43 / 205
第43話「無かった事に……」
しおりを挟む
『きゃはははは! もっとやれやれ! 修羅場だぁ~』
性悪な邪神様のあざ笑う声。
これって、もしや!
確信した。
邪神様が、絶対に何か細工したのだ。
悪魔王女とはいえ、イザベラは超絶美少女。
男として、気にならないわけがない。
ジュリアという、ちゃんとした彼女が居る。
それも今、目の前に居る。
不埒な行動はダメ。
そんな常識ある理性を、思いっ切りぶっ壊した上で、俺に潜んでいた男の欲望を暴走させた。
イザベラへ、熱いキスをさせた。
内緒だけど、衝動に駆られてつい舌まで入れちゃった。
俺は神の使徒。
いや寧ろ下僕。
ならば、抗えない、すなわち不可抗力。
絶対に、逆らえない。
だから、もう開き直るしかない。
糞っ!
こうなったら自棄だ!
ふたりとも、ばっち、来~い!
俺は思い切りジュリアを抱き寄せると、彼女の唇にも情感を込めてキスしていたのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「それで何だったっけ?」
目の前には……店主の髭親爺が『復活』して座っていた。
まるで、何事も無かったかのように聞いてくるのを見て、俺はホッとして大きく息を吐く。
「はぁ~…… 宝石の鑑定金額の相談ですよ」
あれから……
この場を収集するのは大変だった。
幸い、フランクとかいう店員が部屋に来なかったから、『事件』は露見しないで済んでいる。
30分前に店主が倒れた直後に、時間は遡る……
焦った俺がイザベラに問い質したところ、彼女が発動したのは『魂送りの魔法』と呼ばれる怖ろしい闇魔法だという。
人間の魂を喰らう、悪魔特有の凶悪な魔法らしい。
俺にキスされて、脱力……いや、クールダウンしたイザベラがすぐに魔法を中断した。
その為、店主は命を落とさずに済んだのだ。
先日タトラ村のモーリスから購入し、所持していた治癒草があったのも幸い。 口に含ませ、俺の魔法で出した水で無理矢理飲ませた。
眠っている店主は後、20分程度で目を覚ますという。
一歩間違えば、罪もない店主を殺してしまったかもしれないと思うと俺はゾッとした。
俺達は店主が寝ている間に、買取と販売の兼ね合いを改めて確認する。
こちらも、何とかクールダウンしたジュリアから、説明をして貰ったのだ。
「だからぁ……店主の言う通り、利益と人件費を考えたら決してアコギじゃないよ」
ジュリアは店主を擁護した。
200万アウルムの差額は、やはりちゃんとした理由がありそうだ。
「宝石全部の上代、つまり店での売却額が1千万アウルムだとしたら、買取額の800万と税金の5%を引いた、差額の約160万アウルムが店の利益と人件費か……」
俺が素早く計算して呟いた言葉に、ジュリアは大きく頷いた。
「他のあこぎな店だと、売りたがっているあたし達の足元を見て、半額の500万アウルムで買い叩かれるなんて話も良くあるよ」
「え? 半額で?」
「うん! それに宝石は捌《さば》き易いといってもすぐには売れないかもしれないからね。そうすればずっと在庫を抱える事になる。商人にとっては現金が一番なのさ」
それじゃあ、もしかして……
「店主のダックヴァルさん……優良品だって見込んでくれたんで好条件を出してくれたんだよ。まあ彼の口の悪さが1番いけないんだけどね……だけどさ、いくらなんでも殺す事はないよ」
だが……
ジュリアの注意を聞いてもイザベラは少し不満そうだ。
そりゃ、彼女は悪魔の王族だ。
誇り高いイザベラが、あんな風に罵倒されては耐えられないだろう。
「だってさ! そんな理由なんて知らなかったんだし、馬鹿って2回も言われちゃ……私だって悪魔王アルフレードルの娘としてプライドがあるんだよ」
まずい!
このままでは、平行線。
ここは……俺が仲裁しようかな……
「ジュリアとイザベラ……この場合はどちらも正しいし……ここは痛み分けにしよう」
「痛み分け?」
「痛み分けって何?」
ふたりが俺の仲裁案を聞きたがったが、何という事はない。
アイディアは単純=シンプルイズベストである。
「惚けて……誤魔化そう……無かった事にするんだ」
―――こうして俺達は現在に到っているのだ。
「そうそう、そこの不細工な坊主のいう通りだ。お蔭で思い出したぞ。なあ、この宝石は結構良いぜ。800万アウルムでどうだ、現金払いで税金はこっち持ちだ」
はぁ?
不細工な坊主って何?
「くくく……」
何だよ?
イザベラが笑ってる。
他人事だと思って……
「おい、誰が提示金額のOK出すんだ? その銀髪姉ちゃんじゃなくて、不細工坊主か?」
おいおい、また言ったよ。
汚い髭を生やした、あんたにだけは言われたくねぇ。
相変わらずこの毒舌だから、プライドの高いイザベラが怒ったのに同情も出来る。
ジュリアの言う通り、殺すのはやり過ぎだけど……
微妙な雰囲気の中で、ダックヴァルは何事もなかったかのように値段を提示する。
これで俺達は、巻き戻された時間の中でもう1度考えるって事だ。
そういえば自己紹介をしていなかったので、ダックヴァルと顔馴染みのジュリア以外は名前と冒険者レベルを名乗る。
しかし……
ここでまた、新たな展開が生まれたのだから……運命とは分からない。
「いや~、改めて見たらこの宝石は良いな。どうしても欲しい。もし売ってくれたらこれをつけるぜ!」
店主のダックヴァルは立ち上がると、突然席を外した。
暫し経つと戻って来て、何かをテーブルの上に置いたのである。
テーブルに置かれた物……
それは奇妙な形をした、古い金属製の鍵であったのだ。
性悪な邪神様のあざ笑う声。
これって、もしや!
確信した。
邪神様が、絶対に何か細工したのだ。
悪魔王女とはいえ、イザベラは超絶美少女。
男として、気にならないわけがない。
ジュリアという、ちゃんとした彼女が居る。
それも今、目の前に居る。
不埒な行動はダメ。
そんな常識ある理性を、思いっ切りぶっ壊した上で、俺に潜んでいた男の欲望を暴走させた。
イザベラへ、熱いキスをさせた。
内緒だけど、衝動に駆られてつい舌まで入れちゃった。
俺は神の使徒。
いや寧ろ下僕。
ならば、抗えない、すなわち不可抗力。
絶対に、逆らえない。
だから、もう開き直るしかない。
糞っ!
こうなったら自棄だ!
ふたりとも、ばっち、来~い!
俺は思い切りジュリアを抱き寄せると、彼女の唇にも情感を込めてキスしていたのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「それで何だったっけ?」
目の前には……店主の髭親爺が『復活』して座っていた。
まるで、何事も無かったかのように聞いてくるのを見て、俺はホッとして大きく息を吐く。
「はぁ~…… 宝石の鑑定金額の相談ですよ」
あれから……
この場を収集するのは大変だった。
幸い、フランクとかいう店員が部屋に来なかったから、『事件』は露見しないで済んでいる。
30分前に店主が倒れた直後に、時間は遡る……
焦った俺がイザベラに問い質したところ、彼女が発動したのは『魂送りの魔法』と呼ばれる怖ろしい闇魔法だという。
人間の魂を喰らう、悪魔特有の凶悪な魔法らしい。
俺にキスされて、脱力……いや、クールダウンしたイザベラがすぐに魔法を中断した。
その為、店主は命を落とさずに済んだのだ。
先日タトラ村のモーリスから購入し、所持していた治癒草があったのも幸い。 口に含ませ、俺の魔法で出した水で無理矢理飲ませた。
眠っている店主は後、20分程度で目を覚ますという。
一歩間違えば、罪もない店主を殺してしまったかもしれないと思うと俺はゾッとした。
俺達は店主が寝ている間に、買取と販売の兼ね合いを改めて確認する。
こちらも、何とかクールダウンしたジュリアから、説明をして貰ったのだ。
「だからぁ……店主の言う通り、利益と人件費を考えたら決してアコギじゃないよ」
ジュリアは店主を擁護した。
200万アウルムの差額は、やはりちゃんとした理由がありそうだ。
「宝石全部の上代、つまり店での売却額が1千万アウルムだとしたら、買取額の800万と税金の5%を引いた、差額の約160万アウルムが店の利益と人件費か……」
俺が素早く計算して呟いた言葉に、ジュリアは大きく頷いた。
「他のあこぎな店だと、売りたがっているあたし達の足元を見て、半額の500万アウルムで買い叩かれるなんて話も良くあるよ」
「え? 半額で?」
「うん! それに宝石は捌《さば》き易いといってもすぐには売れないかもしれないからね。そうすればずっと在庫を抱える事になる。商人にとっては現金が一番なのさ」
それじゃあ、もしかして……
「店主のダックヴァルさん……優良品だって見込んでくれたんで好条件を出してくれたんだよ。まあ彼の口の悪さが1番いけないんだけどね……だけどさ、いくらなんでも殺す事はないよ」
だが……
ジュリアの注意を聞いてもイザベラは少し不満そうだ。
そりゃ、彼女は悪魔の王族だ。
誇り高いイザベラが、あんな風に罵倒されては耐えられないだろう。
「だってさ! そんな理由なんて知らなかったんだし、馬鹿って2回も言われちゃ……私だって悪魔王アルフレードルの娘としてプライドがあるんだよ」
まずい!
このままでは、平行線。
ここは……俺が仲裁しようかな……
「ジュリアとイザベラ……この場合はどちらも正しいし……ここは痛み分けにしよう」
「痛み分け?」
「痛み分けって何?」
ふたりが俺の仲裁案を聞きたがったが、何という事はない。
アイディアは単純=シンプルイズベストである。
「惚けて……誤魔化そう……無かった事にするんだ」
―――こうして俺達は現在に到っているのだ。
「そうそう、そこの不細工な坊主のいう通りだ。お蔭で思い出したぞ。なあ、この宝石は結構良いぜ。800万アウルムでどうだ、現金払いで税金はこっち持ちだ」
はぁ?
不細工な坊主って何?
「くくく……」
何だよ?
イザベラが笑ってる。
他人事だと思って……
「おい、誰が提示金額のOK出すんだ? その銀髪姉ちゃんじゃなくて、不細工坊主か?」
おいおい、また言ったよ。
汚い髭を生やした、あんたにだけは言われたくねぇ。
相変わらずこの毒舌だから、プライドの高いイザベラが怒ったのに同情も出来る。
ジュリアの言う通り、殺すのはやり過ぎだけど……
微妙な雰囲気の中で、ダックヴァルは何事もなかったかのように値段を提示する。
これで俺達は、巻き戻された時間の中でもう1度考えるって事だ。
そういえば自己紹介をしていなかったので、ダックヴァルと顔馴染みのジュリア以外は名前と冒険者レベルを名乗る。
しかし……
ここでまた、新たな展開が生まれたのだから……運命とは分からない。
「いや~、改めて見たらこの宝石は良いな。どうしても欲しい。もし売ってくれたらこれをつけるぜ!」
店主のダックヴァルは立ち上がると、突然席を外した。
暫し経つと戻って来て、何かをテーブルの上に置いたのである。
テーブルに置かれた物……
それは奇妙な形をした、古い金属製の鍵であったのだ。
0
お気に入りに追加
284
あなたにおすすめの小説

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。

雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!!
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」

最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様
コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」
ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。
幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。
早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると――
「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」
やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。
一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、
「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」
悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。
なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?
でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。
というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。

S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )

異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる