召喚された少年は公爵様に愛される

10話 お仕事？

大丈夫かな?メルウィンさんの言う通りにやったし大丈夫だって言ってたから...

「とっても美味しいよ」

こちらをじっと見ているノアほ不安そうな顔が可愛い...ノアが淹れてくれたのだから美味しいに決まってるじゃないかなんて思いながら飲む

「本当ですか！よかったです」

「まぁ初めてにしては上出来だよ、ははは」

「むぅ....頑張ります、」

少しからかってみると顔を膨らませてしょんぼりしている。

「よし今日の仕事もう終わりだ、ノアこっちにおいで」

ライアンは機嫌を取るためか、机の上を片付けてから自分の膝をぽんぽんと叩いた。ここに座ってくれという意味だろうか？
恐る恐る近づいて座ると後ろからいきなり抱きしめられた。

「紅茶持って来てくれてありがとう........ノアは抱きしめると気持ちいいな」

「ふぁっ」

耳元で話しかけてきたのでこそばゆい、普段ならこんなことされたら嫌なはずなのに安心できる匂いだからか体を預けてしまう。

「昨日君を抱きしめていると久しぶりに寝れたんだひどい不眠だったのにな...何でだろう一緒にいると眠たくなるよ」


「ふふふ、耳元で喋ったらくすぐったいです」

ライアンは口を耳にもっと近づけ話す。


「一緒に寝てくれないか？｣


「え？！い、一緒にですか...昨日のは事故でそれで....」

驚いてライアンの腕から抜けようすると反対に向けられ対面で跨るような形になり顔を近づけられる。

「これはノアにしか頼めないんだ」


「ずるいです、わ........わかりましたライアン様が元気になるなら」


顔が....顔が良すぎるそんな顔で僕にしかできないなんて言われたら断れないじゃないか、不眠...なのかなんでだろう理由が気になるが口に出さないでおいた。




OKしてくれて嬉しいのだが少し優しすぎるのではないかとライアンは不安になるのだった。