72 / 205
第72話「恐るべき現実①」
しおりを挟む
コーンウォール迷宮地下1階……
俺達は、次の目標である地下2階への階段を目指して歩いている。
朝早くから並んでいたクランがかなり居て、先行している筈なのだが……
辺りに人の気配は少ししかないし、1番近い気配はまるで動かない。
変だ……
俺は違和感を覚える。
普通、冒険者のクランであれば階下に進もうとする筈。
こんな地下1階では大した魔物は出ないし、宝箱もない。
つまり、全く『稼ぎ』にはならないから。
しかし!
気配を発する者達は、来る者を襲おうとするかのように暗闇に潜んでいるのである。
おいおい。
もしや?
俺達を襲うとしている?
「トール?」
俺が急に歩みを止めたのを見て、イザベラが怪訝な顔をした。
振り返った俺はゆっくり首を振る。
やっぱりヤバイ。
嫌な予感がする。
このまま進むと……
『敵』らしい奴等が潜んでいる場所の少し手前で、俺はクランの仲間を止めた。
クランの仲間達は、俺の表情ですぐに『待ち伏せ』がある事を悟ったようである。
ジュリアが僅かに首を振った。
出来れば襲撃者ではないと、思いたいのだろう。
「あたし達みたいに初心者のクランだから、経験を積む為にこの階で止まって敵を待っているって事はない?」
戦い慣れていないジュリアには、やはり躊躇があるようだ。
考え込んでいたアモンが、ぽつりと呟く。
「ならば……試してみるか?」
「試す?」
「ああ、俺の部下共に試させよう」
「部下?」
アモンは小さく頷き、低い声で何か言霊を唱えた。
一体何か? と思うと……地面からからいきなり4つの淡い光をした人影が浮かび上がった。
アモンが黙って、指を「ぱちっ」と鳴らす。
すると、何という事。
4人の人影はあっという間に俺達瓜二つの姿になったのである。
その様子をイザベラは当り前のように眺めていたが、俺とジュリアは余りの事に声も出ない。
「……これは俺の配下の悪霊達だ。幸いにして、この現世では実体が無く命じれば外見はどのような者にも変化出来る」
実体?
ああ、本体は魔界かどっかの別世界にあるって事か。
「これから奴等がどうなるかをよく見ろ。この迷宮、いや……この世界の現実が分かる」
アモンはこの4体の悪霊!? を俺達の囮にして『戦いの現実』って奴を俺とジュリアへ見せようとしているらしい。
俺は既に相手の人数と潜んでいる場所を特定している。
気配からして、奴等は俺が思い描いていた山賊みたいなならず者ではない。
一見普通の冒険者クランである。
相手の人数は5人……
果たして……どうなるだろうか?
俺達に生き写しである囮達は普通に相手に近付いて行く。
その瞬間であった。
奇声をあげた5人の冒険者はいきなり囮の『アモン』の脳天にメイスを振り下ろした。
たまらず『アモン』が崩れ落ちると、それを見た囮の『俺』が叫ぶ。
「おいっ、待て! 俺達はクラン、バトルブローカーだ! お前等冒険者だろ!? 俺達は山賊や魔物じゃない!」
「ひゃははは、お前らを殺せば俺達は『賭け』にも勝つんだよぉ」
制止の声など無視して、相手のひとりは剣を一閃させ『俺』の首を一気に刎ねた。
残りの奴等は舌なめずりをしてジュリアとイザベラを押し倒す。
ふたりの女の悲鳴と、奴等の笑い声が交錯した。
その様子を見て、俺は怒りの余り血が滲むほど拳を握り締めていたのである。
悪霊が擬態した『ジュリア』と『イザベラ』は悲鳴をあげる。
荒々しい息を吐き、彼女達を組み敷き、のしかかる男達。
俺とアモンに擬態した悪霊は既に……『惨殺』されている。
今迄もこいつらはこのように悪行を重ねて来たのだろう。
そして一歩間違えば、俺達がこうなっていたかもしれない悲惨な光景を見て、俺は怒りと苛立ちを隠せなかった。
「トール、落ち着け。まもなく因果応報となる。……あの者達もとうとう悪運が尽きたのだ」
アモンが表情を全く変えず、唄うように呟いた。
その言葉を境に状況が、がらっと変わる。
欲望を剝き出しにし、快感を訴え、哀れな女達を蹂躙していた筈の冒険者の男共が急にうめくと凄まじい苦痛の表情をうかべたのだ。
「ぐああっ!」
「く、苦しいっ!」
見ると冒険者達が組み敷いていた筈の女達が黒い霧の様な不定形になっており、逆に纏わりついていた。
しかも『霧』はどんどん大きくなって、冒険者達を包み込もうとしている。
「たた、助けてくれ~っ!」
「ぎゃああああ~!」
「か、神様ぁ~!」
悶え苦しむ冒険者達を眺めながら、無表情なアモンが言う。
「俺の部下である悪霊達は貪欲……奴等の魔力を全て吸い尽くすのは勿論、果ては本能のままに肉体と魂までも喰らう……残るのは骨だけだ」
ぐちゃり、ぴちゃ……めきめきめき……
それは不気味な音であった。
冒険者達が生きながら悪霊達に貪られ、骨までしゃぶられているのだ。
因果応報……アモンの言った通りになった。
恐るべき悪霊達は魔力を吸い尽くして冒険者を行動不能にした後……
思うがままに彼等の肉体を喰らいつつ、魂をずっぽりと飲み込んで行ったのだ。
俺達は、次の目標である地下2階への階段を目指して歩いている。
朝早くから並んでいたクランがかなり居て、先行している筈なのだが……
辺りに人の気配は少ししかないし、1番近い気配はまるで動かない。
変だ……
俺は違和感を覚える。
普通、冒険者のクランであれば階下に進もうとする筈。
こんな地下1階では大した魔物は出ないし、宝箱もない。
つまり、全く『稼ぎ』にはならないから。
しかし!
気配を発する者達は、来る者を襲おうとするかのように暗闇に潜んでいるのである。
おいおい。
もしや?
俺達を襲うとしている?
「トール?」
俺が急に歩みを止めたのを見て、イザベラが怪訝な顔をした。
振り返った俺はゆっくり首を振る。
やっぱりヤバイ。
嫌な予感がする。
このまま進むと……
『敵』らしい奴等が潜んでいる場所の少し手前で、俺はクランの仲間を止めた。
クランの仲間達は、俺の表情ですぐに『待ち伏せ』がある事を悟ったようである。
ジュリアが僅かに首を振った。
出来れば襲撃者ではないと、思いたいのだろう。
「あたし達みたいに初心者のクランだから、経験を積む為にこの階で止まって敵を待っているって事はない?」
戦い慣れていないジュリアには、やはり躊躇があるようだ。
考え込んでいたアモンが、ぽつりと呟く。
「ならば……試してみるか?」
「試す?」
「ああ、俺の部下共に試させよう」
「部下?」
アモンは小さく頷き、低い声で何か言霊を唱えた。
一体何か? と思うと……地面からからいきなり4つの淡い光をした人影が浮かび上がった。
アモンが黙って、指を「ぱちっ」と鳴らす。
すると、何という事。
4人の人影はあっという間に俺達瓜二つの姿になったのである。
その様子をイザベラは当り前のように眺めていたが、俺とジュリアは余りの事に声も出ない。
「……これは俺の配下の悪霊達だ。幸いにして、この現世では実体が無く命じれば外見はどのような者にも変化出来る」
実体?
ああ、本体は魔界かどっかの別世界にあるって事か。
「これから奴等がどうなるかをよく見ろ。この迷宮、いや……この世界の現実が分かる」
アモンはこの4体の悪霊!? を俺達の囮にして『戦いの現実』って奴を俺とジュリアへ見せようとしているらしい。
俺は既に相手の人数と潜んでいる場所を特定している。
気配からして、奴等は俺が思い描いていた山賊みたいなならず者ではない。
一見普通の冒険者クランである。
相手の人数は5人……
果たして……どうなるだろうか?
俺達に生き写しである囮達は普通に相手に近付いて行く。
その瞬間であった。
奇声をあげた5人の冒険者はいきなり囮の『アモン』の脳天にメイスを振り下ろした。
たまらず『アモン』が崩れ落ちると、それを見た囮の『俺』が叫ぶ。
「おいっ、待て! 俺達はクラン、バトルブローカーだ! お前等冒険者だろ!? 俺達は山賊や魔物じゃない!」
「ひゃははは、お前らを殺せば俺達は『賭け』にも勝つんだよぉ」
制止の声など無視して、相手のひとりは剣を一閃させ『俺』の首を一気に刎ねた。
残りの奴等は舌なめずりをしてジュリアとイザベラを押し倒す。
ふたりの女の悲鳴と、奴等の笑い声が交錯した。
その様子を見て、俺は怒りの余り血が滲むほど拳を握り締めていたのである。
悪霊が擬態した『ジュリア』と『イザベラ』は悲鳴をあげる。
荒々しい息を吐き、彼女達を組み敷き、のしかかる男達。
俺とアモンに擬態した悪霊は既に……『惨殺』されている。
今迄もこいつらはこのように悪行を重ねて来たのだろう。
そして一歩間違えば、俺達がこうなっていたかもしれない悲惨な光景を見て、俺は怒りと苛立ちを隠せなかった。
「トール、落ち着け。まもなく因果応報となる。……あの者達もとうとう悪運が尽きたのだ」
アモンが表情を全く変えず、唄うように呟いた。
その言葉を境に状況が、がらっと変わる。
欲望を剝き出しにし、快感を訴え、哀れな女達を蹂躙していた筈の冒険者の男共が急にうめくと凄まじい苦痛の表情をうかべたのだ。
「ぐああっ!」
「く、苦しいっ!」
見ると冒険者達が組み敷いていた筈の女達が黒い霧の様な不定形になっており、逆に纏わりついていた。
しかも『霧』はどんどん大きくなって、冒険者達を包み込もうとしている。
「たた、助けてくれ~っ!」
「ぎゃああああ~!」
「か、神様ぁ~!」
悶え苦しむ冒険者達を眺めながら、無表情なアモンが言う。
「俺の部下である悪霊達は貪欲……奴等の魔力を全て吸い尽くすのは勿論、果ては本能のままに肉体と魂までも喰らう……残るのは骨だけだ」
ぐちゃり、ぴちゃ……めきめきめき……
それは不気味な音であった。
冒険者達が生きながら悪霊達に貪られ、骨までしゃぶられているのだ。
因果応報……アモンの言った通りになった。
恐るべき悪霊達は魔力を吸い尽くして冒険者を行動不能にした後……
思うがままに彼等の肉体を喰らいつつ、魂をずっぽりと飲み込んで行ったのだ。
0
お気に入りに追加
284
あなたにおすすめの小説

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。

雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!!
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」

最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様
コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」
ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。
幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。
早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると――
「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」
やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。
一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、
「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」
悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。
なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?
でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。
というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。

S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )

異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる