31 / 205
第31話「妖しい少女」
しおりを挟む
俺はジュリアと共に冒険者ギルドの講習会を受ける事となった。
午前中の授業内容は冒険者の心得や常識。
更にはクランの成り立ちから個々の役割について……すなわち盾役、攻撃役《アタッカー》、支援役《バファー》、回復役《ヒーラー》などの特長と適性についても詳しい説明が為されたのだ。
聞いている内容は前世において、資料本などで散々に覚え理解したものではある。
しかし!
改めて冒険者ギルドという特別な場所で話を聞く。
この状況が夢ではなく現実である。
そう思うと、嬉しさが込み上げて来るのだ。
中二病全開でワクワクが止まらない。
受講者達は大部分が授業を真面目に聞いている。
だが、何気に目にしたひとりの少女だけは違っていた。
チラ見すると、遠くからでも目立つ綺麗な銀髪セミロングヘア。
整った顔立ちの、クール系美少女であった。
美少女は片隅の目立たない席に座ると、退屈そうに小さく欠伸をした。
さりげなく見ていると、そのうち転寝をする始末である。
何だよ、勿体ない。
こんなに面白いのに……
金貨1枚だって払っているじゃないかよ。
俺は肩を竦めると、ギルドの幹部の方へ視線を戻した。
だが、突如悪寒が「ぞくぞくっ」と俺を襲う。
何だ!?
これ?
まさか何者かが、使徒である俺を害そうとしているのであろうか?
ゆっくりと身体を向けて、そのおぞましい気配が漂って来る方向を見ると……
何ということか、あの可愛く居眠りをする銀髪の少女だ。
彼女から禍々しい黒い魔力波が、立ち昇っていたのである。
あいつ!?
一体何者なんだ?
そうか……俺の勘。
否、確信だ。
はっきり言える事……あの少女は人間じゃあない。
多分……魔族か、何かだろう。
しかし俺はこのような場合、考え方がはっきりしている。
あの魔力波だって、俺を襲おうと発しているものではないから。
で、あれば今の俺はジュリアも居るし、あえて危険を冒すつもりもない。
すなわち……放置だ。
あの少女が可愛い外見に似合わず、もし凶悪な魔族だとしたら……
レベル1のひ弱な俺が、いきなりレベル99の強大なラスボスに遭遇したようなもの。
瞬殺されるに決まっている。
ああ、あのおぞましい魔力波を我慢していたら鳥肌が立って来た……
「トール、どうしたの? 脂汗が出ているよ」
「い、いや……何でもない」
何と!
このおぞましさをジュリアは感じていないらしい。
やはり魔力波に敏感な俺と比べて、普通の人間にはあの禍々しい魔力波は感じていないようだ。
ジュリアの危険回避の『勘』というのもこのような魔力波を感知するものではないらしい。
まあ、その方が幸いと言うべきか。
俺は小さく溜息を吐いて、早く午後が来いと願うのであった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
12時に簡単な昼食が出た。
受講者全員がそれを摂り、午後1時から実技は始まった。
気になった俺が例の美少女はと見ると……
あの邪悪な魔力波は、もう放出されてはいなかった。
昼食を軽く平らげ、ぺろりと長い舌を出して唇を舐めている。
それがいやに艶めかしくて、俺は逆にぞっとする。
正直彼女とは、余り関わり合いたくない。
さて、午後の実技は模擬戦闘訓練だ。
建物の裏が訓練場となっているので、全員がそこへ移動する。
教官は、冒険者ギルドAランクの中年男性幹部。
刃を潰した練習用のショートソードで、無駄の無い身体の使い方という奴を教えてくれた。
いわゆる型というものだ。
しかし……
凄腕の筈の幹部の動きは、やはり『あの時』と一緒であった。
ゴブと戦った時のように、スーパースローモーションなのである。
便利な事に、どうやら戦闘に入ると身体強化のモードが自動的に発動するらしい。
これはとても楽チンだ!
さあ肝心の実技だが、とりあえず教官の教えてくれる、この型を覚えよう!
ええとこうするんだな?
多分これは、基本中の基本なのであろう。
そうならば、体術や剣技が全くの素人の俺には大事な訓練だ。
何せ相手がゆっくり動くからこっちもじっくりと観察が出来る。
こんなに楽な事は無いのだ。
だが俺は幹部が数回繰り返す型を見て完全に覚えると、飽きてしまい更に応用をしようと考えた。
中二病の俺が1番好きな幕末新撰組の天才剣士、沖田総司の秘剣を試してみようと悪戯心が起きたのである。
天才沖田の得意技である無明剣の三段突き。
超人にのみ可能な技で普通なら夢物語だが、これが今の俺になら出来るかもしれない。
たった一拍の間に敵の急所である喉や鳩尾などを三度突く事が可能とされた秘剣、無明剣。
敵の喉、鳩尾、胸を突く三段突きは相手によって攻撃箇所が千変万化であり、余りにも高速な剣の為、敵がその動きについていけないといわれた必殺剣なのだ。
暫く幹部の言う通りに型の練習をした後、俺はこっそりと三段突きの練習をする。
不格好だが、所詮チートな俺の能力……これからモノになっていけば良い。
「よ~し、順番に模擬試合をしよう。まずは……」
教官を務める幹部は、申し込んだ順番に名前を呼ぶ。
もうひとりのBランクの若い女性教官も加わり、受講生の模擬試合をどんどん捌いて行ったのである。
そして……
とうとう俺の番が来た。
俺の相手は、ふたり居る教官の高ランクなおじさんの方である。
どうしようか?
手加減なんて出来ないし……ええい、ままよ。
その結果……勝負は一瞬でついてしまう。
三段のひとつめで手首を打つと剣を弾き飛ばし、ふたつめの突きで鳩尾に突き入れる。
すると相手は意識を朦朧とさせ、尻餅を着いてしまったのである。
俺は最後の止めで、剣を教官の喉元手前で寸止め。
充分にアピールしてから、一礼をして引き下がった。
もうひとりの教官役、女性幹部は固まってしまっていた。
ジュリアを始めとした受講者達も目を見開き、あんぐりと口を開けている。
ヤバイ!
ここは、上手くフォローをしなければ怨まれるな。
負けて意地になった教官と、再戦なんて勘弁だし……
「教官殿、私如きに手加減して頂き、ありがとうございましたぁ!」
「あ、あああ……」
俺に倒されたおじさん教官はまだ立ち上がれない。
尻餅をついたまま、力なく頷いている。
「あの……さっきから私……待っているんですけど……」
ジュリアが俺の次の順番なので、不満そうに催促するが返事は無い。
「ちょ、ちょっと待ってくださいね」
Bランクの女性教官が慌てた様子で走り去った。
多分、応援の為に他の幹部を呼びに行くのだろう。
「ふふふ、お前……結構、強いわね」
いきなり俺の耳元で囁く声がする。
立ち昇る黒い魔力波!
ま、まさか!?
恐る恐る振り向いた俺の目には、悪戯っぽく笑うあの銀髪の少女が腕組みをして立っていたのであった。
午前中の授業内容は冒険者の心得や常識。
更にはクランの成り立ちから個々の役割について……すなわち盾役、攻撃役《アタッカー》、支援役《バファー》、回復役《ヒーラー》などの特長と適性についても詳しい説明が為されたのだ。
聞いている内容は前世において、資料本などで散々に覚え理解したものではある。
しかし!
改めて冒険者ギルドという特別な場所で話を聞く。
この状況が夢ではなく現実である。
そう思うと、嬉しさが込み上げて来るのだ。
中二病全開でワクワクが止まらない。
受講者達は大部分が授業を真面目に聞いている。
だが、何気に目にしたひとりの少女だけは違っていた。
チラ見すると、遠くからでも目立つ綺麗な銀髪セミロングヘア。
整った顔立ちの、クール系美少女であった。
美少女は片隅の目立たない席に座ると、退屈そうに小さく欠伸をした。
さりげなく見ていると、そのうち転寝をする始末である。
何だよ、勿体ない。
こんなに面白いのに……
金貨1枚だって払っているじゃないかよ。
俺は肩を竦めると、ギルドの幹部の方へ視線を戻した。
だが、突如悪寒が「ぞくぞくっ」と俺を襲う。
何だ!?
これ?
まさか何者かが、使徒である俺を害そうとしているのであろうか?
ゆっくりと身体を向けて、そのおぞましい気配が漂って来る方向を見ると……
何ということか、あの可愛く居眠りをする銀髪の少女だ。
彼女から禍々しい黒い魔力波が、立ち昇っていたのである。
あいつ!?
一体何者なんだ?
そうか……俺の勘。
否、確信だ。
はっきり言える事……あの少女は人間じゃあない。
多分……魔族か、何かだろう。
しかし俺はこのような場合、考え方がはっきりしている。
あの魔力波だって、俺を襲おうと発しているものではないから。
で、あれば今の俺はジュリアも居るし、あえて危険を冒すつもりもない。
すなわち……放置だ。
あの少女が可愛い外見に似合わず、もし凶悪な魔族だとしたら……
レベル1のひ弱な俺が、いきなりレベル99の強大なラスボスに遭遇したようなもの。
瞬殺されるに決まっている。
ああ、あのおぞましい魔力波を我慢していたら鳥肌が立って来た……
「トール、どうしたの? 脂汗が出ているよ」
「い、いや……何でもない」
何と!
このおぞましさをジュリアは感じていないらしい。
やはり魔力波に敏感な俺と比べて、普通の人間にはあの禍々しい魔力波は感じていないようだ。
ジュリアの危険回避の『勘』というのもこのような魔力波を感知するものではないらしい。
まあ、その方が幸いと言うべきか。
俺は小さく溜息を吐いて、早く午後が来いと願うのであった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
12時に簡単な昼食が出た。
受講者全員がそれを摂り、午後1時から実技は始まった。
気になった俺が例の美少女はと見ると……
あの邪悪な魔力波は、もう放出されてはいなかった。
昼食を軽く平らげ、ぺろりと長い舌を出して唇を舐めている。
それがいやに艶めかしくて、俺は逆にぞっとする。
正直彼女とは、余り関わり合いたくない。
さて、午後の実技は模擬戦闘訓練だ。
建物の裏が訓練場となっているので、全員がそこへ移動する。
教官は、冒険者ギルドAランクの中年男性幹部。
刃を潰した練習用のショートソードで、無駄の無い身体の使い方という奴を教えてくれた。
いわゆる型というものだ。
しかし……
凄腕の筈の幹部の動きは、やはり『あの時』と一緒であった。
ゴブと戦った時のように、スーパースローモーションなのである。
便利な事に、どうやら戦闘に入ると身体強化のモードが自動的に発動するらしい。
これはとても楽チンだ!
さあ肝心の実技だが、とりあえず教官の教えてくれる、この型を覚えよう!
ええとこうするんだな?
多分これは、基本中の基本なのであろう。
そうならば、体術や剣技が全くの素人の俺には大事な訓練だ。
何せ相手がゆっくり動くからこっちもじっくりと観察が出来る。
こんなに楽な事は無いのだ。
だが俺は幹部が数回繰り返す型を見て完全に覚えると、飽きてしまい更に応用をしようと考えた。
中二病の俺が1番好きな幕末新撰組の天才剣士、沖田総司の秘剣を試してみようと悪戯心が起きたのである。
天才沖田の得意技である無明剣の三段突き。
超人にのみ可能な技で普通なら夢物語だが、これが今の俺になら出来るかもしれない。
たった一拍の間に敵の急所である喉や鳩尾などを三度突く事が可能とされた秘剣、無明剣。
敵の喉、鳩尾、胸を突く三段突きは相手によって攻撃箇所が千変万化であり、余りにも高速な剣の為、敵がその動きについていけないといわれた必殺剣なのだ。
暫く幹部の言う通りに型の練習をした後、俺はこっそりと三段突きの練習をする。
不格好だが、所詮チートな俺の能力……これからモノになっていけば良い。
「よ~し、順番に模擬試合をしよう。まずは……」
教官を務める幹部は、申し込んだ順番に名前を呼ぶ。
もうひとりのBランクの若い女性教官も加わり、受講生の模擬試合をどんどん捌いて行ったのである。
そして……
とうとう俺の番が来た。
俺の相手は、ふたり居る教官の高ランクなおじさんの方である。
どうしようか?
手加減なんて出来ないし……ええい、ままよ。
その結果……勝負は一瞬でついてしまう。
三段のひとつめで手首を打つと剣を弾き飛ばし、ふたつめの突きで鳩尾に突き入れる。
すると相手は意識を朦朧とさせ、尻餅を着いてしまったのである。
俺は最後の止めで、剣を教官の喉元手前で寸止め。
充分にアピールしてから、一礼をして引き下がった。
もうひとりの教官役、女性幹部は固まってしまっていた。
ジュリアを始めとした受講者達も目を見開き、あんぐりと口を開けている。
ヤバイ!
ここは、上手くフォローをしなければ怨まれるな。
負けて意地になった教官と、再戦なんて勘弁だし……
「教官殿、私如きに手加減して頂き、ありがとうございましたぁ!」
「あ、あああ……」
俺に倒されたおじさん教官はまだ立ち上がれない。
尻餅をついたまま、力なく頷いている。
「あの……さっきから私……待っているんですけど……」
ジュリアが俺の次の順番なので、不満そうに催促するが返事は無い。
「ちょ、ちょっと待ってくださいね」
Bランクの女性教官が慌てた様子で走り去った。
多分、応援の為に他の幹部を呼びに行くのだろう。
「ふふふ、お前……結構、強いわね」
いきなり俺の耳元で囁く声がする。
立ち昇る黒い魔力波!
ま、まさか!?
恐る恐る振り向いた俺の目には、悪戯っぽく笑うあの銀髪の少女が腕組みをして立っていたのであった。
0
お気に入りに追加
284
あなたにおすすめの小説

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。

雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!!
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」

最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様
コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」
ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。
幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。
早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると――
「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」
やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。
一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、
「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」
悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。
なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?
でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。
というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

追放された最強賢者は悠々自適に暮らしたい
桐山じゃろ
ファンタジー
魔王討伐を成し遂げた魔法使いのエレルは、勇者たちに裏切られて暗殺されかけるも、さくっと逃げおおせる。魔法レベル1のエレルだが、その魔法と魔力は単独で魔王を倒せるほど強力なものだったのだ。幼い頃には親に売られ、どこへ行っても「貧民出身」「魔法レベル1」と虐げられてきたエレルは、人間という生き物に嫌気が差した。「もう人間と関わるのは面倒だ」。森で一人でひっそり暮らそうとしたエレルだったが、成り行きで狐に絆され姫を助け、更には快適な生活のために行ったことが切っ掛けで、その他色々が勝手に集まってくる。その上、国がエレルのことを探し出そうとしている。果たしてエレルは思い描いた悠々自適な生活を手に入れることができるのか。※小説家になろう、カクヨムでも掲載しています

【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。

S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる