15 / 205
第15話「活動開始」
しおりを挟む
俺はこの世界の神の使徒。
忠実な神の下僕。
だから、しかるべき加護があって良い筈。
それなのに、手抜きしやがって邪神様め!
今の俺は素人が少しマシになった程度。
改造して頑丈な身体と凄く速く動ける能力をくれただけ……それに見合う体術や剣技も使えない。
勝手に師匠を見つけて、修行しろってどういう事?
適当で中途半端な改造だから、魔法も碌に使えない。
ぴゅっと吹き出す水芸に、ポッと火が付くライターじゃあ、敵と満足に戦えないもの。
この程度な俺に対して、「神の使徒として世界の信仰心を上げろ」とか命令。
ポンと放り出すって、ひで~。
その上、全然と言っていいくらい、この世界の事を教えてくれなかった。
だから、俺はこの世界の常識を何も知らないし、右も左も分からない。
なので、これから使徒として『活動』する為には絶対にこの世界の情報収集が必要だ。
情報源はというと……まずはジュリアから。
30分後――
じっくり話して分かった事だが、ジュリアは俺が思ったよりずっと博学。
この国の大きな街の事は余り知らないらしいが、このタトラ村と周辺の地域の事は熟知している。
やはり、俺は安全策を取る事にした。
暫く遠くには行かない。
危険は絶対に冒さない。
よくよく考えたら手抜きの改造をされた『最強』ではない俺が、慎重さを欠けば即ゲームオーバーじゃないか。
でも情報収集が出来たのは、助かった。
もしかしたら博学なジュリアと巡り会わせてくれたのは、邪神様の加護かもしれない。
一応、感謝して『信仰心』って奴を少~しだけ上げておこう。
『何、言ってるの! もっともっと僕に感謝して欲しいな、童貞を捨てさせてやったじゃん』
え?
一瞬……変な声が聞こえたような気がしたが……
まあ、良い。
聞こえなかった事にしておこう。
それよりも、ジュリアとの打合せが大事だ。
「手持ちの金が出来たから、まずは隣村のジェトレまで一緒に行って貰うよ」
「ジェトレ村?」
「ああ、このタトラ村の隣村……でも、この村よりは全然大きい村。街といっても良いくらいの規模なんだよ」
「ふ~ん」
「大きい『市』も立つし、『オークション』も行われる。近くには古代王国の遺跡もあって冒険者のクランがそこから持ち帰ったお宝を捌《さば》いているのさ。あたし達はそのお宝をいくつか買って転売して利益を出して戻る……これをクリアするのが最初の課題だね」
へぇ!
冒険者の宝を買い取って転売?
それで利益を出す?
ジュリアはそうやってお金を貯めていたんだ。
凄いなぁ、ジュリア。
冒険者が居るし、探索可能な遺跡もある。
興味が出て来た俺は、ジェトレ村までの距離を聞いてみた。
「そのジェトレって村まではどれくらいかかるのかい?」
「うん、あたしの足で約5時間ってところだね。この村をお昼前に出れば、少なくとも夜になる前にはジェトレ村に着くよ。4、5日程度あっちで商売して儲けを出してから、タトラ村に帰って来るってのはどう?」
そうやって何往復かすれば、俺も商売にも慣れるだろうとジュリアは言う。
結局、ジュリアが心配したから、俺は冒険者及びトレジャーハンターへの道をほぼ諦めている。
少々、残念だが……
俺を心配そうに見つめた、ジュリアの優しさに報いたい。
「ああ、良いよ。でも何日か泊りって事は……夜は……ムフフ」
俺の含み笑いを聞いたジュリアは、昨夜の事を思い出したらしく顔を真っ赤にした。
「ば、馬鹿! トールのエッチ!」
だが、ジュリアは今度は俯かない。
しっかりと俺を見て、にっこりと嬉しそうに笑ったのであった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
更に30分後……
俺とジュリアは、タトラ村の中を手を繋いで歩いている。
「仲買人でも冒険者でも最後に助けてくれるのは人脈さ」
人脈って?
人付き合い?
引っ込み思案で、コミュ障気味の俺にとっては一番苦手な部分だ。
「それって……ジュリアに一切任せちゃ駄目か?」
「何、言っているの? 駄目に決まっているじゃない! 人との密なやりとりがどんな職業でも基本だよ」
一刀両断の如く、ジュリアにびしっと言われてしまう……
やはり俺も、どんどん人と繋がっていかなきゃ駄目なのか。
「じゃあ、とりあえずはこの村で練習だね、行こう!」
ジュリアが連れて行こうとしているのは、村で唯一の商店だ。
店の入り口の上に、ボロい木製看板が掲げられていた。
えっと、何て書いてあるんだ?
おお、文字が読める!
看板には下手な字で『モーリスの店』と書いてあるぞ。
この店は万屋だという。
すなわち食料品を始めとして日曜雑貨まで扱っていて、今でいうコンビニみたいな店である。
店内に居た中年男の店主は、ジュリアを見て笑顔を見せた。
「おう、ジュリアちゃんか!」
「おっちゃん、こんちわ!」
ジュリアは店主へ気さくに声を掛ける。
同じ村人同士で顔馴染みなのは勿論、大空亭の手伝い以外に仲買人をやっているジュリアの商売柄、普段から付き合いをしているのであろう。
「今日は何の用だい? ……おおっと、その男は?」
店主が俺を訝しげに見るので、ジュリアは慌てて紹介する。
「彼はトール、あ、あ、あたしの……か、彼氏だよ」
噛みながら俺の事を紹介するジュリアの姿を見て、俺は改めて彼女と恋仲になった事を実感する。
そうか!
俺も名乗らなきゃな。
「ええと、トール・ユーキです」
「何、彼氏!」
挨拶もせず、驚いた店主。
何やら凄いリアクションだけど、そんなに反応する場面なの?
店主に対して、ジュリアは恥ずかしそうに肯定してる。
「う! そそそ、そうなの……」
「名前は、そうか、トールって言うのか! 俺はここの店主のモーリスだ、宜しくな。それにしても吃驚だ! あの大の男嫌いのジュリアちゃんがとうとう彼氏を作ったか? こりゃ目出度い……よおし、大サービスだ」
おお、何か、俺が彼氏になった事で良い方向に行きそうだ。
改造手術の時に、運のパラメータでもいじって貰ったのだろうか?
でも男嫌いって……やっぱりジュリアはそういうイメージ?
ジュリアは……ちょっと不満そうに口を尖らせてた。
「男嫌いって……ただ理想の男に出会えてなかっただけだよ」
「まあまあ、良いじゃないか。ちょっと待っててくれよ」
笑顔のモーリスは一瞬店の奥に引っ込むと、何かを持って来て店のカウンターに並べた。
並べられた商品は3つである。
「この3つのうちひとつだけ5,000アウルムで売ってやろう。それぞれ最低でも8,000アウルムはする商品ばかりだが、価値にはバラツキがある。当然一番高い商品を買った方が得だぜ」
提案を聞いてみると、モーリスも一風変わった男。
商人として、俺達を試して物を売ろうとしているのだ。
これが、俺の商人訓練というか、初テストか?
「ほら、トール。良い機会だから選んでみてよ」
ジュリアが促す中、俺はモーリスの提示する商品を見極めにかかったのであった。
忠実な神の下僕。
だから、しかるべき加護があって良い筈。
それなのに、手抜きしやがって邪神様め!
今の俺は素人が少しマシになった程度。
改造して頑丈な身体と凄く速く動ける能力をくれただけ……それに見合う体術や剣技も使えない。
勝手に師匠を見つけて、修行しろってどういう事?
適当で中途半端な改造だから、魔法も碌に使えない。
ぴゅっと吹き出す水芸に、ポッと火が付くライターじゃあ、敵と満足に戦えないもの。
この程度な俺に対して、「神の使徒として世界の信仰心を上げろ」とか命令。
ポンと放り出すって、ひで~。
その上、全然と言っていいくらい、この世界の事を教えてくれなかった。
だから、俺はこの世界の常識を何も知らないし、右も左も分からない。
なので、これから使徒として『活動』する為には絶対にこの世界の情報収集が必要だ。
情報源はというと……まずはジュリアから。
30分後――
じっくり話して分かった事だが、ジュリアは俺が思ったよりずっと博学。
この国の大きな街の事は余り知らないらしいが、このタトラ村と周辺の地域の事は熟知している。
やはり、俺は安全策を取る事にした。
暫く遠くには行かない。
危険は絶対に冒さない。
よくよく考えたら手抜きの改造をされた『最強』ではない俺が、慎重さを欠けば即ゲームオーバーじゃないか。
でも情報収集が出来たのは、助かった。
もしかしたら博学なジュリアと巡り会わせてくれたのは、邪神様の加護かもしれない。
一応、感謝して『信仰心』って奴を少~しだけ上げておこう。
『何、言ってるの! もっともっと僕に感謝して欲しいな、童貞を捨てさせてやったじゃん』
え?
一瞬……変な声が聞こえたような気がしたが……
まあ、良い。
聞こえなかった事にしておこう。
それよりも、ジュリアとの打合せが大事だ。
「手持ちの金が出来たから、まずは隣村のジェトレまで一緒に行って貰うよ」
「ジェトレ村?」
「ああ、このタトラ村の隣村……でも、この村よりは全然大きい村。街といっても良いくらいの規模なんだよ」
「ふ~ん」
「大きい『市』も立つし、『オークション』も行われる。近くには古代王国の遺跡もあって冒険者のクランがそこから持ち帰ったお宝を捌《さば》いているのさ。あたし達はそのお宝をいくつか買って転売して利益を出して戻る……これをクリアするのが最初の課題だね」
へぇ!
冒険者の宝を買い取って転売?
それで利益を出す?
ジュリアはそうやってお金を貯めていたんだ。
凄いなぁ、ジュリア。
冒険者が居るし、探索可能な遺跡もある。
興味が出て来た俺は、ジェトレ村までの距離を聞いてみた。
「そのジェトレって村まではどれくらいかかるのかい?」
「うん、あたしの足で約5時間ってところだね。この村をお昼前に出れば、少なくとも夜になる前にはジェトレ村に着くよ。4、5日程度あっちで商売して儲けを出してから、タトラ村に帰って来るってのはどう?」
そうやって何往復かすれば、俺も商売にも慣れるだろうとジュリアは言う。
結局、ジュリアが心配したから、俺は冒険者及びトレジャーハンターへの道をほぼ諦めている。
少々、残念だが……
俺を心配そうに見つめた、ジュリアの優しさに報いたい。
「ああ、良いよ。でも何日か泊りって事は……夜は……ムフフ」
俺の含み笑いを聞いたジュリアは、昨夜の事を思い出したらしく顔を真っ赤にした。
「ば、馬鹿! トールのエッチ!」
だが、ジュリアは今度は俯かない。
しっかりと俺を見て、にっこりと嬉しそうに笑ったのであった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
更に30分後……
俺とジュリアは、タトラ村の中を手を繋いで歩いている。
「仲買人でも冒険者でも最後に助けてくれるのは人脈さ」
人脈って?
人付き合い?
引っ込み思案で、コミュ障気味の俺にとっては一番苦手な部分だ。
「それって……ジュリアに一切任せちゃ駄目か?」
「何、言っているの? 駄目に決まっているじゃない! 人との密なやりとりがどんな職業でも基本だよ」
一刀両断の如く、ジュリアにびしっと言われてしまう……
やはり俺も、どんどん人と繋がっていかなきゃ駄目なのか。
「じゃあ、とりあえずはこの村で練習だね、行こう!」
ジュリアが連れて行こうとしているのは、村で唯一の商店だ。
店の入り口の上に、ボロい木製看板が掲げられていた。
えっと、何て書いてあるんだ?
おお、文字が読める!
看板には下手な字で『モーリスの店』と書いてあるぞ。
この店は万屋だという。
すなわち食料品を始めとして日曜雑貨まで扱っていて、今でいうコンビニみたいな店である。
店内に居た中年男の店主は、ジュリアを見て笑顔を見せた。
「おう、ジュリアちゃんか!」
「おっちゃん、こんちわ!」
ジュリアは店主へ気さくに声を掛ける。
同じ村人同士で顔馴染みなのは勿論、大空亭の手伝い以外に仲買人をやっているジュリアの商売柄、普段から付き合いをしているのであろう。
「今日は何の用だい? ……おおっと、その男は?」
店主が俺を訝しげに見るので、ジュリアは慌てて紹介する。
「彼はトール、あ、あ、あたしの……か、彼氏だよ」
噛みながら俺の事を紹介するジュリアの姿を見て、俺は改めて彼女と恋仲になった事を実感する。
そうか!
俺も名乗らなきゃな。
「ええと、トール・ユーキです」
「何、彼氏!」
挨拶もせず、驚いた店主。
何やら凄いリアクションだけど、そんなに反応する場面なの?
店主に対して、ジュリアは恥ずかしそうに肯定してる。
「う! そそそ、そうなの……」
「名前は、そうか、トールって言うのか! 俺はここの店主のモーリスだ、宜しくな。それにしても吃驚だ! あの大の男嫌いのジュリアちゃんがとうとう彼氏を作ったか? こりゃ目出度い……よおし、大サービスだ」
おお、何か、俺が彼氏になった事で良い方向に行きそうだ。
改造手術の時に、運のパラメータでもいじって貰ったのだろうか?
でも男嫌いって……やっぱりジュリアはそういうイメージ?
ジュリアは……ちょっと不満そうに口を尖らせてた。
「男嫌いって……ただ理想の男に出会えてなかっただけだよ」
「まあまあ、良いじゃないか。ちょっと待っててくれよ」
笑顔のモーリスは一瞬店の奥に引っ込むと、何かを持って来て店のカウンターに並べた。
並べられた商品は3つである。
「この3つのうちひとつだけ5,000アウルムで売ってやろう。それぞれ最低でも8,000アウルムはする商品ばかりだが、価値にはバラツキがある。当然一番高い商品を買った方が得だぜ」
提案を聞いてみると、モーリスも一風変わった男。
商人として、俺達を試して物を売ろうとしているのだ。
これが、俺の商人訓練というか、初テストか?
「ほら、トール。良い機会だから選んでみてよ」
ジュリアが促す中、俺はモーリスの提示する商品を見極めにかかったのであった。
0
お気に入りに追加
284
あなたにおすすめの小説

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。

雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!!
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」

最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様
コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」
ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。
幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。
早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると――
「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」
やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。
一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、
「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」
悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。
なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?
でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。
というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。

S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )

異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる