97 / 205
第97話「残念な王女①」
しおりを挟む
俺達はソフィアをクランの仲間として受け入れる事を決めた。
表向きは今後の冒険及び商売のが理由だが――誰にも言えない本当の理由は世界滅亡を回避をさせる為だ。
このコーンウォール遺跡には、ソフィアの本当の身体が眠っている。
ソフィアの当面の目的はこの身体に自分の魂を戻す事。
それまでは、大事に身体を保管して貰う必要があった。
そこで俺達は親衛隊であるゴッドハルト達に対して彼女の本当の身体と、この遺跡の守護を託した。
そして再び地上へと戻る事にしたのである。
ゴッドハルトは彼等の主、ソフィアの面倒をみるという俺の好意に感謝してくれたようである。
「トール殿、姫様ノ事クレグレモ宜シク頼ミマスゾ! 何卒、何卒」
何度も何度も繰り返して頼むゴッドハルトは果たしてソフィアの真意を知っているのだろうか?
もしかしたらそれも含めての「頼み」かもしれない。
そんなゴッドハルトは随行出来ない自分の代わりに「プレゼント」をくれるという。
彼が抱えて現れた機体を見てソフィア以外の者は驚いた。
それはゴッドハルトの機体である滅ぼす者のひとつ前の試作機であったからだ。
大きさは人間に近い体長2mほど。
ゴッドハルトの1/3くらいの性能を持っているらしい。
桁外れに強力なゴッドハルトほどではないが、装甲に関しては鋼鉄の巨人以上の頑健さを誇り、歴戦の戦士並みに鋼鉄の剣を振るう。
ゴッドハルト同様に様々な擬似魔法を発射出来る射出装置も備えた万能戦士だ。
試作機はゴッドハルトに勝っている性能もあった。
それは……俊敏性だ。
吸入口から取り入れた空気を足裏から噴出し、高速で移動する事が出来るというのだ。
こうなると『ゴーレム』というより、まさにどこかで見た『ロボット』である。
問題はこの試作機の中枢部。
滅ぼす者や鋼鉄の巨人《ソルジャーゴーレム》などと違って人間の魂を使うものでは無いのは幸いだ。
主人の魔力波《オーラ》を登録して、その指示通りに動く魔法水晶が搭載されていたのである。
そして『燃料』は魔力であり、一定時間充填しておけば稼働する。
魔力を『電気』に置き換えれば分かるだろう。
だが『操縦者』が必要であるこの機体は、当時の上層部からその有用性を否定された。
やはり自らの判断で動く自律性を良しとする方針だったから、人間の魂を使用する機体優先へと切り替えられてしまったという。
ゴッドハルトはこの機体を俺に託す意図を改めて強調する。
「俺達、帝国第7騎士団ハ貴方ノ部下ニナルト約束ヲシタガ、残念ナガラ果タセナイ。ソコデ代ワリニ、コイツヲ託ス」
ゴッドハルトの放つ、この魔力波は……
一切の嘘は感じられなかった。
俺は彼の男気に感動して、ありがたくこの試作機を受け取ったのである。
当然、この試作機には俺の魔力波《オーラ》を登録し、目の前で起動して貰った。
一通りの『操縦方法』を教授して貰った後に、俺はこの機体を収納の腕輪へ仕舞ったのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
こうして俺達、クラン戦う仲買人は地上に向けて出発した。
名残惜しそうに見送るゴッドハルト麾下第7騎士団の連中の姿が見えなくなると、ソフィアは改めて自分の持ち味を強調し始める。
彼女の語る内容は、はっきり言って自慢そのものだ。
「お前達は本当に幸運じゃ! 妾は創世神から祝福された最高位の巫女じゃからの」
家臣にかしずかれて生きて来たソフィアは、やはり自分が中心でなければ、気が済まないのだろう。
俺達が黙って聞いていると、ソフィアの口調はますます熱を帯びて来る。
「まず妾の豊かな魔力量は魔力枯渇などの心配は一切要らぬ。行使出来る魔法じゃが、回復魔法は治癒から解呪まで全て問題なく行使出来る。防御魔法もお手のものじゃ。お前達下僕や下婢……いや、な、仲間をしっかり守ってやれるぞよ」
つい口が滑ったのだろうが、相変わらず俺達を『しもべ』だと考えているようだ。
俺だけじゃなく他の皆も呆れていて、ソフィアの話を適当に聞き流している。
「ふ~ん……あっ、そう……」
「ふ~ん……あっ、そうって……妾《わらわ》の類稀なる才能の説明をしているというのに反応が薄い奴じゃな。そうそう知識も相当じゃぞ。何せ、ガルドルド帝国魔法大学を首席で、それも僅か15歳で卒業したのだからな」
ふ~ん、15歳で大学卒業ね?
数千年前の知らない国の学校制度なんて分からないから、何とも言えないや。
ここで俺は直球を投げてやる。
「で、ソフィアさあ、お前、結局は今、何歳なの?」
「な!? わ、わ、妾の年齢をいきなり聞くのか!? し、失礼じゃぞ! 乙女に年齢を聞くなど!」
いきなり年齢を聞かれるというのは、どの時代のどんな女性でも嫌だし、失礼にあたるらしい。
「……分かったよ、もう聞かない。別に興味無いからさ」
「ううう、17歳じゃ! 興味無いとはどういう事じゃ!」
「だってさ、お前は数千年前の人間だろう? そうしたら……」
「え、ええいっ! その先を言うでないわぁ! 今の時代を考えるな。妾が眠りについたのは17歳! だからその時から年齢を重ねるのは一切無しじゃ!」
むきになって否定するソフィア。
はっきり言ってうざい。
地団太を踏む彼女を置いてめでたし、めでたし……って俺が手を振って出口に向かうとソフィアは必死になって追いかけて来たのであった。
表向きは今後の冒険及び商売のが理由だが――誰にも言えない本当の理由は世界滅亡を回避をさせる為だ。
このコーンウォール遺跡には、ソフィアの本当の身体が眠っている。
ソフィアの当面の目的はこの身体に自分の魂を戻す事。
それまでは、大事に身体を保管して貰う必要があった。
そこで俺達は親衛隊であるゴッドハルト達に対して彼女の本当の身体と、この遺跡の守護を託した。
そして再び地上へと戻る事にしたのである。
ゴッドハルトは彼等の主、ソフィアの面倒をみるという俺の好意に感謝してくれたようである。
「トール殿、姫様ノ事クレグレモ宜シク頼ミマスゾ! 何卒、何卒」
何度も何度も繰り返して頼むゴッドハルトは果たしてソフィアの真意を知っているのだろうか?
もしかしたらそれも含めての「頼み」かもしれない。
そんなゴッドハルトは随行出来ない自分の代わりに「プレゼント」をくれるという。
彼が抱えて現れた機体を見てソフィア以外の者は驚いた。
それはゴッドハルトの機体である滅ぼす者のひとつ前の試作機であったからだ。
大きさは人間に近い体長2mほど。
ゴッドハルトの1/3くらいの性能を持っているらしい。
桁外れに強力なゴッドハルトほどではないが、装甲に関しては鋼鉄の巨人以上の頑健さを誇り、歴戦の戦士並みに鋼鉄の剣を振るう。
ゴッドハルト同様に様々な擬似魔法を発射出来る射出装置も備えた万能戦士だ。
試作機はゴッドハルトに勝っている性能もあった。
それは……俊敏性だ。
吸入口から取り入れた空気を足裏から噴出し、高速で移動する事が出来るというのだ。
こうなると『ゴーレム』というより、まさにどこかで見た『ロボット』である。
問題はこの試作機の中枢部。
滅ぼす者や鋼鉄の巨人《ソルジャーゴーレム》などと違って人間の魂を使うものでは無いのは幸いだ。
主人の魔力波《オーラ》を登録して、その指示通りに動く魔法水晶が搭載されていたのである。
そして『燃料』は魔力であり、一定時間充填しておけば稼働する。
魔力を『電気』に置き換えれば分かるだろう。
だが『操縦者』が必要であるこの機体は、当時の上層部からその有用性を否定された。
やはり自らの判断で動く自律性を良しとする方針だったから、人間の魂を使用する機体優先へと切り替えられてしまったという。
ゴッドハルトはこの機体を俺に託す意図を改めて強調する。
「俺達、帝国第7騎士団ハ貴方ノ部下ニナルト約束ヲシタガ、残念ナガラ果タセナイ。ソコデ代ワリニ、コイツヲ託ス」
ゴッドハルトの放つ、この魔力波は……
一切の嘘は感じられなかった。
俺は彼の男気に感動して、ありがたくこの試作機を受け取ったのである。
当然、この試作機には俺の魔力波《オーラ》を登録し、目の前で起動して貰った。
一通りの『操縦方法』を教授して貰った後に、俺はこの機体を収納の腕輪へ仕舞ったのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
こうして俺達、クラン戦う仲買人は地上に向けて出発した。
名残惜しそうに見送るゴッドハルト麾下第7騎士団の連中の姿が見えなくなると、ソフィアは改めて自分の持ち味を強調し始める。
彼女の語る内容は、はっきり言って自慢そのものだ。
「お前達は本当に幸運じゃ! 妾は創世神から祝福された最高位の巫女じゃからの」
家臣にかしずかれて生きて来たソフィアは、やはり自分が中心でなければ、気が済まないのだろう。
俺達が黙って聞いていると、ソフィアの口調はますます熱を帯びて来る。
「まず妾の豊かな魔力量は魔力枯渇などの心配は一切要らぬ。行使出来る魔法じゃが、回復魔法は治癒から解呪まで全て問題なく行使出来る。防御魔法もお手のものじゃ。お前達下僕や下婢……いや、な、仲間をしっかり守ってやれるぞよ」
つい口が滑ったのだろうが、相変わらず俺達を『しもべ』だと考えているようだ。
俺だけじゃなく他の皆も呆れていて、ソフィアの話を適当に聞き流している。
「ふ~ん……あっ、そう……」
「ふ~ん……あっ、そうって……妾《わらわ》の類稀なる才能の説明をしているというのに反応が薄い奴じゃな。そうそう知識も相当じゃぞ。何せ、ガルドルド帝国魔法大学を首席で、それも僅か15歳で卒業したのだからな」
ふ~ん、15歳で大学卒業ね?
数千年前の知らない国の学校制度なんて分からないから、何とも言えないや。
ここで俺は直球を投げてやる。
「で、ソフィアさあ、お前、結局は今、何歳なの?」
「な!? わ、わ、妾の年齢をいきなり聞くのか!? し、失礼じゃぞ! 乙女に年齢を聞くなど!」
いきなり年齢を聞かれるというのは、どの時代のどんな女性でも嫌だし、失礼にあたるらしい。
「……分かったよ、もう聞かない。別に興味無いからさ」
「ううう、17歳じゃ! 興味無いとはどういう事じゃ!」
「だってさ、お前は数千年前の人間だろう? そうしたら……」
「え、ええいっ! その先を言うでないわぁ! 今の時代を考えるな。妾が眠りについたのは17歳! だからその時から年齢を重ねるのは一切無しじゃ!」
むきになって否定するソフィア。
はっきり言ってうざい。
地団太を踏む彼女を置いてめでたし、めでたし……って俺が手を振って出口に向かうとソフィアは必死になって追いかけて来たのであった。
0
お気に入りに追加
284
あなたにおすすめの小説

最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様
コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」
ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。
幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。
早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると――
「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」
やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。
一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、
「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」
悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。
なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?
でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。
というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・

大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

クラス転移したからクラスの奴に復讐します
wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。
ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。
だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。
クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。
まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。
閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。
追伸、
雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。
気になった方は是非読んでみてください。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる