33 / 160
第33話「初出勤!②」
しおりを挟む
バイヤール商会からは、所要時間徒歩約10分と言われていたが、
前職トレジャーハンターの癖から、東方の戦士ニンジャのように、超速足で歩くシモン。
たった3分あまりで、王宮前へ到着した。
現在、午前7時35分を数秒過ぎたくらいだ。
指定された出勤時間の午前8時30分より1時間近く早い。
はっきり言って、自宅を出た時間、自宅から王宮までの距離。
加えてシモンの歩く速度を考えれば、当たり前の結果ではある。
正式な初出勤という事で凄く嬉しくなり、気合が空回りしてしまった。
「やっぱ早すぎたか」と少しだけ後悔、苦笑するシモンは、正門へ……
王宮の巨大な正門前には、騎士10名ほどが詰めており、いかめしい表情で鋭い視線を投げかけて来る。
「お、おはようございます!」
少しだけ緊張したが、シモンは何とかあいさつ。
噛まずに氏名を述べ、ミスリル製の身分証明書を見せた。
すると、硬い騎士達の表情が大きく緩み、「びしっ」と直立不動で敬礼した。
「おお、王国復興開拓省のアーシュ局長ですかっ! これは失礼致しましたっ!」
シモンも安堵し、思わず敬礼で応えた。
まだシモンは王宮内で、認識されていない。
先日同様、警備で巡回している騎士から職務質問を受ける。
しかし、今度は伝家の宝刀?『身分証明書』がある。
見せたら、一発。
騎士達は直立不動で、敬礼する。
そんなこんなで……
シモンは王国復興開拓省の庁舎へ入る。
今度は受付など通さない。
入り口の警備員へ挨拶し、直接、職員専用の出入り口から、アレクサンドラが行ったように身分証明書をかざしてイン。
シモンが聞いたところ、職員として登録された特定の魔力を感知し、魔法で施錠した扉が開く仕組みのようだ。
魔導昇降機へ乗り込み、4階へ。
まっすぐ与えられた自分の個室へ向かう。
同じような扉が並んでいて、少し迷ったが、すぐに自分の個室が見つかった。
『局長室』という札が掲出されている。
「この俺がよりによって管理職の局長ねぇ……全然、貫禄ないし、そうは見えないだろうなぁ」
苦笑し、独り言ちたシモンは、懐中魔導時計を取り出した。
見れば、まだ午前7時45分である。
定時出勤が午前8時30分、幹部会議が午前9時からだから、まだまだ全然余裕である。
「お茶を飲みながら、先日、先輩に同行したオーク退治の反省点、改善点と提案をまとめておこう。後は、王国復興開拓省の業務資料でも読み込んでおくか。一応、丸暗記してあるけど」
シモンは大きく頷くと、自分の部屋『局長室』へ入ったのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
局長室に置く調度品は、アレクサンドラが「お祝いで私が買ってあげる! 任せて!」
というのでそのままお願いしてしまった。
良き先輩の好意には「はい!」と素直に応えるものだと、シモンは認識していた。
それに長官室を見る限り、アレクサンドラの趣味は素敵だ。
お任せしておいて安心である。
果たして、シモンが室内を見やれば……
期待通り、アレクサンドラが手配した机、椅子、応接セット、衣服用ロッカー、資料用ロッカー、書架等は素晴らしかった。
お洒落なのに、派手でなく渋い。
それでいて高級感がある。
アレクサンドラから聞かれたのは色味だけ。
シモンは黒か、茶色と伝えてあったが、ほぼリクエスト通りとなっていた。
また黒と茶はストレートな色味ではなく、ほんの若干明るめなのも大いに気に入った。
「さっすが、長官。センス最高! ありがたいっす」
シモンは法衣を脱ぎ、ロッカーに仕舞う。
そして試作品の魔法収納腕輪から、ジャケットを取り出し羽織った。
オーク退治に関する資料、王国復興開拓省の業務資料を読み込んで行く。
自然と速読となる。
あっという間に読み切ってしまう。
「よっし、じゃあ資料を作っておこう。簡潔に分かりやすく、それでいて漏れがないようツボはしっかり押さえた報告書……だよな」
シモンはさくさくと資料を作成。
魔法で同じものを、念の為10枚複写しておいた。
「ふう、これで良しと……今、何時かな?」
局長室の壁にも魔導時計がかけてある。
……時間はまだ午前8時10分を少し過ぎたくらいだ。
8時を過ぎ、扉の外……廊下は、数人が通った。
自然と索敵魔法が働き、魔力気配を読んでしまう。
トレジャーハンターをしていた時の癖で、魔力気配から相手を特定しようとしてしまうのだ。
さすがに知らない気配が殆どである。
だが、リュシーとレナの気配もあった。
あのふたりが出勤する時間帯が分かる。
ふたりより早く出勤せねばと、思ってしまう。
その時。
ひとりの気配が『局長室』へ近付いて来る。
女性だ。
この気配は……覚えがある。
シモンは見かけた事がある。
話した事はないのだが……
やはり局長室の前で立ち止まった。
シモンに用事があるらしい。
とんとんとんとんとん!
リズミカルにノックが為され、凛とした声が聞こえる。
「おはようございます! 本日よりアーシュ局長の秘書として働くこととなったエステル・ソワイエと申します。ご挨拶に伺いました」
シモンは、こういう時の為に女性苦手症を克服しようとしていた。
女子だらけのカフェに通ったり、いろいろ努力もした。
アレクサンドラ以下3巨頭女子は平気であった。
だけど、今朝は駄目だった……
エステルの綺麗な声を聞き、シモンは気持ちがたかぶり……
返事を思い切り噛み、加えて声が上ずってしまった。
「ど、ど、ど、ど、ど、どうぞぉ!」
一瞬の間。
エステルからすぐに返事はない。
気配で分かる。
どうやら、笑いをこらえているようだ。
しかし、それもわずかな間。
すぐ扉は、ゆっくりと慎重に開けられた。
現れたのは洒落たスーツ姿の女子である。
「あら?」
室内のシモンを見て、小さく驚いたのは……
先日、アレクサンドラに初めて連れて来られた王国復興開拓省庁舎において、
シモンが、魔導昇降機ホールで見かけた美しい職員女子であった。
彼女が、シモンの新たな秘書となるエステル・ソワイエ。
ストロベリーブロンドの髪を持つ、素敵な職員女子だったのである。
前職トレジャーハンターの癖から、東方の戦士ニンジャのように、超速足で歩くシモン。
たった3分あまりで、王宮前へ到着した。
現在、午前7時35分を数秒過ぎたくらいだ。
指定された出勤時間の午前8時30分より1時間近く早い。
はっきり言って、自宅を出た時間、自宅から王宮までの距離。
加えてシモンの歩く速度を考えれば、当たり前の結果ではある。
正式な初出勤という事で凄く嬉しくなり、気合が空回りしてしまった。
「やっぱ早すぎたか」と少しだけ後悔、苦笑するシモンは、正門へ……
王宮の巨大な正門前には、騎士10名ほどが詰めており、いかめしい表情で鋭い視線を投げかけて来る。
「お、おはようございます!」
少しだけ緊張したが、シモンは何とかあいさつ。
噛まずに氏名を述べ、ミスリル製の身分証明書を見せた。
すると、硬い騎士達の表情が大きく緩み、「びしっ」と直立不動で敬礼した。
「おお、王国復興開拓省のアーシュ局長ですかっ! これは失礼致しましたっ!」
シモンも安堵し、思わず敬礼で応えた。
まだシモンは王宮内で、認識されていない。
先日同様、警備で巡回している騎士から職務質問を受ける。
しかし、今度は伝家の宝刀?『身分証明書』がある。
見せたら、一発。
騎士達は直立不動で、敬礼する。
そんなこんなで……
シモンは王国復興開拓省の庁舎へ入る。
今度は受付など通さない。
入り口の警備員へ挨拶し、直接、職員専用の出入り口から、アレクサンドラが行ったように身分証明書をかざしてイン。
シモンが聞いたところ、職員として登録された特定の魔力を感知し、魔法で施錠した扉が開く仕組みのようだ。
魔導昇降機へ乗り込み、4階へ。
まっすぐ与えられた自分の個室へ向かう。
同じような扉が並んでいて、少し迷ったが、すぐに自分の個室が見つかった。
『局長室』という札が掲出されている。
「この俺がよりによって管理職の局長ねぇ……全然、貫禄ないし、そうは見えないだろうなぁ」
苦笑し、独り言ちたシモンは、懐中魔導時計を取り出した。
見れば、まだ午前7時45分である。
定時出勤が午前8時30分、幹部会議が午前9時からだから、まだまだ全然余裕である。
「お茶を飲みながら、先日、先輩に同行したオーク退治の反省点、改善点と提案をまとめておこう。後は、王国復興開拓省の業務資料でも読み込んでおくか。一応、丸暗記してあるけど」
シモンは大きく頷くと、自分の部屋『局長室』へ入ったのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
局長室に置く調度品は、アレクサンドラが「お祝いで私が買ってあげる! 任せて!」
というのでそのままお願いしてしまった。
良き先輩の好意には「はい!」と素直に応えるものだと、シモンは認識していた。
それに長官室を見る限り、アレクサンドラの趣味は素敵だ。
お任せしておいて安心である。
果たして、シモンが室内を見やれば……
期待通り、アレクサンドラが手配した机、椅子、応接セット、衣服用ロッカー、資料用ロッカー、書架等は素晴らしかった。
お洒落なのに、派手でなく渋い。
それでいて高級感がある。
アレクサンドラから聞かれたのは色味だけ。
シモンは黒か、茶色と伝えてあったが、ほぼリクエスト通りとなっていた。
また黒と茶はストレートな色味ではなく、ほんの若干明るめなのも大いに気に入った。
「さっすが、長官。センス最高! ありがたいっす」
シモンは法衣を脱ぎ、ロッカーに仕舞う。
そして試作品の魔法収納腕輪から、ジャケットを取り出し羽織った。
オーク退治に関する資料、王国復興開拓省の業務資料を読み込んで行く。
自然と速読となる。
あっという間に読み切ってしまう。
「よっし、じゃあ資料を作っておこう。簡潔に分かりやすく、それでいて漏れがないようツボはしっかり押さえた報告書……だよな」
シモンはさくさくと資料を作成。
魔法で同じものを、念の為10枚複写しておいた。
「ふう、これで良しと……今、何時かな?」
局長室の壁にも魔導時計がかけてある。
……時間はまだ午前8時10分を少し過ぎたくらいだ。
8時を過ぎ、扉の外……廊下は、数人が通った。
自然と索敵魔法が働き、魔力気配を読んでしまう。
トレジャーハンターをしていた時の癖で、魔力気配から相手を特定しようとしてしまうのだ。
さすがに知らない気配が殆どである。
だが、リュシーとレナの気配もあった。
あのふたりが出勤する時間帯が分かる。
ふたりより早く出勤せねばと、思ってしまう。
その時。
ひとりの気配が『局長室』へ近付いて来る。
女性だ。
この気配は……覚えがある。
シモンは見かけた事がある。
話した事はないのだが……
やはり局長室の前で立ち止まった。
シモンに用事があるらしい。
とんとんとんとんとん!
リズミカルにノックが為され、凛とした声が聞こえる。
「おはようございます! 本日よりアーシュ局長の秘書として働くこととなったエステル・ソワイエと申します。ご挨拶に伺いました」
シモンは、こういう時の為に女性苦手症を克服しようとしていた。
女子だらけのカフェに通ったり、いろいろ努力もした。
アレクサンドラ以下3巨頭女子は平気であった。
だけど、今朝は駄目だった……
エステルの綺麗な声を聞き、シモンは気持ちがたかぶり……
返事を思い切り噛み、加えて声が上ずってしまった。
「ど、ど、ど、ど、ど、どうぞぉ!」
一瞬の間。
エステルからすぐに返事はない。
気配で分かる。
どうやら、笑いをこらえているようだ。
しかし、それもわずかな間。
すぐ扉は、ゆっくりと慎重に開けられた。
現れたのは洒落たスーツ姿の女子である。
「あら?」
室内のシモンを見て、小さく驚いたのは……
先日、アレクサンドラに初めて連れて来られた王国復興開拓省庁舎において、
シモンが、魔導昇降機ホールで見かけた美しい職員女子であった。
彼女が、シモンの新たな秘書となるエステル・ソワイエ。
ストロベリーブロンドの髪を持つ、素敵な職員女子だったのである。
0
お気に入りに追加
470
あなたにおすすめの小説
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
大切”だった”仲間に裏切られたので、皆殺しにしようと思います
騙道みりあ
ファンタジー
魔王を討伐し、世界に平和をもたらした”勇者パーティー”。
その一員であり、”人類最強”と呼ばれる少年ユウキは、何故か仲間たちに裏切られてしまう。
仲間への信頼、恋人への愛。それら全てが作られたものだと知り、ユウキは怒りを覚えた。
なので、全員殺すことにした。
1話完結ですが、続編も考えています。
S級スキル【竜化】持ちの俺、トカゲと間違われて実家を追放されるが、覚醒し竜王に見初められる。今さら戻れと言われてももう遅い
猪木洋平@【コミカライズ連載中】
ファンタジー
主人公ライルはブリケード王国の第一王子である。
しかし、ある日――
「ライル。お前を我がブリケード王家から追放する!」
父であるバリオス・ブリケード国王から、そう宣言されてしまう。
「お、俺のスキルが真の力を発揮すれば、きっとこの国の役に立てます」
ライルは必死にそうすがりつく。
「はっ! ライルが本当に授かったスキルは、【トカゲ化】か何かだろ? いくら隠したいからって、【竜化】だなんて嘘をつくなんてよ」
弟である第二王子のガルドから、そう突き放されてしまう。
失意のまま辺境に逃げたライルは、かつて親しくしていた少女ルーシーに匿われる。
「苦労したんだな。とりあえずは、この村でゆっくりしてくれよ」
ライルの辺境での慎ましくも幸せな生活が始まる。
だが、それを脅かす者たちが近づきつつあった……。
ゴミアイテムを変換して無限レベルアップ!
桜井正宗
ファンタジー
辺境の村出身のレイジは文字通り、ゴミ製造スキルしか持っておらず馬鹿にされていた。少しでも強くなろうと帝国兵に志願。お前のような無能は雑兵なら雇ってやると言われ、レイジは日々努力した。
そんな努力もついに報われる日が。
ゴミ製造スキルが【経験値製造スキル】となっていたのだ。
日々、優秀な帝国兵が倒したモンスターのドロップアイテムを廃棄所に捨てていく。それを拾って【経験値クリスタル】へ変換して経験値を獲得。レベルアップ出来る事を知ったレイジは、この漁夫の利を使い、一気にレベルアップしていく。
仲間に加えた聖女とメイドと共にレベルを上げていくと、経験値テーブルすら操れるようになっていた。その力を使い、やがてレイジは帝国最強の皇剣となり、王の座につく――。
※HOTランキング1位ありがとうございます!
※ファンタジー7位ありがとうございます!
「お前のような奴はパーティーに必要ない」と追放された錬金術師は自由に生きる~ポーション作ってたらいつの間にか最強になってました~
平山和人
ファンタジー
錬金術師のカイトは役立たずを理由にパーティーから追放されてしまう。自由を手に入れたカイトは世界中を気ままに旅することにした。
しかし、カイトは気づいていなかった。彼の作るポーションはどんな病気をも治す万能薬であることを。
カイトは旅をしていくうちに、薬神として崇められることになるのだが、彼は今日も無自覚に人々を救うのであった。
一方、カイトを追放したパーティーはカイトを失ったことで没落の道を歩むことになるのであった。
「お前のような役立たずは不要だ」と追放された三男の前世は世界最強の賢者でした~今世ではダラダラ生きたいのでスローライフを送ります~
平山和人
ファンタジー
主人公のアベルは転生者だ。一度目の人生は剣聖、二度目は賢者として活躍していた。
三度目の人生はのんびり過ごしたいため、アベルは今までの人生で得たスキルを封印し、貴族として生きることにした。
そして、15歳の誕生日でスキル鑑定によって何のスキルも持ってないためアベルは追放されることになった。
アベルは追放された土地でスローライフを楽しもうとするが、そこは凶悪な魔物が跋扈する魔境であった。
襲い掛かってくる魔物を討伐したことでアベルの実力が明らかになると、領民たちはアベルを救世主と崇め、貴族たちはアベルを取り戻そうと追いかけてくる。
果たしてアベルは夢であるスローライフを送ることが出来るのだろうか。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
スキルスティール〜悪い奴から根こそぎ奪って何が悪い!能無しと追放されるも実はチート持ちだった!
KeyBow
ファンタジー
日常のありふれた生活が一変!古本屋で何気に手に取り開けた本のタイトルは【猿でも分かるスキルスティール取得法】
変な本だと感じつい見てしまう。そこにはこう有った。
【アホが見ーる馬のけーつ♪
スキルスティールをやるから魔王を倒してこい!まお頑張れや 】
はっ!?と思うとお城の中に。城の誰かに召喚されたが、無能者として暗殺者をけしかけられたりする。
出会った猫耳ツインズがぺったんこだけど可愛すぎるんですが!エルフの美女が恋人に?何故かヒューマンの恋人ができません!
行き当たりばったりで異世界ライフを満喫していく。自重って何?という物語。
悪人からは遠慮なくスキルをいただきまーーーす!ざまぁっす!
一癖も二癖もある仲間と歩む珍道中!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる