53 / 205
第53話「オークション白熱」
しおりを挟む
通常のオークションでは、出品目録というリストが入場者に配布される。
ジェトレ村オークションの出品目録を見ると、目指す本命のオリハルコンは1番最後……50番目の出品だ。
いわゆる大トリという奴。
爆乳の競売人、アメリア・ブルックさんの綺麗な声が会場に響き渡る。
「今日の出品番号1番、回復の指輪! 体力が少しずつ回復する優れもの、迷宮での探索では必須アイテムです。こちらの入札金額は80万アウルムからとさせていただきます。では入札開始!」
「90万!」「110万!」「115万!」
「125万!」「130万!」
満員の会場のあちらこちらから声が大きな声が掛かる。
勢いをつける為に、スタッフも入札者に対して煽り立てるので結構な熱気だ。
「回復の指輪」は冒険者を始めとして、相当な需要があるのだろう。
あっという間に入札価格が上がって行く。
結構な人気だなぁ……
俺達の出品する、指輪とアミュレットはどうだろう?
俺は少し心配になる。
結局「回復の指輪」は何と150万アウルムで落札された。
手数料が15%だから出品者の取り分は125万5千アウルムだ。
開始金額の80万アウルムが最低落札希望額だとしたら、手数料を差し引いても充分に利益が出ている計算だ。
出品者は商業ギルドの規則で他者には明かされない。
だから誰なのかは分らないが、このような結果が出るように俺達も見習わなくては。
それから……次々とオークションは進む。
ありとあらゆる商品が出品された。
え? 何故出すの?
と思うものも多々あった。
このような商品は開始金額から声は掛からず、落札金額も全く伸びない。
商業ギルド側も「よく受けたよなあ」って感じだ。
まあ盗品じゃなく、出品料の1万アウルムを支払えば基本的には受けるのであろう。
そして……
とうとう俺達が出品した指輪の順番が巡って来た。
「今日の出品番号35番、魔法王ルイ・ソロモン製悪魔召喚の指輪! 従えた怖ろしい悪魔をいつでも呼び出せる優れもの、古の魔法王ルイ・ソロモンが作ったとされる真鍮製の指輪のレプリカで美術的価値も充分です。こちらの入札金額は120万アウルムからとさせていただきます。では入札開始!」
アメリアさんの凜とした声が一層大きく商品を紹介してくれたような……気がした。
果たして、人気の点ではどうだろうか?
この世界の人は悪魔を怖れているのと同時に悪魔を従えた魔法王に憧れを持っている……らしい。
名前も似ているし、俺の前世で言えば多くの悪魔達を従えた伝説のソロモン王って感じの人なのだろう。
しかし期待に反して、入札の声が上がらない。
このオークションのルールで最低落札希望額に達しない場合は『主取り』と言って出品者に戻されるオリジナルルールがある。
困ったなあ、これじゃあ『主取り』だよ……
このような時に、会場の人達を買う気にさせるのが会場のスタッフ達の役目だ。
「おいおい、もし本物だったら100倍はするぜ! それがたった120万アウルムだ、何てぇお買い得なんだ!」
「そうそう! 機能は商業ギルドで確認済み。別に召喚する為だけじゃないぞ。怖ろしい悪魔を封じ込める時もバッチリだ!」
そんなスタッフのお陰であろう。
ぽつぽつと入札の声が上がって来たのだ。
「125万!」「130万!」
……しかし結局は金額が伸びず130万アウルムで止まってしまう。
元値の設定が高かった事もあるが、先程の『回復の指輪』とはやはり人気が違った。
利益がしっかりと出るように、最低落札希望額が上代より高い設定にしておいたから売り上げとしては充分である。
このように最初の出足が悪かったので俺は心配していた。
だが、次の魔力強化の指輪と魔力吸収のアミュレットには良い意味で期待を裏切られたのだ。
「今日の出品番号39番、魔力回復の指輪! 装着して時間が経つ度に魔力が少しずつ回復する優れもの、迷宮での探索では魔法を使う方の必須アイテムです。こちらの入札金額は60万アウルムからとさせていただきます。では入札開始!」
「80万!」「110万!」「130万!」
「150万!」「180万!」
おお、さっきの体力回復の指輪以上の凄まじい人気だ。
確かに魔力切れは迷宮では勿論、様々な場面で大変な命取りになる。
最終落札金額は、何と!
開始金額の4倍近い220万アウルムにもなったのだ。
「や、やったね! トール」
ジュリアが嬉しさの余り、俺に飛びついた。
「おお! 凄いな、ジュリア! 滅茶苦茶、興奮したぞ! お前のお陰だ」
負けじとばかりに、イザベラも俺に飛びつく。
「私の解呪が少しは役に立ったよね、そうだよね!」
「おう! イザベラなしで、俺達は到底やってはいけないぜ」
ぽんぽん出る軽口の数々……
嫁達の機嫌を取る為とはいえ、何といういい加減な俺。
そして……
魔力吸収のアミュレットがオークションにかかると、俺達の興奮は最高潮に達した。
「今日の出品番号45番、魔力吸収のアミュレット! 受けた相手の魔法を吸収して自分の魔力に変換する優れもの、先程の魔力回復の指輪同様に迷宮での探索では魔法を使う方の必須アイテムです。こちらの入札金額は120万アウルムからとさせていただきます。では入札開始!」
「130万!」「200万!」「300万!」
「400万!」「600万!」
こちらは何と何と!
最終落札価格が800万アウルム!
約120万円で出したのが、最終的に約800万円にもなってしまったのである。
最終落札金額は何と開始金額の6倍以上だ、凄ぇ!
俺達は思わず抱き合って、ガッツポーズをしていた。
しかしそれを、会場の片隅で苦々しく見ている男がひとり居たとは。
俺は、その時点で知る由もなかったのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
オークションも、まもなく終了……
遂に俺達が待ちに待った、最後の出品物が読み上げられる。
イザベラが姉の婚礼の為に何とか手に入れたいと希望しているオリハルコンの塊《インゴッド》だ。
「出品番号50番、今日の最後の出品物です。稀少な幻の金属と言われたオリハルコンの金属塊10kg! とても丈夫で表面は全く錆びず、その眩い輝きは永久に続くと古の詩にも記されています。観賞用には勿論、武器防具の製作にこれほど適した金属は東方のヒヒイロカネに匹敵するものです。こちらの入札金額は500万アウルムからとさせていただきます。では入札開始!」
貴重な商品とあって、競売人のアメリアさんの口上が長い。
声にも一層力が入っているようだ。
当然の事ながら、イザベラは勿論の事、俺とジュリアも気合が入りまくりである。
「ようし! 頑張るよ、私!」
「ああ、イザベラ! いざとなればさっきの儲けを全部つぎ込んでも良いんだ。ガンガン行こう!」
「え?」
「あたし達は家族さ。助け合うのが当然でしょ」
ジュリアは微笑んでいた。
自分と同じく、俺の妻と認めたイザベラを助けると言い放ったのだ。
思わず涙ぐむイザベラの肩に、ジュリアはそっと優しく手を置いたのであった。
ジェトレ村オークションの出品目録を見ると、目指す本命のオリハルコンは1番最後……50番目の出品だ。
いわゆる大トリという奴。
爆乳の競売人、アメリア・ブルックさんの綺麗な声が会場に響き渡る。
「今日の出品番号1番、回復の指輪! 体力が少しずつ回復する優れもの、迷宮での探索では必須アイテムです。こちらの入札金額は80万アウルムからとさせていただきます。では入札開始!」
「90万!」「110万!」「115万!」
「125万!」「130万!」
満員の会場のあちらこちらから声が大きな声が掛かる。
勢いをつける為に、スタッフも入札者に対して煽り立てるので結構な熱気だ。
「回復の指輪」は冒険者を始めとして、相当な需要があるのだろう。
あっという間に入札価格が上がって行く。
結構な人気だなぁ……
俺達の出品する、指輪とアミュレットはどうだろう?
俺は少し心配になる。
結局「回復の指輪」は何と150万アウルムで落札された。
手数料が15%だから出品者の取り分は125万5千アウルムだ。
開始金額の80万アウルムが最低落札希望額だとしたら、手数料を差し引いても充分に利益が出ている計算だ。
出品者は商業ギルドの規則で他者には明かされない。
だから誰なのかは分らないが、このような結果が出るように俺達も見習わなくては。
それから……次々とオークションは進む。
ありとあらゆる商品が出品された。
え? 何故出すの?
と思うものも多々あった。
このような商品は開始金額から声は掛からず、落札金額も全く伸びない。
商業ギルド側も「よく受けたよなあ」って感じだ。
まあ盗品じゃなく、出品料の1万アウルムを支払えば基本的には受けるのであろう。
そして……
とうとう俺達が出品した指輪の順番が巡って来た。
「今日の出品番号35番、魔法王ルイ・ソロモン製悪魔召喚の指輪! 従えた怖ろしい悪魔をいつでも呼び出せる優れもの、古の魔法王ルイ・ソロモンが作ったとされる真鍮製の指輪のレプリカで美術的価値も充分です。こちらの入札金額は120万アウルムからとさせていただきます。では入札開始!」
アメリアさんの凜とした声が一層大きく商品を紹介してくれたような……気がした。
果たして、人気の点ではどうだろうか?
この世界の人は悪魔を怖れているのと同時に悪魔を従えた魔法王に憧れを持っている……らしい。
名前も似ているし、俺の前世で言えば多くの悪魔達を従えた伝説のソロモン王って感じの人なのだろう。
しかし期待に反して、入札の声が上がらない。
このオークションのルールで最低落札希望額に達しない場合は『主取り』と言って出品者に戻されるオリジナルルールがある。
困ったなあ、これじゃあ『主取り』だよ……
このような時に、会場の人達を買う気にさせるのが会場のスタッフ達の役目だ。
「おいおい、もし本物だったら100倍はするぜ! それがたった120万アウルムだ、何てぇお買い得なんだ!」
「そうそう! 機能は商業ギルドで確認済み。別に召喚する為だけじゃないぞ。怖ろしい悪魔を封じ込める時もバッチリだ!」
そんなスタッフのお陰であろう。
ぽつぽつと入札の声が上がって来たのだ。
「125万!」「130万!」
……しかし結局は金額が伸びず130万アウルムで止まってしまう。
元値の設定が高かった事もあるが、先程の『回復の指輪』とはやはり人気が違った。
利益がしっかりと出るように、最低落札希望額が上代より高い設定にしておいたから売り上げとしては充分である。
このように最初の出足が悪かったので俺は心配していた。
だが、次の魔力強化の指輪と魔力吸収のアミュレットには良い意味で期待を裏切られたのだ。
「今日の出品番号39番、魔力回復の指輪! 装着して時間が経つ度に魔力が少しずつ回復する優れもの、迷宮での探索では魔法を使う方の必須アイテムです。こちらの入札金額は60万アウルムからとさせていただきます。では入札開始!」
「80万!」「110万!」「130万!」
「150万!」「180万!」
おお、さっきの体力回復の指輪以上の凄まじい人気だ。
確かに魔力切れは迷宮では勿論、様々な場面で大変な命取りになる。
最終落札金額は、何と!
開始金額の4倍近い220万アウルムにもなったのだ。
「や、やったね! トール」
ジュリアが嬉しさの余り、俺に飛びついた。
「おお! 凄いな、ジュリア! 滅茶苦茶、興奮したぞ! お前のお陰だ」
負けじとばかりに、イザベラも俺に飛びつく。
「私の解呪が少しは役に立ったよね、そうだよね!」
「おう! イザベラなしで、俺達は到底やってはいけないぜ」
ぽんぽん出る軽口の数々……
嫁達の機嫌を取る為とはいえ、何といういい加減な俺。
そして……
魔力吸収のアミュレットがオークションにかかると、俺達の興奮は最高潮に達した。
「今日の出品番号45番、魔力吸収のアミュレット! 受けた相手の魔法を吸収して自分の魔力に変換する優れもの、先程の魔力回復の指輪同様に迷宮での探索では魔法を使う方の必須アイテムです。こちらの入札金額は120万アウルムからとさせていただきます。では入札開始!」
「130万!」「200万!」「300万!」
「400万!」「600万!」
こちらは何と何と!
最終落札価格が800万アウルム!
約120万円で出したのが、最終的に約800万円にもなってしまったのである。
最終落札金額は何と開始金額の6倍以上だ、凄ぇ!
俺達は思わず抱き合って、ガッツポーズをしていた。
しかしそれを、会場の片隅で苦々しく見ている男がひとり居たとは。
俺は、その時点で知る由もなかったのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
オークションも、まもなく終了……
遂に俺達が待ちに待った、最後の出品物が読み上げられる。
イザベラが姉の婚礼の為に何とか手に入れたいと希望しているオリハルコンの塊《インゴッド》だ。
「出品番号50番、今日の最後の出品物です。稀少な幻の金属と言われたオリハルコンの金属塊10kg! とても丈夫で表面は全く錆びず、その眩い輝きは永久に続くと古の詩にも記されています。観賞用には勿論、武器防具の製作にこれほど適した金属は東方のヒヒイロカネに匹敵するものです。こちらの入札金額は500万アウルムからとさせていただきます。では入札開始!」
貴重な商品とあって、競売人のアメリアさんの口上が長い。
声にも一層力が入っているようだ。
当然の事ながら、イザベラは勿論の事、俺とジュリアも気合が入りまくりである。
「ようし! 頑張るよ、私!」
「ああ、イザベラ! いざとなればさっきの儲けを全部つぎ込んでも良いんだ。ガンガン行こう!」
「え?」
「あたし達は家族さ。助け合うのが当然でしょ」
ジュリアは微笑んでいた。
自分と同じく、俺の妻と認めたイザベラを助けると言い放ったのだ。
思わず涙ぐむイザベラの肩に、ジュリアはそっと優しく手を置いたのであった。
0
お気に入りに追加
284
あなたにおすすめの小説

最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様
コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」
ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。
幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。
早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると――
「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」
やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。
一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、
「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」
悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。
なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?
でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。
というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!

ザコ魔法使いの僕がダンジョンで1人ぼっち!魔獣に襲われても石化した僕は無敵状態!経験値が溜まり続けて気づいた時には最強魔導士に!?
さかいおさむ
ファンタジー
戦士は【スキル】と呼ばれる能力を持っている。
僕はスキルレベル1のザコ魔法使いだ。
そんな僕がある日、ダンジョン攻略に向かう戦士団に入ることに……
パーティに置いていかれ僕は1人ダンジョンに取り残される。
全身ケガだらけでもう助からないだろう……
諦めたその時、手に入れた宝を装備すると無敵の石化状態に!?
頑張って攻撃してくる魔獣には申し訳ないがダメージは皆無。経験値だけが溜まっていく。
気づけば全魔法がレベル100!?
そろそろ反撃開始してもいいですか?
内気な最強魔法使いの僕が美女たちと冒険しながら人助け!

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

クラス転移したからクラスの奴に復讐します
wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。
ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。
だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。
クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。
まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。
閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。
追伸、
雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。
気になった方は是非読んでみてください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる