37 / 160
第37話「初出勤!⑥」
しおりを挟む
シモンの人生のリスタート。
王国復興開拓省における記念すべき初出勤日。
朝礼後に、アレクサンドラの指示で行った次官リュシー、次官補レナとの3者幹部会議。
会議終了後、シモンは上席のふたりへ、
「局長として、自分が行う仕事の段取りをどう組み、進めれば良いのか?」を改めて尋ねてみた。
するとこの会議で……
シモンがいろいろな提案をしてくれた事に上機嫌のふたりは、シモンの意見を肯定した上、笑顔で教えてくれた。
「王国復興開拓省においては、各自が命じられた役割と課題を決められた期日までに達成すれば、後は個々の裁量に任せる」
「但し、いわゆる指示待ちではいけない。様々な方法を駆使し、王国内のあらゆる課題を見つけ出し、画期的な提案を随時行う。上司の了解を取った上、活発に動くように」との事。
ふたりの上司のコメントを聞き、シモンは改めて理解した。
与えられた課題の根本は、先ほど自らが提案した3点であると。
王国から与えられる予算以外に資金調達の為のビジネススキーム、優秀な人材確保、ワールドワイドで詳細な情報の収集、それらの模索と実施、それらに付随するもろもろ。
以上の3点において……
ここ1か月内には方向性に関し、とりまとめ、何らかの『めど』をつけたい。
という3者の意思を共有。
まとめたものを次官のリュシーから、長官アレクサンドラへ、もろもろあげて貰うという。
リュシー曰はく、アレクサンドラは宰相マクシミリアン殿下との打ち合わせに忙しく、予算の確保も大変らしい。
各省との付き合いも煩雑らしく、多忙を極めているという。
なので、この3人により、ある程度のプランをとりまとめる必要がある。
幹部職員会議終了後……
シモンは自分の部屋へ戻ると、早速ストロベリーブロンドの美女、秘書のエステル・ソワイエを呼び、いろいろ話し合った。
会議の情報を共有し、問題点、改善点、そして次回提案すべき部分の意見交換をした。
エステルは、シモンの語る王国復興開拓省の企画案も頷き、同意。
趣旨もすぐ理解してくれた。
控えめにだが、いろいろ意見も出してくれる。
意見交換の後は、雑談も……
まずエステルはシモンの研修『オーク討伐』を聞いていたらしく、
「局長はお強いです! 凄いです!」と大いに褒めてくれた。
そして、初めてシモンが王国復興開拓省の庁舎を訪れた時……
1階奥の魔導昇降機乗り場ホールで、出会った話から火が点き……
ふたりの会話はどんどん盛り上がって行った。
話が進むと、シモンとエステルの意外な『つながり』が判明する。
「局長は一昨年、ティーグル魔法大学を卒業したんですか? じゃあ! 私と同級生ですねっ! キャンパスでニアミスしていたかもっ! 」
「へぇ、エステルと俺は同い年か……そうなんだ……でも、俺、大学とバイト先の往復みたいなワンパターン生活でさ。学費、生活費を稼ぐのに必死で友達作る余裕なんかなくて、完全にボッチだったよ」
「そうなんですか。局長はとてもご苦労されたんですね。もっと早くお会いしたかったです」
「あはは、もしも学生時代にエステルに会っていたら……いや、何も変わってなかったな、多分」
「でも私、女子校のロジエ魔法学院出身で、今まで彼氏居ませんでしたから、局長へ猛アタックしていたかも」
「俺に? 猛アタック? まさか!」
「うふふ、私、誠実で努力家がタイプですから」
「努力家……そうか、俺、頑張るだけが取り柄だからなぁ……」
「その頑張りがあって、今があるんですよっ! 凄いですよ! 私と同い年で王国復興開拓省ナンバー4なんですよ!」
猛アタックは社交辞令だとしても……
アレクサンドラ直々にスカウトされ、いきなり局長に抜擢。
研修では、オークの大群をひとりで簡単に屠った。
自分と同じ年齢のシモンに、エステルは尊敬の念を持っているらしい。
というわけで話し込めば込むほど、シモンとエステルとは、打ち解けて行った。
彼女は美しいだけでなく真面目で聡明。
気配り上手、感性も鋭い女子であった。
改めてエステルへ聞けば……
やはりアレクサンドラが秘書になるよう勧めてくれたそうだ。
魔法使いとしては、水の属性を持つ魔法使いで、攻防の上位魔法を習得しているという。
またいくつかの支援魔法もたしなむ……らしい。
こんなに良き人材を、すぐつけてくれるとは……
やはりアレクサンドラは、優れた上司というだけでなく、面倒見の良い先輩なのだと、シモンは大いに感謝し、一層やる気も出て来る。
優秀なエステルには、秘書の一般業務だけでなく、副官として支えて貰いたいと思う。
さてさて!
エステルからは尊敬の眼差しで見つめられただけでなく、ランチの同席までせがまれてしまった。
シモンは何度か断ったものの、彼女の強烈な押しに負け、つい一緒に食事してしまう。
ちなみに、先日のオーク討伐見学研修は、全員が完全に仕事モードだった。
シモンは、美しいリュシーとレナを完全に『上司』としてみていたので、あまり女子として意識はしなかった。
だがエステルは違った。
職員食堂とはいえ、気が合う素敵な女子と対面ランチしたら、夢ごこちとなってしまった。
きわめて平静を装いながら……
「エステルは、今後自分と円滑に仕事をする為、仕方なく話を合わせ、業務上、一緒にランチへ行っただけだ」
と、シモンはたかぶる気持ちを、必死に押さえつけていたのはいうまでもなかったのだ。
王国復興開拓省における記念すべき初出勤日。
朝礼後に、アレクサンドラの指示で行った次官リュシー、次官補レナとの3者幹部会議。
会議終了後、シモンは上席のふたりへ、
「局長として、自分が行う仕事の段取りをどう組み、進めれば良いのか?」を改めて尋ねてみた。
するとこの会議で……
シモンがいろいろな提案をしてくれた事に上機嫌のふたりは、シモンの意見を肯定した上、笑顔で教えてくれた。
「王国復興開拓省においては、各自が命じられた役割と課題を決められた期日までに達成すれば、後は個々の裁量に任せる」
「但し、いわゆる指示待ちではいけない。様々な方法を駆使し、王国内のあらゆる課題を見つけ出し、画期的な提案を随時行う。上司の了解を取った上、活発に動くように」との事。
ふたりの上司のコメントを聞き、シモンは改めて理解した。
与えられた課題の根本は、先ほど自らが提案した3点であると。
王国から与えられる予算以外に資金調達の為のビジネススキーム、優秀な人材確保、ワールドワイドで詳細な情報の収集、それらの模索と実施、それらに付随するもろもろ。
以上の3点において……
ここ1か月内には方向性に関し、とりまとめ、何らかの『めど』をつけたい。
という3者の意思を共有。
まとめたものを次官のリュシーから、長官アレクサンドラへ、もろもろあげて貰うという。
リュシー曰はく、アレクサンドラは宰相マクシミリアン殿下との打ち合わせに忙しく、予算の確保も大変らしい。
各省との付き合いも煩雑らしく、多忙を極めているという。
なので、この3人により、ある程度のプランをとりまとめる必要がある。
幹部職員会議終了後……
シモンは自分の部屋へ戻ると、早速ストロベリーブロンドの美女、秘書のエステル・ソワイエを呼び、いろいろ話し合った。
会議の情報を共有し、問題点、改善点、そして次回提案すべき部分の意見交換をした。
エステルは、シモンの語る王国復興開拓省の企画案も頷き、同意。
趣旨もすぐ理解してくれた。
控えめにだが、いろいろ意見も出してくれる。
意見交換の後は、雑談も……
まずエステルはシモンの研修『オーク討伐』を聞いていたらしく、
「局長はお強いです! 凄いです!」と大いに褒めてくれた。
そして、初めてシモンが王国復興開拓省の庁舎を訪れた時……
1階奥の魔導昇降機乗り場ホールで、出会った話から火が点き……
ふたりの会話はどんどん盛り上がって行った。
話が進むと、シモンとエステルの意外な『つながり』が判明する。
「局長は一昨年、ティーグル魔法大学を卒業したんですか? じゃあ! 私と同級生ですねっ! キャンパスでニアミスしていたかもっ! 」
「へぇ、エステルと俺は同い年か……そうなんだ……でも、俺、大学とバイト先の往復みたいなワンパターン生活でさ。学費、生活費を稼ぐのに必死で友達作る余裕なんかなくて、完全にボッチだったよ」
「そうなんですか。局長はとてもご苦労されたんですね。もっと早くお会いしたかったです」
「あはは、もしも学生時代にエステルに会っていたら……いや、何も変わってなかったな、多分」
「でも私、女子校のロジエ魔法学院出身で、今まで彼氏居ませんでしたから、局長へ猛アタックしていたかも」
「俺に? 猛アタック? まさか!」
「うふふ、私、誠実で努力家がタイプですから」
「努力家……そうか、俺、頑張るだけが取り柄だからなぁ……」
「その頑張りがあって、今があるんですよっ! 凄いですよ! 私と同い年で王国復興開拓省ナンバー4なんですよ!」
猛アタックは社交辞令だとしても……
アレクサンドラ直々にスカウトされ、いきなり局長に抜擢。
研修では、オークの大群をひとりで簡単に屠った。
自分と同じ年齢のシモンに、エステルは尊敬の念を持っているらしい。
というわけで話し込めば込むほど、シモンとエステルとは、打ち解けて行った。
彼女は美しいだけでなく真面目で聡明。
気配り上手、感性も鋭い女子であった。
改めてエステルへ聞けば……
やはりアレクサンドラが秘書になるよう勧めてくれたそうだ。
魔法使いとしては、水の属性を持つ魔法使いで、攻防の上位魔法を習得しているという。
またいくつかの支援魔法もたしなむ……らしい。
こんなに良き人材を、すぐつけてくれるとは……
やはりアレクサンドラは、優れた上司というだけでなく、面倒見の良い先輩なのだと、シモンは大いに感謝し、一層やる気も出て来る。
優秀なエステルには、秘書の一般業務だけでなく、副官として支えて貰いたいと思う。
さてさて!
エステルからは尊敬の眼差しで見つめられただけでなく、ランチの同席までせがまれてしまった。
シモンは何度か断ったものの、彼女の強烈な押しに負け、つい一緒に食事してしまう。
ちなみに、先日のオーク討伐見学研修は、全員が完全に仕事モードだった。
シモンは、美しいリュシーとレナを完全に『上司』としてみていたので、あまり女子として意識はしなかった。
だがエステルは違った。
職員食堂とはいえ、気が合う素敵な女子と対面ランチしたら、夢ごこちとなってしまった。
きわめて平静を装いながら……
「エステルは、今後自分と円滑に仕事をする為、仕方なく話を合わせ、業務上、一緒にランチへ行っただけだ」
と、シモンはたかぶる気持ちを、必死に押さえつけていたのはいうまでもなかったのだ。
0
お気に入りに追加
470
あなたにおすすめの小説

復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~
ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。
コイツは何かがおかしい。
本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。
目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)

大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる