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第11話「新居探索①」
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悪魔メフィストは、ダンとスオメタルに威嚇され逃亡した。
ダンを本当に恐れたのか、舐めていたスオメタルの実力を思い知ったのか……
もしくはまだ戦う時期ではないと思ったのか……
それとも……
限りなく可能性は低いが、邪心なくダンに魔王になって欲しいと願ったのか……
表向きだけでも、謝罪した上で、まともに戦わず、大袈裟なポーズで逃げた。
「とりあえず事を荒立てない判断をした」というのが正しいかもしれない。
さてさて!
悪魔メフィストが消えると……
宙に浮いていたスオメタルが、ゆっくりと地上へ降りた。
ダンは頷き、にっこり笑い、そして大きく息を吐いた。
そして、傍らに倒れていた人狼達へ見た。
抜き取った魔力を「返して」やる。
魔力切れで地に伏して動けずとも、人狼達に『意識』だけはあった。
なので……ダン、スオメタルと上級悪魔のやりとり一部始終を、見て聞いていた。
人狼が放つ波動から、彼等の心の声が聞こえて来る。
こ、こいつらぁ!!
あんな強そうな悪魔と互角以上に亘り合う!?
冗談じゃねぇ!!
ぎゃうん!
ぎゃうん!
ぎゃうん!
とてつもない恐怖をダン達と悪魔の双方へ感じたのだろう。
動けるようになった3体は怯え、情けない悲鳴をあげると、泡を喰って遁走してしまう。
大慌てで去って行く人狼達の背中を見ながら、ダンは苦笑し、大袈裟に肩をすくめた。
そんなダンを見て、スオメタルは嬉しそうに微笑んだ。
ダンはもう勇者ではない。
人へ害為す魔族といえど無益な殺生をしない。
最も嬉しいのは、相変わらずスオメタルに対し、思いやりがあり、凄く優しいからだ。
『マスター、感謝致します。スオメタルの為にあんなに怒って頂いて……』
『当たり前だ、あんな暴言は聞くに堪えない。絶対に許さない。……スオメタル、お前は正真正銘の人間なんだから』
『はいっ!』
ダンが手を差し出し、スオメタルも応えて手をつなぐ。
ふたりは手をつないで歩きだした。
さてさて!
あと10分ほど歩けば、まもなく古城である。
ダンの『追放』にあたり、王セザールから譲り受けた物件であった。
深い森に囲まれた高台に築かれていると聞いていた。
『ええっと、念の為、確認でございます』
『おう、なんだい?』
『はい! マスターが譲り受けたのは、魔王軍侵攻で前任の領主が支えきれず、ほぼ無抵抗で夜逃げ出した城と周辺の土地でございますよね。マスターはまだその新居を見た事がないとか』
『ああ、実はまだ見ていない』
『どうしてでございますか?』
『セザール王が、どの城と土地を俺へ譲るか、追放告知の直前、ホントぎりぎりまで迷いに迷っていたからさ』
『はあ~、情けない!』
『あの人、何かにつけ、優柔不断で煮え切らない人だよ』
『もう! マスターは世界滅亡を目論んでいた魔王討伐の大功労者なのに、ケチの上、煮え切らない優柔不断な最悪な愚鈍王でございます。あの超バカ娘にして、あの親あり……で、ございますね』
そんな会話をしながら、森を抜け、高台を上がり、
ふたりは放棄された城へ到着した。
見やれば……
全て石造りの外観は純粋な城と言うより、砦に近い、城砦である。
改めて見ても、やはり相当ガタが来ていた。
城自体も、周囲にめぐらせた石壁も結構破壊され、崩れ落ちている箇所もあった。
言葉は悪いが、亡霊が巣食う城に見えなくもない。
スオメタルが苦笑する。
『う~ん……過剰な期待はしていませんでしたが、ちょっち、がっくりでございます。思ったよりオンボロでございますね』
しかしダンは笑顔を見せる。
住めば都という。
これから、この城がマイホームになる。
ダンとスオメタルの新居となるのだから。
『土地ごと一式タダで貰ったから、仕方がない。建ててそんなに年月は経っていないから土台はしっかりしてるだろ。あちこち修理して使うしかない。落ち着いたらラッセ達を呼んで、直して貰おう』
『御意でございます。腕良きドヴェルグの職人に依頼して、しっかりリフォーム工事すれば結構見違えるやもしれませぬね。オルヴォなら一生懸命やってくれるでしょう』
『だな!』
『あと……何か、気になる大きな気配がございますよ。不死者のボス系でしょうか? 他に多くの気配もするでございますが……』
『まあ、何か出たら、対応するしかないだろ。……よし、行くか!』
『レッツラゴー! でございます』
顔を見合わせ、頷いたダンとスオメタルは飛翔し、楽々と石壁を乗り越えて城内へ入った。
石畳が劣化したという趣きの中庭が一面に広がり、最奥には塔を備えた本館が見える。
兵舎、厩舎、倉庫らしき廃墟もある。
畑だったらしき場所もあり、元気良く雑草が生い茂っていた。
ダンとスオメタルは、とりあえず本館を目指す。
ふたりが中庭を歩いていると……
このような廃墟にお約束というか、剣と盾で武装した兵士姿の骸骨が次々と現れた。
ガイコツ兵士どもは、総勢50体以上は居る。
ダン達を認めると、「ぎくしゃく」した動きで攻撃の意思を示した。
しかしダンとスオメタルは慣れているらしく、全く怖れない。
『おお、出た出た! こいつらは魔王軍アンデッドの残党かな?』
『マスター、とりあえず排除! 倒すでございます!』
スケルトン型の不死者は亡霊とは違い、完全な精神体ではない。
いわゆる『骨』に魂の残滓が付着した存在である。
それゆえ打撃系の物理攻撃でも立ち向かえるし、炎系の属性魔法も有効なのだ。
『スオメタル、石壁に囲まれたこの場所なら周囲の森へ延焼の心配はない。とりあえず猛炎の魔法で行ってみる。駄目なら、葬送魔法だ』
『御意でございます』
『撃て!』
スオメタルの返事が終わらぬうちにダンの人差し指から、放たれた魔力は、燃え盛る巨大な炎と化し……
襲いかかって来たスケルトンども全てを呑み込んでいたのである。
ダンを本当に恐れたのか、舐めていたスオメタルの実力を思い知ったのか……
もしくはまだ戦う時期ではないと思ったのか……
それとも……
限りなく可能性は低いが、邪心なくダンに魔王になって欲しいと願ったのか……
表向きだけでも、謝罪した上で、まともに戦わず、大袈裟なポーズで逃げた。
「とりあえず事を荒立てない判断をした」というのが正しいかもしれない。
さてさて!
悪魔メフィストが消えると……
宙に浮いていたスオメタルが、ゆっくりと地上へ降りた。
ダンは頷き、にっこり笑い、そして大きく息を吐いた。
そして、傍らに倒れていた人狼達へ見た。
抜き取った魔力を「返して」やる。
魔力切れで地に伏して動けずとも、人狼達に『意識』だけはあった。
なので……ダン、スオメタルと上級悪魔のやりとり一部始終を、見て聞いていた。
人狼が放つ波動から、彼等の心の声が聞こえて来る。
こ、こいつらぁ!!
あんな強そうな悪魔と互角以上に亘り合う!?
冗談じゃねぇ!!
ぎゃうん!
ぎゃうん!
ぎゃうん!
とてつもない恐怖をダン達と悪魔の双方へ感じたのだろう。
動けるようになった3体は怯え、情けない悲鳴をあげると、泡を喰って遁走してしまう。
大慌てで去って行く人狼達の背中を見ながら、ダンは苦笑し、大袈裟に肩をすくめた。
そんなダンを見て、スオメタルは嬉しそうに微笑んだ。
ダンはもう勇者ではない。
人へ害為す魔族といえど無益な殺生をしない。
最も嬉しいのは、相変わらずスオメタルに対し、思いやりがあり、凄く優しいからだ。
『マスター、感謝致します。スオメタルの為にあんなに怒って頂いて……』
『当たり前だ、あんな暴言は聞くに堪えない。絶対に許さない。……スオメタル、お前は正真正銘の人間なんだから』
『はいっ!』
ダンが手を差し出し、スオメタルも応えて手をつなぐ。
ふたりは手をつないで歩きだした。
さてさて!
あと10分ほど歩けば、まもなく古城である。
ダンの『追放』にあたり、王セザールから譲り受けた物件であった。
深い森に囲まれた高台に築かれていると聞いていた。
『ええっと、念の為、確認でございます』
『おう、なんだい?』
『はい! マスターが譲り受けたのは、魔王軍侵攻で前任の領主が支えきれず、ほぼ無抵抗で夜逃げ出した城と周辺の土地でございますよね。マスターはまだその新居を見た事がないとか』
『ああ、実はまだ見ていない』
『どうしてでございますか?』
『セザール王が、どの城と土地を俺へ譲るか、追放告知の直前、ホントぎりぎりまで迷いに迷っていたからさ』
『はあ~、情けない!』
『あの人、何かにつけ、優柔不断で煮え切らない人だよ』
『もう! マスターは世界滅亡を目論んでいた魔王討伐の大功労者なのに、ケチの上、煮え切らない優柔不断な最悪な愚鈍王でございます。あの超バカ娘にして、あの親あり……で、ございますね』
そんな会話をしながら、森を抜け、高台を上がり、
ふたりは放棄された城へ到着した。
見やれば……
全て石造りの外観は純粋な城と言うより、砦に近い、城砦である。
改めて見ても、やはり相当ガタが来ていた。
城自体も、周囲にめぐらせた石壁も結構破壊され、崩れ落ちている箇所もあった。
言葉は悪いが、亡霊が巣食う城に見えなくもない。
スオメタルが苦笑する。
『う~ん……過剰な期待はしていませんでしたが、ちょっち、がっくりでございます。思ったよりオンボロでございますね』
しかしダンは笑顔を見せる。
住めば都という。
これから、この城がマイホームになる。
ダンとスオメタルの新居となるのだから。
『土地ごと一式タダで貰ったから、仕方がない。建ててそんなに年月は経っていないから土台はしっかりしてるだろ。あちこち修理して使うしかない。落ち着いたらラッセ達を呼んで、直して貰おう』
『御意でございます。腕良きドヴェルグの職人に依頼して、しっかりリフォーム工事すれば結構見違えるやもしれませぬね。オルヴォなら一生懸命やってくれるでしょう』
『だな!』
『あと……何か、気になる大きな気配がございますよ。不死者のボス系でしょうか? 他に多くの気配もするでございますが……』
『まあ、何か出たら、対応するしかないだろ。……よし、行くか!』
『レッツラゴー! でございます』
顔を見合わせ、頷いたダンとスオメタルは飛翔し、楽々と石壁を乗り越えて城内へ入った。
石畳が劣化したという趣きの中庭が一面に広がり、最奥には塔を備えた本館が見える。
兵舎、厩舎、倉庫らしき廃墟もある。
畑だったらしき場所もあり、元気良く雑草が生い茂っていた。
ダンとスオメタルは、とりあえず本館を目指す。
ふたりが中庭を歩いていると……
このような廃墟にお約束というか、剣と盾で武装した兵士姿の骸骨が次々と現れた。
ガイコツ兵士どもは、総勢50体以上は居る。
ダン達を認めると、「ぎくしゃく」した動きで攻撃の意思を示した。
しかしダンとスオメタルは慣れているらしく、全く怖れない。
『おお、出た出た! こいつらは魔王軍アンデッドの残党かな?』
『マスター、とりあえず排除! 倒すでございます!』
スケルトン型の不死者は亡霊とは違い、完全な精神体ではない。
いわゆる『骨』に魂の残滓が付着した存在である。
それゆえ打撃系の物理攻撃でも立ち向かえるし、炎系の属性魔法も有効なのだ。
『スオメタル、石壁に囲まれたこの場所なら周囲の森へ延焼の心配はない。とりあえず猛炎の魔法で行ってみる。駄目なら、葬送魔法だ』
『御意でございます』
『撃て!』
スオメタルの返事が終わらぬうちにダンの人差し指から、放たれた魔力は、燃え盛る巨大な炎と化し……
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