……
そして、熊を圧倒した俺に対する畏怖とともに、
戦いに関してのみ、羨望の感情を発していると分かった。
……思い返してみれば、フェルナンさんは、馬車の中で、
シャルロットさんを口説いていた気配も全くなかった。
好意的に見せようとする仕草さえなかったのだ。
もしかして、何か、特別な理由、込み入った事情があるのかもしれない。
と、そこへ、笑顔のバスチアンさんとセレスさんが、戻って来た。
俺たちがロッジへ戻って来てからの様子も、
ふたりは、しっかりと見守っていたようだ。
バスチアンさんが声を張り上げる。
「よっし! 新人1号! 新人2号! お前たちは課題完全クリア! 合格だ! 良くやった!」
おお、バスチアンさんから褒められた。
イチャしていた事も言われなかった。
おとがめなしっていう事か。
そして、セレスさんも。
「うふふ♡ エルヴェ君も、シャルロットさんも良くやったわ! 連携もばっちりだったしね」
と、無条件でこれまた褒められてしまった。
良かったあ!
本当に良かったあ!
と、安心した。
そして俺は、シャルロットさんにも「がっし!」と思い切り抱きつかれてしまった。
バスチアンさん、セレスさんはにやにやし、その様子を見ていた。
一方、
「ごら! 新人3号! てめえ! 引きこもりの、その情けない、ていたらくはなんだ! 反省しろ!」
とバスチアンさんに怒られたフェルナンさん。
どよよ~んと一気に暗くなり、落ち込んでしまったのである。
顔をうずめ、すりすりと甘えまくった。
「エル君! エル君! エルく~ん♡ だいしゅき♡ だいしゅき♡ だいしゅき♡ 愛してるよおお!!」
まるでさみしがりな子猫のようである。
そうやって、15分ほど甘えていただろうか。
顔を上げたシャルロットさんは、にっこり笑い、
「うん! 栄養分補給完了! ありがと! これで頑張れる! またよろしく♡」
と言い、ぱっと離れた。
そして、せつなそうな眼差しで、寂しそうに微笑んでいた。
彼女いない歴イコール年齢。
恋愛経験値ゼロの俺だが、思わず「きゅん!」と来てしまった。
さっきより更にシャルロットさんが、どんどんどんどん、愛おしくなるぞ。
16歳!
俺、青春真っ只中!
を実感する。
イチャイチャしやがって!
いい加減にしろ!
もげろ!
リア充爆発しろ!
と、一方的にフルボッコされそうな状態だが、構わない。
ああ、愛する彼女といちゃするって、こんなに楽しかったんだなあと。
ひょんな事からこうなってしまったけど、
この気持ちは『初恋』かもしれないと思った。
よし!
この気持ちを励みにし、俺は必ずグランシャリオの本契約を締結してやる!
と心に誓う。
当然、シャルロットさんもグランシャリオと本契約が出来るよう、
彼氏として、全力でサポートする。
そう決めた。
さあ!
『散歩』再開だ。
しかし、こうやってイチャしてるの、見守り組のバスチアンさんとセレスさんには、
きっと全て見られているのは間違いない。
怯えたシャルロットさんをいたわり、元気づけるという趣旨だったんだが、
抱きしめて、くどいたと思われるだろう。
少し心が暗くなる。
評価は下がり、ふらちにシャルロットさんを口説いたと怒られるかもしれない。
ちょっち悩んだが、すぐ切り替えた。
まあ、良い。
既に過ぎた事、起こった事だと。
俺は間違った事をしていない。
こわもてのバスチアンさんへも、言い返せる。
何故なら、俺はやましい気持ちで、シャルロットさんをハグしたわけではない。
彼女を励まし、守り、一人前の冒険者として、第一歩を踏み出せる手助けをしただけだ。
そう、はっきり言おう。
いろいろ決意したら、やるぞ!と 心と身体に力がみなぎって来た。
気合が入った俺は声を張り上げる。
「シャルロット!」
「はい!」
「行くぞ! 散歩再開だ! お前は後方1mに位置しろ。警戒を絶対に怠るな!」
「はい!」
「よし! 俺について来い!」
「はい! 私! エル君に一生ついて行きます!」
はい~!?
シャルロットさん、貴女今、なんて言った!!??
嬉しい事言ってくれるじゃないか!
更に気合が入った俺は、シャルロットさんと息もぴったり。
オーク、ゴブリン、狼、熊も倒しながら、ふたりで無事にチェックポイントを通過。
時間は約3時間かかったが、無事、ロッジへ戻ったのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
……ロッジへ戻ったら、でかい熊が居た。
体長は2mほど。
グリズリーと呼ばれる種類だ。
ロッジに貯蔵してある食料品を狙って来たようだ。
フェルナンさんはといえば、戦わずロッジへ立てこもっているらしい。
おいおい、怖いのは分かるけど、評価、下がっちゃうぞ。
俺はさっき戦っているから、臆さない。
戦闘経験を積んだシャルロットさんも肝が据わって来たようで、
冷静に対処している。
熊はパワーがあって俊敏だが、当然本能の塊なので、
放つ波動で完全に行動が予測出来た。
襲いかかって来た熊を、シャルロットさんは魔法杖、風弾数発で威嚇し、
俺がこん棒で殴りふらふらにし、更にパンチと蹴りを入れ、追い払う。
もし倒したら、今夜の夕食が熊鍋になりそう。
それは避けたいので、敢えて逃がしてやった。
窓から俺とシャルロットさんが戦い、熊を追い払うのを見ていたらしい。
ここで、フェルナンさんが、恐る恐るという感じで外へ出て来た。
俺と、寄り添うシャルロットさんを見て、フェルナンさんは悔しそうな表情をした。
もしかして、リア充ジェラシーか?と思ったが、違った。
俺の『勘働き』はフェルナンさんの嫉妬の波動を全く感じず、
彼が持つ先行きへの不安……
そして、熊を圧倒した俺に対する畏怖とともに、
戦いに関してのみ、羨望の感情を発していると分かった。
……思い返してみれば、フェルナンさんは、馬車の中で、
シャルロットさんを口説いていた気配も全くなかった。
好意的に見せようとする仕草さえなかったのだ。
もしかして、何か、特別な理由、込み入った事情があるのかもしれない。
と、そこへ、笑顔のバスチアンさんとセレスさんが、戻って来た。
俺たちがロッジへ戻って来てからの様子も、
ふたりは、しっかりと見守っていたようだ。
バスチアンさんが声を張り上げる。
「よっし! 新人1号! 新人2号! お前たちは課題完全クリア! 合格だ! 良くやった!」
おお、バスチアンさんから褒められた。
イチャしていた事も言われなかった。
おとがめなしっていう事か。
そして、セレスさんも。
「うふふ♡ エルヴェ君も、シャルロットさんも良くやったわ! 連携もばっちりだったしね」
と、無条件でこれまた褒められてしまった。
良かったあ!
本当に良かったあ!
と、安心した。
そして俺は、シャルロットさんにも「がっし!」と思い切り抱きつかれてしまった。
バスチアンさん、セレスさんはにやにやし、その様子を見ていた。
一方、
「ごら! 新人3号! てめえ! 引きこもりの、その情けない、ていたらくはなんだ! 反省しろ!」
とバスチアンさんに怒られたフェルナンさん。
どよよ~んと一気に暗くなり、落ち込んでしまったのである。
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