126 / 205
第126話「伝説の魔道具」
しおりを挟む
ガワだけ美少年悪魔のヴォラクを、仲間に加えた俺達は王宮に戻った。
さあ、地上へ戻る準備をしなくては。
さしあたって必要なのは移動用の手段である。
駄目もとでも、何かお願いしておいた方が良いとイザベラは言う。
なので、バルバトス経由で悪魔王アルフレードルに申し入れをしてみた。
待つ事2時間、早速アルフレードルから謁見の許可が下りたので、例によって俺とイザベラは王宮の大広間へ向かう。
アルフレードルはいつものように玉座に座っていたが、俺とイザベラが顔を見せると立ち上がって相好を崩した。
何だよ?
珍しい。
鬼いや、悪魔のかく乱?
義父アルフレードルはとても嬉しいらしい。
紹介状の力を借りたとはいえ、愛娘の婿である俺が名だたる悪魔商会と提携の話を纏めて来た事が。
ソフィア救出という優先目的はあるが、それが結局悪魔王国の繁栄にも繋がるからである。
どうやらイザベラの姉、長女レイラとも話したようだ。
「余はお前達に期待しておる!」
アルフレードルの言葉を聞いた宰相のベリアルが不機嫌そうに眉を顰める。
あ~あ、これではRPGで良く居る悪大臣と同じパターンだ。
「移動の手立てを欲しいという、お前の願いを叶える。王家に伝わる古の神々の秘宝を授けよう」
「古の神々の秘宝?」
「陛下! し、暫し、お待ちください!」
アルフレードルが『秘宝』を授けようとした時に横槍が入った。
例によって、宰相のベリアルである。
「大切な王家の宝をいかに王女様とはいえ、軽々しく国外に出しても良いものでしょうか?」
ベリアルは良く言えば諫言をしたのだが、この場合はいかにも間が悪かった。
俺達が王国の――いやこの世界の全悪魔の為に働く事を知っているアルフレードルは不愉快そうに唇を噛む。
そして、この小賢しい宰相を叱責したのだ。
「馬鹿者! トール達は王国の、いや世界の悪魔達の為に働いてくれるのを説明された筈だ。このような時に活用してこそ宝の真の意味があるのだ。何故それが分からぬか?」
「は、ははっ!」
項垂れて、引き下がるベリアル、
相変わらずその目は俺達への憎悪に満ちていた。
「ふむ……では話を続けようか。これは古に滅んだ北の大神の秘宝を再現したものだ。準備の物をこれへ!」
アルフレードルが侍従長のアガレスに合図を送ると、既に用意が出来ていたらしい。
悪魔内務省の職員らしい若い悪魔が、結構大きな宝箱を運んで来た。
むう――こういうセレモニーも嫌いじゃあないけど。
肝心の『秘宝』ってどんなんだろう?
宝箱が静かに置かれると、アルフレードルが厳かに言い放つ。
「トール・ユーキよ、そなたに我が王国の秘宝である『鷹の羽衣』を与えよう。大いに活用するが良い」
鷹の羽衣?
ええっと……俺の中二病発病!
おおお、そ、それって北欧神話の秘宝じゃないか!
着用すれば鷹に変身して、大空を自由自在に飛べるって奴?
凄いや!
「トールの妻であるイザベラよ! そなたと女性の眷属達には白鳥の羽衣を授ける、これで夫をしっかりと助けるが良い! 頼むぞ!」
白鳥の羽衣も同様の性能を持つ。
着用すれば白鳥になって……以下同文。
「加えて王国から地上への移動については、王国内の転移門を自由に使う事を認める。ちなみにこの王宮の転移の間から直接各地の転移門へ向かう事が出来るぞ」
おおお、それも凄い!
あっという間に、世界の各目的地へ向かう事が出来る。
俺は……この広い異世界を存分に駆け巡るのだ。
「加えて王国国内の移動用としては馬車を1台、授ける。頑丈な馬と共にな」
はい、これも地味に嬉しいです!
アルフレードルから授かるものはこれで終わりらしい。
俺とイザベラは顔を見合わせると改めて跪いた。
イザベラが顔を下げたまま声を張り上げる。
「父上! いえ、陛下! 恐れ多くもこのようなご支援を賜り、トールの妻としてこの上ない喜びを感じております。誠にありがとうございます」
「ははははは! 何の! お前達には最大の助けをすると心に決めておる。このような事はきっかけに過ぎぬわ」
いつもの厳しさはどこへやら、ここに居る怖ろしい悪魔は娘が可愛いひとりの好々爺である。
そして……
「トール! お前は神の使徒でありながら剛直な悪魔達にこれほど好かれるとはな。ははははは!」
アモンやバルバトスの事を言っているのか?
俺だって彼等は好きだ。
「余もだんだんとお前が可愛くなって来たわ。魂を喰らいたいほどにな」
この親爺もか!
でも魂を喰いたい!?
俺は思わず両手を合わせた。
「それはご勘弁願います!」
「ははははは! 冗談……じゃ! ははははは!」
全然冗談には聞えなかった……
目が笑っていないから……
王宮の大広間には、アルフレードルの高笑いがいつまでも響いていたのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
……謁見の後、
俺達はあてがわれた部屋で今後の打合せを行っている。
テーブルの上にはオロバスから譲って貰った地上の精密な地図が広げられていた。
アルフレードルから貰った美しい羽衣をジュリアとソフィアに渡すとふたりとも女の子らしくとても喜んだ。
そもそも白鳥の羽衣とは北欧神話に出て来る魔道具だ。
大神が配下の美しい戦乙女達に与えたといわれる。
試しにジュリア以下3人の美少女が羽衣を着た時の神々しさといったら。
神の遣いである戦乙女達が、いきなり降臨したという美しさなのだ。
イザベラは悪魔の娘だから表現としてはおかしいかもしれないが、俺はそう感じてしまったのだから仕方が無い。
「すげーや、姐さん達! 滅茶苦茶、綺麗だな! こりゃ兄貴は男冥利に尽きるよな!」
べらんめえ調の美少年悪魔ヴォラクもすっかり俺達に馴染んでいる。
俺の事を兄貴、嫁達を姉御と呼ぶ不思議な奴だ。
傍らに居るバルバトスは渋い顔だが……
律儀で真っすぐなヴォラクは、俺達バトルブローカーのムードメーカーになりつつある。
彼の希望通り、いずれブネやラウムに負けない立派な商会を持たしてやるのが目標だ。
それは彼の為だけではなく、信用の出来る商会の設立が俺達の利益にも繋がるから。
「コホン! では次の皆様の目的地ですが……」
バルバトスが言い掛けるのを抑えて俺は念を押す。
謁見の時に見せた、ベリアルの憎悪に満ちる表情が気になったからだ。
「アルフレードル陛下の強さは重々承知で言っておく。ベリアルの動きには充分注意しろよ」
バルバトスが眉を顰めて俺に返した。
「もしや、奴が歯向かうと……」
「そういう事。俺の知っている諺を言おうか……備えあれば憂いなし……だ」
「……分かりました。他の方ならいざ知らず貴方様の仰る事ですから注意しましょう」
バルバトスは自分の上司である侍従長のアガレス、そしてアモンにも協力して貰うという。
今、悪魔王国ディアボルスが乱れては、悪魔世界の経済振興への道が遠くなる。
俺は真剣な表情のバルバトスに対して、再度注意するように念を押したのであった。
さあ、地上へ戻る準備をしなくては。
さしあたって必要なのは移動用の手段である。
駄目もとでも、何かお願いしておいた方が良いとイザベラは言う。
なので、バルバトス経由で悪魔王アルフレードルに申し入れをしてみた。
待つ事2時間、早速アルフレードルから謁見の許可が下りたので、例によって俺とイザベラは王宮の大広間へ向かう。
アルフレードルはいつものように玉座に座っていたが、俺とイザベラが顔を見せると立ち上がって相好を崩した。
何だよ?
珍しい。
鬼いや、悪魔のかく乱?
義父アルフレードルはとても嬉しいらしい。
紹介状の力を借りたとはいえ、愛娘の婿である俺が名だたる悪魔商会と提携の話を纏めて来た事が。
ソフィア救出という優先目的はあるが、それが結局悪魔王国の繁栄にも繋がるからである。
どうやらイザベラの姉、長女レイラとも話したようだ。
「余はお前達に期待しておる!」
アルフレードルの言葉を聞いた宰相のベリアルが不機嫌そうに眉を顰める。
あ~あ、これではRPGで良く居る悪大臣と同じパターンだ。
「移動の手立てを欲しいという、お前の願いを叶える。王家に伝わる古の神々の秘宝を授けよう」
「古の神々の秘宝?」
「陛下! し、暫し、お待ちください!」
アルフレードルが『秘宝』を授けようとした時に横槍が入った。
例によって、宰相のベリアルである。
「大切な王家の宝をいかに王女様とはいえ、軽々しく国外に出しても良いものでしょうか?」
ベリアルは良く言えば諫言をしたのだが、この場合はいかにも間が悪かった。
俺達が王国の――いやこの世界の全悪魔の為に働く事を知っているアルフレードルは不愉快そうに唇を噛む。
そして、この小賢しい宰相を叱責したのだ。
「馬鹿者! トール達は王国の、いや世界の悪魔達の為に働いてくれるのを説明された筈だ。このような時に活用してこそ宝の真の意味があるのだ。何故それが分からぬか?」
「は、ははっ!」
項垂れて、引き下がるベリアル、
相変わらずその目は俺達への憎悪に満ちていた。
「ふむ……では話を続けようか。これは古に滅んだ北の大神の秘宝を再現したものだ。準備の物をこれへ!」
アルフレードルが侍従長のアガレスに合図を送ると、既に用意が出来ていたらしい。
悪魔内務省の職員らしい若い悪魔が、結構大きな宝箱を運んで来た。
むう――こういうセレモニーも嫌いじゃあないけど。
肝心の『秘宝』ってどんなんだろう?
宝箱が静かに置かれると、アルフレードルが厳かに言い放つ。
「トール・ユーキよ、そなたに我が王国の秘宝である『鷹の羽衣』を与えよう。大いに活用するが良い」
鷹の羽衣?
ええっと……俺の中二病発病!
おおお、そ、それって北欧神話の秘宝じゃないか!
着用すれば鷹に変身して、大空を自由自在に飛べるって奴?
凄いや!
「トールの妻であるイザベラよ! そなたと女性の眷属達には白鳥の羽衣を授ける、これで夫をしっかりと助けるが良い! 頼むぞ!」
白鳥の羽衣も同様の性能を持つ。
着用すれば白鳥になって……以下同文。
「加えて王国から地上への移動については、王国内の転移門を自由に使う事を認める。ちなみにこの王宮の転移の間から直接各地の転移門へ向かう事が出来るぞ」
おおお、それも凄い!
あっという間に、世界の各目的地へ向かう事が出来る。
俺は……この広い異世界を存分に駆け巡るのだ。
「加えて王国国内の移動用としては馬車を1台、授ける。頑丈な馬と共にな」
はい、これも地味に嬉しいです!
アルフレードルから授かるものはこれで終わりらしい。
俺とイザベラは顔を見合わせると改めて跪いた。
イザベラが顔を下げたまま声を張り上げる。
「父上! いえ、陛下! 恐れ多くもこのようなご支援を賜り、トールの妻としてこの上ない喜びを感じております。誠にありがとうございます」
「ははははは! 何の! お前達には最大の助けをすると心に決めておる。このような事はきっかけに過ぎぬわ」
いつもの厳しさはどこへやら、ここに居る怖ろしい悪魔は娘が可愛いひとりの好々爺である。
そして……
「トール! お前は神の使徒でありながら剛直な悪魔達にこれほど好かれるとはな。ははははは!」
アモンやバルバトスの事を言っているのか?
俺だって彼等は好きだ。
「余もだんだんとお前が可愛くなって来たわ。魂を喰らいたいほどにな」
この親爺もか!
でも魂を喰いたい!?
俺は思わず両手を合わせた。
「それはご勘弁願います!」
「ははははは! 冗談……じゃ! ははははは!」
全然冗談には聞えなかった……
目が笑っていないから……
王宮の大広間には、アルフレードルの高笑いがいつまでも響いていたのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
……謁見の後、
俺達はあてがわれた部屋で今後の打合せを行っている。
テーブルの上にはオロバスから譲って貰った地上の精密な地図が広げられていた。
アルフレードルから貰った美しい羽衣をジュリアとソフィアに渡すとふたりとも女の子らしくとても喜んだ。
そもそも白鳥の羽衣とは北欧神話に出て来る魔道具だ。
大神が配下の美しい戦乙女達に与えたといわれる。
試しにジュリア以下3人の美少女が羽衣を着た時の神々しさといったら。
神の遣いである戦乙女達が、いきなり降臨したという美しさなのだ。
イザベラは悪魔の娘だから表現としてはおかしいかもしれないが、俺はそう感じてしまったのだから仕方が無い。
「すげーや、姐さん達! 滅茶苦茶、綺麗だな! こりゃ兄貴は男冥利に尽きるよな!」
べらんめえ調の美少年悪魔ヴォラクもすっかり俺達に馴染んでいる。
俺の事を兄貴、嫁達を姉御と呼ぶ不思議な奴だ。
傍らに居るバルバトスは渋い顔だが……
律儀で真っすぐなヴォラクは、俺達バトルブローカーのムードメーカーになりつつある。
彼の希望通り、いずれブネやラウムに負けない立派な商会を持たしてやるのが目標だ。
それは彼の為だけではなく、信用の出来る商会の設立が俺達の利益にも繋がるから。
「コホン! では次の皆様の目的地ですが……」
バルバトスが言い掛けるのを抑えて俺は念を押す。
謁見の時に見せた、ベリアルの憎悪に満ちる表情が気になったからだ。
「アルフレードル陛下の強さは重々承知で言っておく。ベリアルの動きには充分注意しろよ」
バルバトスが眉を顰めて俺に返した。
「もしや、奴が歯向かうと……」
「そういう事。俺の知っている諺を言おうか……備えあれば憂いなし……だ」
「……分かりました。他の方ならいざ知らず貴方様の仰る事ですから注意しましょう」
バルバトスは自分の上司である侍従長のアガレス、そしてアモンにも協力して貰うという。
今、悪魔王国ディアボルスが乱れては、悪魔世界の経済振興への道が遠くなる。
俺は真剣な表情のバルバトスに対して、再度注意するように念を押したのであった。
0
お気に入りに追加
284
あなたにおすすめの小説

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。

雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!!
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」

最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様
コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」
ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。
幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。
早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると――
「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」
やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。
一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、
「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」
悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。
なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?
でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。
というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。

S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )

異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる